トウショウアロー（1985年生、母ジユウジアロー）

トウショウアロー（1985年4月22日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のトウシヨウボーイ（当時12歳）と交配したジユウジアローが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地19戦1勝、地方25戦3勝2着7回。1989年の中日新聞杯(G3)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

出川巳代造厩舎（船橋）へ入厩。

2歳（1987年）

11月17日、デビュー戦は石崎隆之騎手を鞍上に据えて、3歳（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は469kg。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、勝ったレデイシヤインから1馬身差の2着に敗北した。

12月30日、中5週で迎えた2戦目は、3歳（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石崎隆之騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のトワノハヤテに8馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

3歳（1988年）

2月9日、中5週で迎えた3戦目は、4歳（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で石崎隆之騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、勝ったミネノセイコから4馬身差の2着に敗北した。

2月22日、中1週で迎えた4戦目は、鞍上は4戦連続で石崎隆之騎手（3戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のレデイシヤインに半馬身の差をつけて2勝目を挙げた。

5月8日、約2か月半の間隔を開けて迎えた5戦目は、3歳戦のひばり特別（浦和ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で石崎隆之騎手（4戦2勝）。7頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、勝ったスピルバンボーイからアタマ差の2着に甘んじた。

6月1日、中2週で迎えた6戦目は、3歳戦の関東オークス（川崎ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で石崎隆之騎手（5戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。3着に終わった。

7月6日、中4週で迎えた7戦目は、3歳戦の東京プリンセス賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で石崎隆之騎手（6戦2勝）。15頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。3着に入った。

8月4日、中3週で迎えた8戦目は、しおさい特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で石崎隆之騎手（7戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のケイシュウウイングをクビ差制して3勝目を奪取した。

8月31日、中3週で迎えた9戦目は、3歳戦のマリーンカップ（船橋ダート1700m 晴/良）に牝馬ながら56kgの斤量を背負って出走。鞍上は9戦連続で石崎隆之騎手（8戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、勝ったパピヨンフブキから1馬身差の2着に敗北した。

9月23日、中2週で迎えた10戦目は、かしわ記念（船橋ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は10戦連続で石崎隆之騎手（9戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。4着に敗れた。

10月26日、中4週で迎えた11戦目は、キヨフジ記念（川崎ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で石崎隆之騎手（10戦3勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。最後は、勝ったダイタクジーニアスから2馬身差の2着に敗北した。

11月9日、中1週で迎えた12戦目は、3歳戦のゴールドカップ（浦和ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で石崎隆之騎手（11戦3勝）。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。4着に終わった。

12月30日、中6週で迎えた13戦目は、3歳戦の東京湾カップ（船橋ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で石崎隆之騎手（12戦3勝）。11頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。10着に敗れた。

4歳（1989年）

2月18日、中6週で馬体重を前走から17kg減らして迎えた14戦目は、加用正騎手を鞍上に迎えて、5歳以上1400万下の斑鳩ステークス（京都芝1600m 外回り曇/不良）に出走。芝レースへの出走は初となった。14頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではキレのいい末脚を繰り出し、3着に入った。

3月5日、中1週で迎えた15戦目は、G3の中日新聞杯（中京芝1800m 曇/重）に51kgの軽斤量で出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で加用正騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線に入ると、前で粘るハヤブサモンを猛烈な末脚でハナ差だけ差し切って重賞初挑戦初制覇を達成した。

4月2日、中3週で迎えた16戦目は、G2の産經大阪杯（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で加用正騎手（2戦1勝）。13頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では目立つような脚を使えず13着に敗れた。

4月16日、中1週で迎えた17戦目は、ハンデ戦でオープンの陽春ステークス（阪神芝1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で加用正騎手（3戦1勝）。15頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを12番手で通過。直線では末脚が冴えず8着に敗れた。

5月14日、中3週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた18戦目は、ハンデG3の京阪杯（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で加用正騎手（4戦1勝）。15頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では見せ場なく8着に終わった。

5月28日、中1週で迎えた19戦目は、グリーンステークス（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で加用正騎手（5戦1勝）。10頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい4着に終わった。

6月25日、中3週で迎えた20戦目は、ハンデG3の金鯱賞（中京芝1800m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で加用正騎手（6戦1勝）。15頭立ての7番人気で大外15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では速い脚を使えず11着に敗れた。

