ワイルドフェイス（2008年生、母カラズアリア）

Wild Face

2008.05.22

ワイルドフェイス（2008年5月22日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は青鹿毛。種牡馬のワイルドラッシュ（当時14歳）と交配したカラズアリアが17歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡平取町、生産者は（有）稲原牧場。戦績は、地方12戦4勝2着3回。主な勝ち鞍は2010年の2歳。

経歴

デビュー前

岡林光浩厩舎（船橋）へ入厩。

2歳（2010年）

12月10日、デビュー戦は張田京騎手を鞍上に据えて、2歳（船橋ダート1000m 晴/重）に出走。馬体重は448kg。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、些か速いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のラックインバトルに4馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

3歳（2011年）

5月6日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から19kg増やして迎えた2戦目は、牝馬限定3歳戦のあやめ賞（船橋ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で張田京騎手（1戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、少々速いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしっかりと終いの脚を伸ばして、最後は2着のカイルアをハナ差振り切って断トツ人気に応えた。

7月22日、約2か月半の間隔を開けて迎えた3戦目は、牝馬限定3歳戦のサンダーソニア賞（船橋ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で張田京騎手（2戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚勢が鈍り10着に敗れた。

8月24日、中4週で迎えた4戦目は、牝馬限定3歳戦のひまわり賞（船橋ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で張田京騎手（3戦2勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、平均的なペースで集団を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は脚色が悪くなり9着に敗れた。

9月23日、中3週で迎えた5戦目は、牝馬限定3歳戦の桔梗賞（船橋ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で張田京騎手（4戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフさで最後まで止まることなく走り抜いたが、勝ったタカヒロスニッツにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

4歳（2012年）

1月11日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から19kg増やして迎えた6戦目は、一般C2三四（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で張田京騎手（5戦2勝）。12頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、やや厳しいペースで馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では伸びを欠き5着に敗れた。

2月10日、中3週で迎えた7戦目は、一般C2（船橋ダート1000m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で張田京騎手（6戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。端を取り切り、かなりのハイペースでレースを引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、前で粘るリュウノマッハを目の覚めるような末脚でクビ差だけ差し切って制した。

3月16日、中4週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた8戦目は、林・村田・臼田昇任皆さんのおかげ（船橋ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で張田京騎手（7戦3勝）。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るフェイスドアを交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

4月4日、中2週で迎えた9戦目は、春風賞（船橋ダート1000m 晴/重）に出走。鞍上は9戦連続で張田京騎手（8戦4勝）。11頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では目を引く伸び脚で猛進したが、伸びてきたバラエティシアター決め手に屈して3/4馬身差の2着となった。

5月2日、中3週で迎えた10戦目は、週刊ギャロップ通巻1000号記念（船橋ダート1000m 雨/重）に出走。鞍上は10戦連続で張田京騎手（9戦4勝）。14頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

6月19日、中6週で迎えた11戦目は、一般C1（船橋ダート1000m 曇/重）に出走。鞍上は11戦連続で張田京騎手（10戦4勝）。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では持ち前の忍耐力ででしぶとく走り抜いたが、勝ったシャイニードラゴンに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

8月9日、中6週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた12戦目は、2F船橋屋田久保オープン!船橋らーめん賞（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で張田京騎手（11戦4勝）。11頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では決め手に欠いて7着に敗れた。