ワンダーピルエット（2013年生、母ワンダーグラス）

ワンダーピルエット（2013年5月8日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋回転（仏）」。毛色は鹿毛。種牡馬のエンパイアメーカー（当時13歳）と交配したワンダーグラスが11歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者はフクダファーム。戦績は、中央平地26戦4勝2着3回。主な勝ち鞍は2017年の4歳以上1000万下。

経歴

デビュー前

小崎憲厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2016年）

3月13日、デビュー戦は佐藤友則騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は488kg。16頭立ての10番人気で15番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず11着に終わった。

3月27日、中1週で迎えた2戦目は、義英真騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。14頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず10着に終わった。

5月21日、中7週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は佐藤友則騎手（1戦0勝）。15頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では鋭い脚を使えず8着に終わった。

7月9日、中6週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた4戦目は、M.デュプレシス騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1400m 雨/不良）に出走。16頭立ての9番人気で大外16番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、5着に入り込んだ。

7月23日、中1週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた5戦目は、3歳未勝利（中京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続でM.デュプレシス騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず6着に敗れた。

8月27日、中4週で迎えた6戦目は、松若風馬騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての5番人気で大外16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のエクロジオンに3馬身半の差をつけて未勝利戦を制した。

9月3日、連闘で迎えた7戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（小倉ダート1700m 曇/稍重）に出走。16頭立ての4番人気に推されて11番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では僅かずつ前との差を詰めて、最後は2着のレッドディオーサを半馬身振り切って1着ゴールを果たした。

10月16日、中5週で迎えた8戦目は、牝馬限定3歳G1の秋華賞（京都芝2000m 晴/良）に出走。芝レース及びG1級競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で小牧太騎手（1戦1勝）。18頭立ての16番人気で13番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを18番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい18着に終わった。

11月6日、中2週で迎えた9戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1000万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。16頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では鋭い脚を使えず9着に敗れた。

4歳（2017年）

1月5日、中8週で迎えた10戦目は、小崎綾也騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。14頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見所を作れず6着に敗れた。

1月21日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上1000万下（京都ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は小牧太騎手（2戦1勝）。14頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のエポックに4馬身の差をつけて3勝目をゲットした。

5月28日、約4か月の休養明けで迎えた12戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の東大路ステークス（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小牧太騎手（3戦2勝）。16頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず13着に終わった。

6月25日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた13戦目は、川須栄彦騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下のリボン賞（阪神ダート1800m 曇/重）に出走。16頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。逃げを打ち、リードを2馬身以上確保して、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず12着に終わった。

7月15日、中2週で迎えた14戦目は、和田翼騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下のインディアトロフィー（中京ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、勝ったジュエルメーカーに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

9月3日、中6週で迎えた15戦目は、3歳以上1000万下の西日本スポーツ杯（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田翼騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい6着に敗れた。

9月18日、中1週で迎えた16戦目は、3歳以上1000万下の吹田特別（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で和田翼騎手（2戦0勝）。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では弾けるような伸びで驀進したが、勝ったクリノリトミシュルにねじ伏せられて2馬身差の2着となった。

10月7日、中2週で迎えた17戦目は、3歳以上1000万下の北國新聞杯（京都ダート1900m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で和田翼騎手（3戦0勝）。14頭立ての4番人気で13番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではスパッと切れる脚で追い上げたが、抜け出したカルムパシオンにクビ差届かず2着に惜敗した。

11月3日、中3週で迎えた18戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で和田翼騎手（4戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではいい脚を見せられず10着に敗れた。

5歳（2018年）

2月18日、約3か月半の休養明けで迎えた19戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は小崎綾也騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るトゥールエッフェルを豪脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて4勝目を挙げた。

3月11日、中2週で迎えた20戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の甲南ステークス（阪神ダート2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で小崎綾也騎手（2戦1勝）。13頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい9着に終わった。

3月24日、中1週で迎えた21戦目は、4歳以上1600万下の名古屋城ステークス（中京ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で小崎綾也騎手（3戦1勝）。15頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではキレのいい末脚を繰り出し、5着に入り込んだ。

5月27日、中8週で迎えた22戦目は、4歳以上1600万下の東大路ステークス（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は和田翼騎手（5戦0勝）。16頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では目立つような脚を使えず12着に終わった。

6月17日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた23戦目は、3歳以上1600万下の灘ステークス（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は小崎綾也騎手（4戦1勝）。14頭立ての12番人気で大外14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では伸びが劣勢になり10着に終わった。

6月30日、中1週で迎えた24戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下の白川郷ステークス（中京ダート1800m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は和田翼騎手（6戦0勝）。16頭立ての13番人気で大外16番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。最後はバタバタになってしまい14着に終わった。

10月8日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた25戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下の長岡京ステークス（京都芝1600m 外回り晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で和田翼騎手（7戦0勝）。8頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は一杯になって7着に終わった。

10月20日、中1週で迎えた26戦目は、藤懸貴志騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1600万下のトルマリンステークス（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。9頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり7着に終わった。

12月2日、中5週で迎えた27戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下の逆瀬川ステークス（阪神芝1800m 外回り晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は和田翼騎手（8戦0勝）。10頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい6着に終わった。

12月16日、中1週で迎えた28戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下の三河ステークス（中京ダート1400m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で和田翼騎手（9戦0勝）。14頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では伸びあぐねて12着に敗れた。

6歳（2019年）

1月14日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた29戦目は、川又賢治騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下の雅ステークス（京都ダート1900m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。12頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず9着に終わった。

2月3日、中2週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた30戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の納屋橋ステークス（中京ダート1900m 曇/稍重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で川又賢治騎手（1戦0勝）。11頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天賦の負けん性を発揮してゴールまで勇戦し、4着を確保した。

3月3日、中3週で迎えた31戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の武庫川ステークス（阪神芝1600m 外回り小雨/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は松若風馬騎手（1戦1勝）。12頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では脚が残っておらず10着に終わった。