トーセンサブリナ（2020年生、母トーセンハピネス）

トーセンサブリナ（2020年4月18日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名+人名より」。毛色は鹿毛。種牡馬のマクマホン（当時6歳）と交配したトーセンハピネスが19歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡日高町、生産者は有限会社エスティファーム。2023年のヒロインカップ(牝)に勝利した他、2023年の子葉賞を制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

武市康男厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2022年）

11月19日、デビュー戦は菊沢一樹騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は466kg。11頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを4番手で通過。最後は脚を失くしてしまい11着に終わった。

12月3日、中1週で迎えた2戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で菊沢一樹騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線では速い脚を使えず15着に終わった。

2022年12月7日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

3歳（2023年）

1月11日、中5週で迎えた3戦目は、向山牧騎手を鞍上に迎えて、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のヤマノコトブキに7馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

1月26日、中1週で迎えた4戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で向山牧騎手（1戦1勝）。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るコンバットグランデを途轍もない末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

2月8日、中1週で迎えた5戦目は、3歳戦のクロッカス賞（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で向山牧騎手（2戦2勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のタイセイシャルムに4馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

3月8日、中3週で迎えた6戦目は、3歳オープンの子葉賞（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で向山牧騎手（3戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮烈な末脚を炸裂させて、最後は2着のワールドミッションを半馬身振り切って破竹の4連勝を決めた。

4月5日、中3週で迎えた7戦目は、3歳地方重賞の新緑賞（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で向山牧騎手（4戦4勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く6着に敗れた。

4月26日、中2週で迎えた8戦目は、3歳オープンの若鮎賞（笠松ダート1900m 晴/不良）に出走。鞍上は6戦連続で向山牧騎手（5戦4勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

6月8日、中5週で迎えた9戦目は、牝馬限定3歳オープンのヒロインカップ（笠松ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は7戦連続で向山牧騎手（6戦4勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るロジェをハナ差だけ差し切って雨中の戦いを制した。

7月17日、中5週で迎えた10戦目は、本橋孝太騎手を鞍上に迎えて、3歳（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では上々の伸びを見せたが、抜け出したロックフレイバーにクビ差届かず2着に甘んじた。

8月11日、中3週で迎えた11戦目は、室陽一朗騎手を鞍上に迎えて、甘さいっぱい梨の郷蓮田賞（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では速い脚を持続できず、3着に終わった。

10月19日、中9週で迎えた12戦目は、名水百選「風布川・日本水」賞（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は本橋孝太騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではいいところがなく5着に敗れた。

4歳（2024年）

1月12日、約3か月の間隔を開けて迎えた13戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、かわじま町の天領米賞（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。端を奪い、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず4着に沈んだ。

デビュー前

小久保智厩舎（浦和）へ入厩。

2月20日、デビュー戦は矢野貴之騎手を鞍上に据えて、フリージア特別（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。11頭立ての大外11番ゲートからスタート。競走除外となった。

4月17日、約3か月の休み明けで迎えた14戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、植月特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では切れる脚を使えず7着に敗れた。