メーティス（1983年生、母シザリアン）

メーティス（1983年5月14日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のパーソロン（当時23歳）と交配したシザリアンが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は野坂牧場。戦績は、中央平地40戦4勝2着6回。1986年のターコイズステークス(オープン牝ハンデ)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

1歳（1985年）

12月8日、12頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。3着に入った。

12月21日、21頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、勝ったスイートセシールから9馬身差の2着に敗北した。

3歳（1986年）

1月15日、4歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は津留千彰騎手。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では鮮烈な末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のブルーマキシマに2馬身半の差をつけてトップでゴールインした。

3月15日、牝馬限定3歳オープンのフラワーカップ（中山芝2000m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で津留千彰騎手。7頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず6着に敗れた。

4月6日、牝馬限定の4歳400万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で津留千彰騎手。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く8着に敗れた。

4月27日、4歳400万下（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は岡部幸雄騎手。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったセイユーボーイに詰め切れず、3馬身半差の2着に敗北した。

5月10日、4歳400万下の4歳中距離特別（東京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部幸雄騎手。11頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着に入り込んだ。

6月14日、4歳400万下のグラジオラス賞（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は津留千彰騎手。11頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では決め手に欠いて5着に敗れた。

6月21日、牝馬限定の4歳400万下（福島芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で津留千彰騎手。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、3着に終わった。

8月9日、4歳以上400万下（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で津留千彰騎手。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く5着に敗れた。

8月23日、4歳以上400万下（新潟芝2000m 外回り曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で津留千彰騎手。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では印象的な伸び脚で急追したが、勝ったサクラセントオーに詰め切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

9月13日、4歳以上400万下（中山芝2000m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で津留千彰騎手。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではしっかりと末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のボールドジェットに1馬身3/4の差をつけてトップでゴールを駆け抜けた。

9月28日、4歳以上400万下の印旛沼特別（中山芝1800m 晴/良）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。鞍上は6戦連続で津留千彰騎手。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず4着に敗れた。

10月25日、4歳以上900万下の赤富士賞（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は安田富男騎手。13頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではキレのある末脚を披露し、3着に入った。

11月16日、牝馬限定の4歳以上900万下（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は岡部幸雄騎手。7頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、勝ったスリードーターにねじ伏せられて2馬身差の2着に敗北した。

12月7日、4歳以上900万下（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は津留千彰騎手。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びを欠き6着に敗れた。

12月14日、牝馬限定のハンデ戦でオープンのターコイズステークス（中山芝2000m 曇/良）に48kgの軽斤量で出走。鞍上は石塚信広騎手。9頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではしっかりと終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のスリードーターをハナ差振り切って勝利を手中に収めた。

4歳（1987年）

3月1日、牝馬限定のハンデG3の中山牝馬ステークス（中山芝1800m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は津留千彰騎手。11頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びが劣勢になり6着に終わった。

4月12日、ハンデ戦でオープンのエイプリルステークス（中山芝2000m 曇/稍重）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は石塚信広騎手。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は脚色が悪くなり9着に敗れた。

5月10日、ハンデG3の新潟大賞典（新潟芝2200m 外回り晴/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は津留千彰騎手。13頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が衰えて12着に終わった。

5月30日、メトロポリタンステークス（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で津留千彰騎手。12頭立ての12番人気で大外12番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して5番手で通過。最後は脚勢が鈍り11着に終わった。

6月14日、ハンデG3のエプソムカップ（東京芝1800m 曇/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で津留千彰騎手。11頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚を伸ばせず10着に終わった。

11月7日、牝馬限定の4歳以上1400万下のユートピアステークス（東京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は安田富男騎手。5頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったコバンザメに詰め切れず、1馬身差の2着となった。

11月22日、4歳以上900万下（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安田富男騎手。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではぐんぐんと末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のゴールデンプレートをクビ差振り切ってトップでゴールを走り抜けた。

12月5日、ハンデ戦で4歳以上1400万下の市川ステークス（中山芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は津留千彰騎手。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚が止まってしまい6着に敗れた。

12月20日、牝馬限定のハンデ戦でオープンのターコイズステークス（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は安田富男騎手。9頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線ではいいところがなく8着に終わった。

5歳（1988年）

2月14日、ハンデ戦で5歳以上1400万下のテレビ山梨杯（東京芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は岡部幸雄騎手。7頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、非常に遅いペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて3着に敗れた。

2月28日、牝馬限定のハンデG3の中山牝馬ステークス（東京芝1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は伊藤暢康騎手。8頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では伸びあぐねて8着に終わった。

3月19日、5歳以上1400万下のブラッドストーンステークス（東京芝3200m 曇/稍重）に出走。鞍上は増沢末夫騎手。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見事な伸び脚で急追したが、勝ったミホノカザンに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

4月16日、ハンデ戦で5歳以上1400万下のサンシャインステークス（東京芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は岡部幸雄騎手。8頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい8着に敗れた。

10月8日、4歳以上1400万下のオクトーバーステークス（東京芝2300m 小雨/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は伊藤暢康騎手。11頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。最後は脚色が鈍り10着に終わった。

11月6日、福島民友カップ（福島芝1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は石塚信広騎手。9頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず5着に終わった。

12月3日、ディセンバーステークス（中山芝2000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は津留千彰騎手。10頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず6着に終わった。

12月17日、4歳以上1400万下の冬至ステークス（中山芝2500m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で津留千彰騎手。9頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。主導権を奪い、非常に緩いペースで一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では脚が上がってしまい7着に終わった。

6歳（1989年）

1月14日、ハンデ戦で5歳以上1400万下のジャニュアリーステークス（中山芝2000m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で津留千彰騎手。15頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい7着に終わった。

1月20日、5歳以上1400万下の迎春ステークス（中山芝2500m 曇/不良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で津留千彰騎手。10頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では末脚にキレが無く4着に終わった。

2月12日、5歳以上1400万下のテレビ山梨杯（東京芝2200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は蛯沢誠治騎手。9頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。先手を取り、非常に緩いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではゴールまでジワジワと伸び、3着を確保した。

3月18日、5歳以上1400万下のブラッドストーンステークス（中山芝3200m 外→内晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で蛯沢誠治騎手。7頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びを欠き3着に敗れた。

4月15日、ハンデ戦で5歳以上1400万下のサンシャインステークス（中山芝2500m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で蛯沢誠治騎手。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は減速してしまい6着に敗れた。

6月11日、ハンデ戦で5歳以上1400万下のジューンステークス（東京芝2400m 小雨/不良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で蛯沢誠治騎手。8頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。端をきり、非常に緩いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はガス欠状態になり6着に終わった。