ワールドミッション（2020年生、母ヒャクマンゴク）

ワールドミッション（2020年2月27日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のエスポワールシチー（当時15歳）と交配したヒャクマンゴクが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は新生ファーム。2023年の若鮎賞に勝利した他、2023年のウインターアタック(一般B C)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

角川秀樹厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2022年）

7月14日、デビュー戦は阿部龍騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1100m 曇/良）に出走。馬体重は500kg。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では鋭い脚を使えず7着に敗れた。

8月3日、中2週で迎えた2戦目は、桑村真明騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1700m 曇/重）に出走。8頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず5着に終わった。

8月18日、中1週で迎えた3戦目は、2歳（門別ダート1700m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で桑村真明騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では目の覚めるような末脚を弾けさせて楽々と抜け出し、最後は2着のマブテッシーに3馬身の差をつけて初白星を挙げた。

8月31日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた4戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で桑村真明騎手（2戦1勝）。11頭立ての6番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では末脚がパッとせず6着に敗れた。

10月11日、中5週で迎えた5戦目は、2歳戦の新冠ポロシリ山荘賞（門別ダート1700m 晴/不良）に出走。鞍上は阿部龍騎手（1戦0勝）。6頭立ての2番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では目を引く伸び脚で猛追したが、抜け出したクィーンズヒルを差し切れず、1馬身差の2着に敗れた。

10月26日、中1週で迎えた6戦目は、2歳戦のウィナーズチャレンジ9（門別ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で阿部龍騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず7着に敗れた。

11月9日、中1週で迎えた7戦目は、小野楓馬騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのウィナーズチャレンジ12（門別ダート1700m 晴/稍重）に出走。12頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず10着に終わった。

12月30日、中6週で迎えた8戦目は、平瀬城久騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のカトちゃん一念発起記念（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。端をきる形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、トーセンサクセスに交わされて2馬身差の2着に敗北した。

3歳（2023年）

1月11日、中1週で迎えた9戦目は、3歳戦の若菜野賞（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で平瀬城久騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。端をきり、で一団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では別次元の末脚を弾けさせて、最後は2着のタイセイシャルムを3/4馬身振り切って勝利を手中に収めた。

1月25日、中1週で迎えた10戦目は、3歳戦の若松特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で平瀬城久騎手（2戦1勝）。7頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では決め手が足りず7着に終わった。

2月9日、中1週で迎えた11戦目は、3歳戦の菜の花特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で平瀬城久騎手（3戦1勝）。6頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のエンドオブウォーに6馬身の差をつけて優勝

2月22日、中1週で迎えた12戦目は、3歳戦の節分草特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で平瀬城久騎手（4戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では鮮烈な末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のツミキヒトツに2馬身の差をつけて4勝目を手にした。

3月8日、中1週で迎えた13戦目は、丸野勝虎騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの子葉賞（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では見事な伸び脚で急追したが、抜け出したトーセンサブリナを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

4月5日、中3週で迎えた14戦目は、今井貴大騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞の新緑賞（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず5着に敗れた。

4月26日、中2週で迎えた15戦目は、3歳オープンの若鮎賞（笠松ダート1900m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で今井貴大騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のツミキヒトツに8馬身の差をつけて5勝目を収める

5月31日、中4週で迎えた16戦目は、3歳地方重賞の東海ダービー（名古屋ダート2100m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で今井貴大騎手（2戦1勝）。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では速い脚を使えず8着に敗れた。

6月20日、中2週で迎えた17戦目は、サマーアタック（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で今井貴大騎手（3戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナに立ち、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が衰えて5着に敗れた。

7月20日、中3週で迎えた18戦目は、3歳オープンのブルームカップ（笠松ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で今井貴大騎手（4戦1勝）。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は脚勢が鈍り8着に敗れた。

8月30日、中5週で迎えた19戦目は、3歳オープンの岐阜金賞（笠松ダート1900m 雨/重）に出走。鞍上は6戦連続で今井貴大騎手（5戦1勝）。12頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では伸びあぐねて9着に終わった。

9月14日、中1週で迎えた20戦目は、翔くんお誕生日おめでとう記念（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で今井貴大騎手（6戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち味の心肺能力で最後まで奮闘したが、勝ったスギノバベルに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

9月29日、中1週で迎えた21戦目は、笠松けいば金曜日ライブ配信中（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で今井貴大騎手（7戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、抜け出したトーセンアンジェロに半馬身届かず2着に敗北した。

10月27日、中3週で迎えた22戦目は、一般B7（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で今井貴大騎手（8戦1勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、ラブアンバジョに交わされて1馬身差の2着となった。

11月10日、中1週で迎えた23戦目は、一般B5（笠松ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は10戦連続で今井貴大騎手（9戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のシャイニーメインに8馬身の差をつけて人気に違わぬ実力を証明した。

12月6日、中3週で迎えた24戦目は、小春日和特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は丸野勝虎騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

12月27日、中2週で迎えた25戦目は、ウインターアタック（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は今井貴大騎手（10戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち味のタフネスで最後まで奮闘したが、勝ったメイショウボンゴチにねじ伏せられて1馬身差の2着に敗北した。

4歳（2024年）

1月10日、中1週で迎えた26戦目は、新春短距離特別（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で今井貴大騎手（11戦2勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい7着に敗れた。

1月23日、中1週で迎えた27戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、一般A5（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。6頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、抜け出したエイシンメヌエットを捕まえ切れず、1馬身差の2着となった。

2月6日、中1週で迎えた28戦目は、一般A5（笠松ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（1戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、で集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では見所を作れず3着に敗れた。

2月20日、中1週で迎えた29戦目は、一般A5（笠松ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で岡部誠騎手（2戦0勝）。7頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で猛進したが、伸びてきたコスモオピニオン決め手に屈して半馬身差の2着となった。

3月4日、中1週で迎えた30戦目は、桜月特別（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は今井貴大騎手（12戦2勝）。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では伸びが鈍く6着に敗れた。

4月3日、中3週で迎えた31戦目は、塚本征吾騎手を鞍上に迎えて、花霞特別（笠松ダート1600m 小雨/不良）に出走。7頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では目を引く伸び脚で追い上げたが、勝ったヘラクレスノットに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

4月17日、中1週で迎えた32戦目は、笠松町商工会特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は今井貴大騎手（13戦2勝）。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のスタミナで最後まで敢闘したが、バイコーンに半馬身交わされて2着となった。

4月30日、中1週で迎えた33戦目は、晩春特別（笠松ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で今井貴大騎手（14戦2勝）。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びあぐねて6着に敗れた。