エーシンスナイパー（2009年生、母アーリントンガール）

エーシンスナイパー（2009年3月8日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋狙撃手」。毛色は鹿毛。種牡馬のタニノギムレット（当時10歳）と交配したアーリントンガールが8歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は栄進牧場。戦績は、中央平地10戦1勝、地方4戦0勝2着3回。主な勝ち鞍は2011年の2歳未勝利。

経歴

デビュー前

中尾秀正厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2011年）

10月2日、デビュー戦は和田竜二騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1200m 曇/良）に出走。馬体重は450kg。14頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

10月15日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（京都芝1600m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では目立つような脚を使えず6着に敗れた。

11月5日、中2週で迎えた3戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都芝1600m 曇/良）に出走。15頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では豪脚を炸裂させて前にいた12頭をごぼう抜きし、最後は2着のマイネルドメニカに1馬身半の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

11月27日、中2週で迎えた4戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下のベゴニア賞（東京芝1600m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では伸びが劣勢になり14着に終わった。

3歳（2012年）

4月7日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた5戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。15頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では末脚にキレが無く10着に終わった。

5月5日、中3週で迎えた6戦目は、3歳500万下（京都芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で池添謙一騎手（1戦0勝）。11頭立ての10番人気で大外11番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい7着に終わった。

5月27日、中2週で迎えた7戦目は、川須栄彦騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（京都芝1600m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず8着に終わった。

7月21日、中7週で迎えた8戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京芝1600m 曇/稍重）に出走。12頭立ての7番人気で大外12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず7着に終わった。

8月18日、中3週で迎えた9戦目は、3歳以上500万下の筑後川特別（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は川須栄彦騎手（1戦0勝）。13頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず8着に敗れた。

9月8日、中2週で迎えた10戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神芝1800m 外回り曇/良）に出走。14頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい7着に終わった。

10月24日、中6週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた11戦目は、花本正三騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の神無月特別（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではスパッとキレる脚で猛追したが、抜け出したカテキンパワーを差し切れず、1馬身差の2着に敗北した。

11月5日、中1週で迎えた12戦目は、佐藤友則騎手を鞍上に迎えて、中山七里特別（笠松ダート1800m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではスパッと切れる脚で猛追したが、抜け出したエーシンスコルピオに半馬身届かず2着に敗北した。

12月27日、中6週で迎えた13戦目は、尾島徹騎手を鞍上に迎えて、一般A4 B3（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には食い込めず4着に敗れた。

4歳（2013年）

1月8日、中1週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた14戦目は、東京2020招致祈念（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で尾島徹騎手（1戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したヒルノカンクンにクビ差届かず2着に甘んじた。