トーセンアンジェロ（2019年生、母レディートゥーゴー）

トーセンアンジェロ（2019年2月9日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名+天使(伊)」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のトーセンラー（当時11歳）と交配したレディートゥーゴーが7歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡日高町、生産者は有限会社エスティファーム。主な勝ち鞍は2022年の一般C17。

経歴

デビュー前

中川公成厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2021年）

10月30日、デビュー戦は大野拓弥騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（東京芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は434kg。14頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では息の長い末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

11月13日、中1週で迎えた2戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大野拓弥騎手（1戦0勝）。18頭立ての8番人気で17番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは17番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず10着に敗れた。

3歳（2022年）

3月27日、約4か月半の休養明けで迎えた3戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝1800m 曇/重）に出走。16頭立ての11番人気で大外16番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず12着に終わった。

8月20日、約5か月の休養明けで迎えた4戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（新潟芝1600m 外回り雨/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では終いが甘くなり、6着に終わった。

2022年8月25日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

9月19日、中3週で馬体重を前走から22kg増やして迎えた5戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、3歳（大井ダート1400m 曇/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。13頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚色が衰えて13着に敗れた。

10月7日、中2週で迎えた6戦目は、本田正重騎手を鞍上に迎えて、3歳（大井ダート1600m 内回り雨/不良）に出走。14頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、平均ペースで馬群を先導。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は失速してしまい14着に敗れた。

11月1日、中3週で迎えた7戦目は、及川烈騎手を鞍上に迎えて、一般C17（笠松ダート1400m 雨/良）に出走。6頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るマコトチガネマルを次元の違う末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて初白星を挙げた。

11月16日、中1週で迎えた8戦目は、野山の錦特別（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で及川烈騎手（1戦1勝）。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではパワフルな末脚を繰り出したが、3着に終わった。

11月28日、中1週で迎えた9戦目は、一般C14（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で及川烈騎手（2戦1勝）。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。主導権を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では驚異的な末脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のキシリトールチョコに5馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

12月30日、中4週で迎えた10戦目は、オッズパーク杯（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で及川烈騎手（3戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見事な伸び脚で猛追したが、勝ったヤマニンリリアーナに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

4歳（2023年）

1月12日、中1週で迎えた11戦目は、向山牧騎手を鞍上に迎えて、一般C5（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一完歩ずつ着実に末脚を伸ばして、最後は2着のジェッターを半馬身振り切って断然人気に応えた。

1月27日、中1週で迎えた12戦目は、都草特別（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で向山牧騎手（1戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で猛追したが、抜け出したスズカサンサンを捕まえ切れず、クビ差の2着に甘んじた。

2月8日、中1週で迎えた13戦目は、一般B8（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で向山牧騎手（2戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一歩一歩着実に末脚を伸ばして、最後は2着のキズナハイトーンに1馬身の差をつけて4勝目を手中に収めた。

3月6日、中3週で迎えた14戦目は、淡雪特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で向山牧騎手（3戦2勝）。7頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。端を奪い、で一団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを3番手で通過。最後はバタバタになってしまい6着に敗れた。

3月22日、中1週で迎えた15戦目は、一般B4（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で向山牧騎手（4戦2勝）。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では豪快に末脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のセルクルクルミに2馬身半の差をつけて先頭ゴールを果たした。

4月6日、中1週で迎えた16戦目は、花吹雪特別（笠松ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で向山牧騎手（5戦3勝）。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では見せ場を作れず7着に敗れた。

4月28日、中2週で迎えた17戦目は、コラボポストカード配布記念（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で向山牧騎手（6戦3勝）。6頭立ての2番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前のガッツで最後まで敢闘したが、勝ったサンデーグラスに詰め切れず、9馬身差の2着に敗れた。

5月11日、中1週で迎えた18戦目は、一般B4（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で向山牧騎手（7戦3勝）。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、勝ったヒロシゲダンディに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

5月24日、中1週で迎えた19戦目は、一般A5 B3（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で向山牧騎手（8戦3勝）。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では切れる脚を使えず6着に終わった。

8月3日、中9週で迎えた20戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、一般B4（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

8月16日、中1週で迎えた21戦目は、一般B4（笠松ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は向山牧騎手（9戦3勝）。7頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ピューリファイにハナ差交わされて2着に甘んじた。

9月14日、中3週で迎えた22戦目は、30th高田賞（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で向山牧騎手（10戦3勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハナを取り切り、でレースを牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では伸びが劣勢になり6着に敗れた。

9月29日、中1週で迎えた23戦目は、笠松けいば金曜日ライブ配信中（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で向山牧騎手（11戦3勝）。7頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではにじり寄るように前との差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のワールドミッションを半馬身振り切って6勝目を手にした。

10月10日、中1週で迎えた24戦目は、秋の四辺形特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で向山牧騎手（12戦4勝）。8頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見せ場なく5着に終わった。

11月7日、中3週で迎えた25戦目は、オイラー特別（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は岡部誠騎手（1戦0勝）。8頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びが鈍く7着に敗れた。

12月6日、中3週で迎えた26戦目は、小春日和特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は向山牧騎手（13戦4勝）。10頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず5着に終わった。