トウショウミサイル（1994年生、母グロリアトウショウ）

トウショウミサイル（1994年4月21日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のアンバーシヤダイ（当時17歳）と交配したグロリアトウショウが8歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者はトウショウ産業（株）トウショウ牧場。戦績は、中央平地29戦1勝2着4回。主な勝ち鞍は1996年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

高松邦男厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1996年）

11月3日、デビュー戦は田面木博公騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京芝1600m 曇/重）に出走。馬体重は454kg。16頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい7着に終わった。

11月16日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、3歳新馬（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田面木博公騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず12着に終わった。

12月8日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田面木博公騎手（2戦0勝）。16頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張り、3着を確保した。

12月15日、連闘で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で田面木博公騎手（3戦0勝）。18頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では途轍もない末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のマウンティバンクに1馬身1/4の差をつけて未勝利戦を制した。

3歳（1997年）

1月6日、中2週で迎えた5戦目は、4歳500万下の若竹賞（中山芝2000m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で田面木博公騎手（4戦1勝）。16頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では上がり4位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず6着に敗れた。

2月1日、中3週で迎えた6戦目は、4歳500万下のセントポーリア賞（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で田面木博公騎手（5戦1勝）。14頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

2月22日、中2週で迎えた7戦目は、4歳500万下（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で田面木博公騎手（6戦1勝）。15頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で追い上げたが、勝ったシャコーテスコに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

3月16日、中2週で迎えた8戦目は、3歳G2のスプリングステークス（中山芝1800m 小雨/稍重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は8戦連続で田面木博公騎手（7戦1勝）。13頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい10着に終わった。

3月29日、中1週で迎えた9戦目は、小野次郎騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下の山桜賞（中山芝1800m 曇/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では決め手が足りず7着に敗れた。

4月26日、中3週で迎えた10戦目は、4歳500万下（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は田面木博公騎手（8戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて4番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい9着に敗れた。

8月30日、約4か月の休養明けで迎えた11戦目は、4歳以上500万下（札幌芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田面木博公騎手（9戦1勝）。14頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず12着に敗れた。

9月14日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下の石狩特別（札幌芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で田面木博公騎手（10戦1勝）。13頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では見せ場なく11着に終わった。

9月28日、中1週で迎えた13戦目は、山本康志騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の松川浦特別（福島芝2000m 晴/良）に出走。8頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では脚が残っておらず5着に終わった。

10月12日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は田面木博公騎手（11戦1勝）。12頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚を伸ばせず8着に終わった。

10月25日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下の相模湖特別（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田面木博公騎手（12戦1勝）。14頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

11月16日、中2週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で田面木博公騎手（13戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったアイアムダンディーにねじ伏せられて半馬身差の2着に敗北した。

11月22日、連闘で迎えた17戦目は、4歳以上500万下（東京芝1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で田面木博公騎手（14戦1勝）。18頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では目立つような脚を使えず7着に敗れた。

12月6日、中1週で迎えた18戦目は、4歳以上500万下（中京芝2000m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は山本康志騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で猛追したが、抜け出したタガジョーノーブルにハナ差届かず2着に惜敗した。

4歳（1998年）

3月21日、約3か月半の休養明けで迎えた19戦目は、5歳以上500万下（中京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で山本康志騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では伸びあぐねて最後はストロングターキンと並んで9着同着となった。

4月4日、中1週で迎えた20戦目は、小島貞博騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（中京芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。最後は脚勢が衰えて10着に敗れた。

4月19日、中1週で迎えた21戦目は、5歳以上500万下（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は山本康志騎手（3戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。最後は勢いを失って最後はニホンピロスカイと並んで13着同着となった。

5月2日、中1週で迎えた22戦目は、5歳以上500万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は田面木博公騎手（15戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず6着に敗れた。

5月16日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた23戦目は、5歳以上500万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田面木博公騎手（16戦1勝）。11頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

5月30日、中1週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた24戦目は、5歳以上500万下（東京芝1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で田面木博公騎手（17戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

6月20日、中2週で迎えた25戦目は、4歳以上500万下（函館芝1800m 小雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で田面木博公騎手（18戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で急追したが、抜け出したレガシージャパンを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

7月4日、中1週で迎えた26戦目は、4歳以上500万下（函館芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で田面木博公騎手（19戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では今一つ伸び切れず6着に敗れた。

7月19日、中1週で迎えた27戦目は、4歳以上500万下の臥牛山特別（函館芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で田面木博公騎手（20戦1勝）。14頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず8着に敗れた。

8月2日、中1週で迎えた28戦目は、4歳以上500万下（函館芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で田面木博公騎手（21戦1勝）。16頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず6着に敗れた。

8月23日、中2週で迎えた29戦目は、4歳以上500万下（札幌芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で田面木博公騎手（22戦1勝）。14頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く13着に終わった。