7月16日、中2週で迎えた21戦目は、小倉日経賞（小倉芝1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は8戦連続で加用正騎手（7戦1勝）。14頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず8着に終わった。

8月6日、中2週で迎えた22戦目は、G3の北九州記念（小倉芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で加用正騎手（8戦1勝）。15頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず8着に敗れた。

8月27日、中2週で迎えた23戦目は、柴田政見騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3の小倉記念（小倉芝2000m 雨/良）に出走。14頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では伸びが劣勢になり9着に終わった。

9月17日、中2週で迎えた24戦目は、G3の朝日チャレンジカップ（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田政見騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

5歳（1990年）

2月10日、約5か月の休養明けで迎えた25戦目は、すばるステークス（阪神芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は加用正騎手（9戦1勝）。8頭立ての7番人気で大外8番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚を伸ばせず5着に終わった。

3月4日、中2週で迎えた26戦目は、G3の中日新聞杯（中京芝1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で加用正騎手（10戦1勝）。15頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず8着に敗れた。

3月25日、中2週で迎えた27戦目は、ハンデ戦の京橋ステークス（阪神芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で加用正騎手（11戦1勝）。11頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は減速してしまい10着に終わった。

4月15日、中2週で迎えた28戦目は、岡潤一郎騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの陽春ステークス（阪神芝1600m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。10頭立ての8番人気で大外10番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり5着に終わった。

4月28日、中1週で迎えた29戦目は、ハンデ戦の上賀茂ステークス（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は加用正騎手（12戦1勝）。17頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では速い脚を使えず8着に敗れた。

5月5日、連闘で迎えた30戦目は、ハンデ戦の下鴨ステークス（京都ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で加用正騎手（13戦1勝）。16頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず14着に敗れた。

5月26日、中2週で迎えた31戦目は、グリーンステークス（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で加用正騎手（14戦1勝）。16頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず7着に敗れた。

6月9日、中1週で迎えた32戦目は、塩村克己騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の灘ステークス（阪神芝2500m 雨/不良）に出走。12頭立ての11番人気で大外12番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり12着に終わった。

9月9日、約3か月の休養明けで迎えた33戦目は、松田由之騎手を鞍上に迎えて、ペガサス（金沢ダート1900m 晴/稍重）に出走。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。3着に終わった。

9月24日、中1週で迎えた34戦目は、フエニックス（金沢ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松田由之騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、勝ったタマモフロンテアからクビ差の2着に甘んじた。

10月7日、中1週で迎えた35戦目は、吉井敏雄騎手を鞍上に迎えて、ペガサス（金沢ダート1900m 曇/不良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。6着に敗れた。

10月21日、中1週で迎えた36戦目は、ペガサス（金沢ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は松田由之騎手（2戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。7着に敗れた。

11月4日、中1週で迎えた37戦目は、米田謹二騎手を鞍上に迎えて、北国王冠（金沢ダート2300m 雨/不良）に出走。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。6着に終わった。

11月11日、連闘で迎えた38戦目は、ペガサス（金沢ダート1900m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で米田謹二騎手（1戦0勝）。6頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。4着に終わった。

11月27日、中1週で迎えた39戦目は、ペガサス（金沢ダート1900m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で米田謹二騎手（2戦0勝）。8頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。4着に終わった。

12月9日、中1週で迎えた40戦目は、中日杯（金沢ダート2300m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で米田謹二騎手（3戦0勝）。11頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。4着に終わった。

6歳（1991年）

1月13日、中4週で迎えた41戦目は、安藤光彰騎手を鞍上に迎えて、新春クラウン（笠松ダート1900m 晴/稍重）に出走。7頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、勝ったワンダーライジングから1馬身半差の2着に敗北した。

2月11日、中3週で迎えた42戦目は、白銀ハンデ（笠松ダート1900m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で安藤光彰騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。6着に敗れた。

2月24日、中1週で迎えた43戦目は、高木健騎手を鞍上に迎えて、東海クラウン（笠松ダート1800m 曇/稍重）に出走。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。5着に敗れた。

4月3日、中4週で迎えた44戦目は、東海大賞典（笠松ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で高木健騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。7着に終わった。