タカヒロスニッツ（2008年生、母キョウエイペルレ）

タカヒロスニッツ（2008年4月14日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のスニッツェル（当時6歳）と交配したキョウエイペルレが11歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はインターナショナル牧場。戦績は、地方20戦3勝2着1回。主な勝ち鞍は2011年の桔梗賞( 牝)。

経歴

デビュー前

当歳のとき、インターナショナル牧場から「北海道オータムセールサラブレッド当歳」に上場されたが主取りとなった。1歳のとき、インターナショナル牧場から「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」と「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたがいずれも主取りとなった。

椎名広明厩舎（船橋）へ入厩。

2歳（2010年）

7月23日、デビュー戦は本多正賢騎手を鞍上に据えて、2歳（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は468kg。9頭立ての5番人気で大外9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚が冴えず4着に敗れた。

8月9日、中1週で迎えた2戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、2歳（船橋ダート1200m 曇/重）に出走。7頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立つ形となり、ミドルペースで一団を引っ張る。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず3着に沈んだ。

11月1日、約3か月の間隔を開けて迎えた3戦目は、2歳（船橋ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は本多正賢騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では天授の勝負根性でゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

3歳（2011年）

6月1日、約7か月の休み明けで迎えた4戦目は、本田正重騎手を鞍上に迎えて、3歳（浦和ダート1300m 曇/良）に出走。11頭立ての5番人気で大外11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、4着に終わった。

6月22日、中2週で迎えた5戦目は、3歳（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で本田正重騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立ち、非常に速いペースで一団を先導。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では一歩一歩確実に差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のイントゥルーダーをクビ差振り切って初白星を挙げた。

7月5日、中1週で迎えた6戦目は、3歳（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で本田正重騎手（2戦1勝）。13頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では目立つような脚を使えず7着に敗れた。

7月22日、中1週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた7戦目は、牝馬限定3歳戦のサンダーソニア賞（船橋ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で本田正重騎手（3戦1勝）。12頭立ての6番人気で大外12番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張り、3着に入った。

8月8日、中1週で迎えた8戦目は、3歳（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で本田正重騎手（4戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るジョーポジティブを次元の違う末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて2勝目を手に入れた。

8月24日、中1週で迎えた9戦目は、牝馬限定3歳戦のひまわり賞（船橋ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で本田正重騎手（5戦2勝）。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では堅調な伸びを見せたが、勝ったウミキララに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

9月7日、中1週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた10戦目は、3歳戦のツインダート特別（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で本田正重騎手（6戦2勝）。12頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には食い込めず6着に敗れた。

9月23日、中1週で迎えた11戦目は、牝馬限定3歳戦の桔梗賞（船橋ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は8戦連続で本田正重騎手（7戦2勝）。11頭立ての4番人気で大外11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では不撓のガッツで渋太く粘り続けて先頭に躍り出て、最後は2着のワイルドフェイスに1馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

10月27日、中4週で迎えた12戦目は、牝馬限定戦のゴイサギ賞（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で本田正重騎手（8戦3勝）。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びを欠き6着に敗れた。

11月14日、中2週で迎えた13戦目は、牝馬限定戦のダイゼン賞（船橋ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は10戦連続で本田正重騎手（9戦3勝）。10頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではキレのある末脚を披露し、3着に入り込んだ。

12月7日、中2週で迎えた14戦目は、一般C1三（船橋ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は11戦連続で本田正重騎手（10戦3勝）。14頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では今一つ伸び切れず6着に敗れた。

12月22日、中1週で迎えた15戦目は、一般C1三（浦和ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は12戦連続で本田正重騎手（11戦3勝）。12頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず10着に終わった。

4歳（2012年）

1月2日、中1週で迎えた16戦目は、本橋孝太騎手を鞍上に迎えて、ゴールデンホース賞（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では末脚に勢いがなく5着に終わった。

1月23日、中2週で迎えた17戦目は、一般C1五（川崎ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見せ場を作れず9着に終わった。

2月8日、中1週で迎えた18戦目は、牝馬限定戦のアオサギ賞（船橋ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は本田正重騎手（12戦3勝）。12頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい6着に敗れた。

2月21日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた19戦目は、一般C1六（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で本田正重騎手（13戦3勝）。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には届かず5着に終わった。

3月12日、中2週で馬体重を前走から5kg絞って迎えた20戦目は、牝馬限定戦のツグミ賞（船橋ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で本田正重騎手（14戦3勝）。11頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では見所を作れず10着に終わった。