フィジークルーズ（2008年生、母スピードハミング）

フィジークルーズ（2008年3月20日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「フィジー諸島のクルーズ」。毛色は鹿毛。種牡馬のスピードワールド（当時14歳）と交配したスピードハミングが10歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）スピードファーム。戦績は、中央平地11戦1勝。主な勝ち鞍は2010年の2歳未勝利。

経歴

デビュー前

和田正道厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2010年）

6月19日、デビュー戦は吉田豊騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島芝1000m 曇/良）に出走。馬体重は434kg。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず5着に終わった。

7月4日、中1週で迎えた2戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（福島芝1200m 曇/重）に出走。12頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びが劣勢になり6着に終わった。

8月7日、中4週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（新潟芝1000m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は吉田豊騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。3着に終わった。

8月28日、中2週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（2戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のセイユアドリームに2馬身の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

10月17日、中6週で迎えた5戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳500万下のサフラン賞（東京芝1400m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位には食い込めず8着に終わった。

11月21日、中4週で迎えた6戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンの福島2歳ステークス（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では見せ場なく9着に終わった。

12月11日、中2週で迎えた7戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下のひいらぎ賞（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では速い脚を使えず9着に終わった。

12月25日、中1週で迎えた8戦目は、2歳500万下（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は吉田豊騎手（3戦1勝）。16頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では脚が残っておらず16着に終わった。

3歳（2011年）

1月16日、中2週で迎えた9戦目は、3歳500万下（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は田辺裕信騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走し、4着に入り込んだ。

2月14日、中3週で迎えた10戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の萌黄賞（小倉芝1200m 小雨/重）に出走。17頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位争いには参加できず9着に終わった。

3月20日、中4週で迎えた11戦目は、的場勇人騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（阪神芝1400m 曇/良）に出走。16頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では見所を作れず11着に終わった。