エーシンパンコルト（2005年生、母コモフェ）

エーシンパンコルト（2005年2月13日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋全ての（ギリシャ語）＋雄の子馬」。毛色は鹿毛。種牡馬のエイシンプレストン（当時8歳）と交配したコモフェが6歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）高村牧場。戦績は、中央平地4戦0勝、地方18戦7勝2着1回。主な勝ち鞍は2008年の3歳。

経歴

デビュー前

宮本博厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2007年）

10月20日、デビュー戦は福永祐一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1400m 晴/稍重）に出走。馬体重は508kg。13頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では最後まで息が続かず11着に敗れた。

11月4日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（1戦0勝）。11頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず8着に終わった。

3歳（2008年）

1月27日、約3か月の間隔を開けて迎えた3戦目は、荻野琢真騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。17頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張り、6着に入り込んだ。

2月9日、中1週で迎えた4戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1200m 小雪/稍重）に出走。15頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では見せ場を作れず9着に敗れた。

5月26日、約3か月半の休養明けで迎えた5戦目は、山本政聡騎手を鞍上に迎えて、3歳C2四（水沢ダート1300m 晴/稍重）に出走。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

6月8日、中1週で迎えた6戦目は、3歳C2二（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山本政聡騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のマルターズマリーに6馬身の差をつけて初白星を挙げた。

6月16日、連闘で迎えた7戦目は、3歳C2二（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山本政聡騎手（2戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のマイネルアフェットに2馬身半の差をつけて単勝一倍台の評価に応えた。

6月29日、中1週で迎えた8戦目は、3歳C1二（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で山本政聡騎手（3戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて4着に沈んだ。

7月21日、中2週で馬体重を前走から17kg減らして迎えた9戦目は、花本正三騎手を鞍上に迎えて、3歳（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、でレースを進める。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では目を引く伸び脚で猛進したが、リョウガに交わされて3馬身差の2着に敗北した。

8月13日、中2週で馬体重を前走から19kg戻して迎えた10戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で花本正三騎手（1戦0勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。端に立ち、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のベティユアアイズに5馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

8月29日、中1週で迎えた11戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で花本正三騎手（2戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩着実に末脚を伸ばして、最後は2着のアピールをクビ差振り切って4勝目を手中に収めた。

9月24日、中3週で迎えた12戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で花本正三騎手（3戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。先頭に立ち、でレースを引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。直線では末脚が振るわず5着に敗れた。

10月13日、中2週で迎えた13戦目は、3歳戦の橋爪淳也生誕45周年一生健康（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で花本正三騎手（4戦2勝）。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では脚が残っておらず6着に敗れた。

10月27日、中1週で迎えた14戦目は、3歳（笠松ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で花本正三騎手（5戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。端に立ち、で一団を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。直線では決め手に欠いて4着に敗れた。

11月12日、中1週で迎えた15戦目は、一般C15（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で花本正三騎手（6戦2勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。逃げる形となり、でレースを進める。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

11月25日、中1週で馬体重を前走から17kg増やして迎えた16戦目は、一般C19（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は8戦連続で花本正三騎手（7戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のパラダイスブルーに3馬身の差をつけて5勝目を挙げた。

12月11日、中1週で迎えた17戦目は、新穂高特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で花本正三騎手（8戦3勝）。10頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい9着に終わった。

4歳（2009年）

1月1日、中2週で迎えた18戦目は、第23弾頑張れ笠松競馬騎手会（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で花本正三騎手（9戦3勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。先手を奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のメモリーチャレンジに9馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

1月8日、連闘で迎えた19戦目は、福寿草特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で花本正三騎手（10戦4勝）。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり9着に終わった。

1月22日、中1週で迎えた20戦目は、一般C17（笠松ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は12戦連続で花本正三騎手（11戦4勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を披露したが、3着に終わった。

2月11日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた21戦目は、一般C14 17（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は13戦連続で花本正三騎手（12戦4勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが続かず、3着に終わった。

2月24日、中1週で迎えた22戦目は、一般C15（笠松ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は14戦連続で花本正三騎手（13戦4勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るオグリスマイルを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。