セルリアンスバル（2010年生、母トーワラノビア）

セルリアンスバル（2010年3月26日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋プレアデス星団の和名」。毛色は芦毛。種牡馬のファスリエフ（当時13歳）と交配したトーワラノビアが16歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）村本牧場。戦績は、中央平地10戦1勝2着2回、中央障害1戦0勝、地方12戦3勝。主な勝ち鞍は2012年の2歳未勝利。

経歴

デビュー前

田中章博厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2012年）

7月28日、デビュー戦は中井裕二騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は440kg。13頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではスパッと切れる脚で猛追したが、抜け出したメジャーミノルを差し切れず、1馬身差の2着となった。

8月18日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で中井裕二騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、タフなペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、ジェネクラージュにクビ差交わされて2着に甘んじた。

10月20日、中8週で迎えた3戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都芝1200m 晴/良）に出走。15頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではきちんと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のタカノヒーローに1馬身の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

11月18日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた4戦目は、荻野琢真騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンの福島2歳ステークス（福島芝1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、些か速いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は一杯になって11着に終わった。

3歳（2013年）

7月13日、約8か月の休み明けで馬体重を前走から14kg絞って迎えた5戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京ダート1200m 曇/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では余力が残っておらず16着に終わった。

8月4日、中2週で迎えた6戦目は、森一馬騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の筑紫特別（小倉芝1200m 曇/稍重）に出走。18頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚を失くしてしまい17着に終わった。

10月26日、約3か月の間隔を開けて迎えた7戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟芝1000m 曇/稍重）に出走。18頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。16着に終わった。

11月30日、中4週で迎えた8戦目は、城戸義政騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京ダート1200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず14着に終わった。

4歳（2014年）

2月9日、中9週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1200m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で城戸義政騎手（1戦0勝）。17頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は垂れてしまい17着に終わった。

4月12日、中8週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は荻野琢真騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では伸びあぐねて13着に終わった。

8月2日、約3か月半の休み明けで迎えた11戦目は、障害3歳以上未勝利（小倉障害芝2900m 曇/良）に出走。鞍上は森一馬騎手（1戦0勝）。9頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。8着に終わった。

10月23日、約2か月半の間隔を開けて迎えた12戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、3歳以上B1 B2（園田ダート1230m 晴/稍重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では伸びを欠き12着に敗れた。

11月6日、中1週で迎えた13戦目は、3歳以上B1（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中学騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。主導権を奪い、で一団を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では脚が上がってしまい10着に敗れた。

11月19日、中1週で迎えた14戦目は、山崎雅由騎手を鞍上に迎えて、3歳以上B1 B2（園田ダート1230m 晴/良）に出走。12頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、でレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚が止まってしまい11着に終わった。

12月9日、中2週で迎えた15戦目は、3歳以上B2（園田ダート1230m 晴/稍重）に出走。鞍上は田中学騎手（2戦0勝）。12頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は減速してしまい12着に終わった。

12月30日、中2週で迎えた16戦目は、中田貴士騎手を鞍上に迎えて、3歳以上B2 C1（園田ダート1230m 晴/不良）に出走。10頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はバテてしまい9着に終わった。

5歳（2015年）

1月14日、中1週で迎えた17戦目は、大山真吾騎手を鞍上に迎えて、4歳以上B1 B2（園田ダート1230m 曇/稍重）に出走。9頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。先手を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では最後まで息が続かず5着に終わった。

1月28日、中1週で迎えた18戦目は、松本剛志騎手を鞍上に迎えて、4歳以上B1 B2（園田ダート1230m 晴/重）に出走。12頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、で馬群を引っ張る。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では見せ場なく7着に終わった。

3月4日、中4週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた19戦目は、4歳以上B2 C1（園田ダート1230m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で松本剛志騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず12着に終わった。

3月22日、中2週で迎えた20戦目は、平瀬城久騎手を鞍上に迎えて、一般C2七（金沢ダート1500m 晴/稍重）に出走。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。端に立ち、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では徐々に前との差を詰めて、最後は2着のスズジュピターをハナ差振り切ってファンの高評価に応えた。

4月5日、中1週で迎えた21戦目は、田知弘久騎手を鞍上に迎えて、政井郁遼誕生日記念（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩確実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のベニノツルギに2馬身半の差をつけて断トツ人気に応えた。

4月19日、中1週で迎えた22戦目は、一般C1-5（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で田知弘久騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。端を取り切り、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では別次元の末脚を弾けさせて、最後は2着のミサワゲーリーに2馬身の差をつけて順当に勝利した。

5月5日、中1週で迎えた23戦目は、一般B2-3（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田知弘久騎手（2戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、で一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では脚が残っておらず5着に敗れた。