トウショウチェイス（1994年生、母リバーストウシヨウ）
Tosho Chase
1994.04.10
トウショウチェイス（1994年4月10日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のキンググローリアス（当時8歳）と交配したリバーストウシヨウが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者はトウショウ産業（株）トウショウ牧場。戦績は、中央平地36戦3勝2着4回、中央障害3戦1勝、地方1戦0勝2着1回。1998年の豊栄記念で2着に入るなどの活躍をした。
経歴
デビュー前
阿部新生厩舎（美浦）へ入厩。
2歳（1996年）
7月21日、デビュー戦は谷中公一騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（新潟芝1200m 曇/良）に出走。馬体重は516kg。10頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが劣勢になり4着に終わった。
8月4日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（新潟芝1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で谷中公一騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びが続かず、4着に終わった。
9月14日、中5週で迎えた3戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝1200m 外回り 雨/不良）に出走。14頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、5着に終わった。
10月12日、中3週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（1戦0勝）。13頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は脚色が悪くなり8着に敗れた。
11月16日、中4週で迎えた5戦目は、岡部幸雄騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。13頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮し、3着に入った。
3歳（1997年）
5月4日、約5か月半の休養明けで迎えた6戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（東京ダート1200m 曇/重）に出走。15頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では息の長い末脚を繰り出し、3着に入った。
5月18日、中1週で迎えた7戦目は、4歳未勝利（東京ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではスパッとキレる脚で猛進したが、勝ったカネダイチにねじ伏せられて1馬身3/4差の2着に敗北した。
6月8日、中2週で迎えた8戦目は、佐藤哲三騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（函館ダート1700m 曇/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。逃げる形となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、マイネルボンバーにハナ差交わされて2着に甘んじた。
6月22日、中1週で迎えた9戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（函館ダート1700m 晴/良）に出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。端を奪い、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では途轍もない末脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のブレイブハヤブサに5馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。
7月6日、中1週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下の十和田湖特別（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菊沢隆徳騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。先手を取る形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では勢いよく末脚を伸ばして、最後は2着のスリースカウトに1馬身半の差をつけて単勝一倍台の支持に応えた。
7月27日、中2週で迎えた11戦目は、4歳以上900万下の噴火湾特別（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で菊沢隆徳騎手（2戦2勝）。12頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が上がってしまい7着に終わった。
10月5日、中9週で迎えた12戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の神奈川新聞杯（東京ダート1600m 晴/重）に出走。16頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦し、5着を確保した。
10月25日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた13戦目は、4歳以上900万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では堅実な伸びを見せたが、勝ったインターグローバルにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着となった。
4歳（1998年）
1月17日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走からさらに12kg増やして迎えた14戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の初凪賞（中山ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で横山典弘騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい11着に敗れた。
2月8日、中2週で迎えた15戦目は、5歳以上900万下の節分賞（東京ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は佐藤哲三騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く7着に敗れた。
3月2日、中2週で迎えた16戦目は、河内洋騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の鎌ケ谷特別（中山ダート1800m 晴/重）に出走。16頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では脚が残っておらず6着に敗れた。
3月22日、中2週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた17戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天資の敢闘精神でゴールまで力戦し、3着を確保した。
4月5日、中1週で迎えた18戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の野島崎特別（中山ダート1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は菊沢隆徳騎手（3戦2勝）。16頭立ての4番人気に推されて10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では伸びが鈍く7着に敗れた。
5月5日、中3週で迎えた19戦目は、豊栄記念（新潟(地)ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（2戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、勝ったヘッドラインから3/4馬身差の2着に敗北した。
10月11日、約5か月半の休養明けで迎えた20戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は岡部幸雄騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではきちんと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のスギノケイパブルをハナ差振り切って久々の実戦を物にした。
10月24日、中1週で迎えた21戦目は、4歳以上900万下（東京ダート1600m 小雨/重）に出走。鞍上は横山典弘騎手（3戦0勝）。14頭立ての6番人気で大外14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では今一つ伸び切れず10着に敗れた。
11月8日、中1週で迎えた22戦目は、横山賀一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では伸びが鈍く11着に終わった。
11月22日、中1週で迎えた23戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（京都ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったアガペーに詰め切れず、3馬身差の2着となった。
12月5日、中1週で迎えた24戦目は、4歳以上900万下（中山ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位には食い込めず10着に敗れた。
12月27日、中2週で迎えた25戦目は、飯田祐史騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で15番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後はタレてしまい15着に終わった。
5歳（1999年）
1月16日、中2週で迎えた26戦目は、5歳以上900万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は佐藤哲三騎手（2戦0勝）。13頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、3着に入った。
2月7日、中2週で迎えた27戦目は、5歳以上900万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤哲三騎手（3戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて14番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、5着に終わった。
4月4日、中7週で迎えた28戦目は、5歳以上900万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤哲三騎手（4戦0勝）。15頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は勢いを失って13着に敗れた。
4月25日、中2週で迎えた29戦目は、5歳以上900万下の清里特別（東京ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は河内洋騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では脚が残っておらず11着に終わった。
5月16日、中2週で迎えた30戦目は、5歳以上900万下の八ケ岳特別（東京ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は吉田豊騎手（2戦0勝）。16頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して9番手で通過。直線では今一つ伸び切れず8着に終わった。
6月5日、中2週で迎えた31戦目は、5歳以上900万下の日吉特別（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は菊沢隆徳騎手（4戦2勝）。16頭立ての11番人気で14番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後は脚が止まってしまい13着に終わった。
6月27日、中2週で迎えた32戦目は、横山義行騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の猪苗代特別（福島ダート1700m 雨/不良）に出走。13頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では天稟の勝負根性でゴールまで力走し、4着を確保した。
8月1日、中4週で迎えた33戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の噴火湾特別（函館ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚がパッとせず6着に終わった。
6歳（2000年）
2月13日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた34戦目は、O.ペリエ騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（東京ダート1200m 曇/良）に出走。15頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では末脚が振るわず11着に終わった。
3月4日、中2週で迎えた35戦目は、小野次郎騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（中山ダート1800m 雨/良）に出走。12頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。最後はタレてしまい10着に終わった。
3月26日、中2週で迎えた36戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で5歳以上900万下の伊良湖特別（中京ダート1700m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では余力が残っておらず10着に終わった。
4月8日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた37戦目は、5歳以上900万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は佐藤哲三騎手（5戦0勝）。16頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では末脚にキレが無く14着に終わった。
9月3日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から16kg戻して迎えた38戦目は、大江原隆騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2700m 晴）に出走。5頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。3着に終わった。
9月17日、中1週で迎えた39戦目は、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2700m 曇）に出走。鞍上は2戦連続で大江原隆騎手（1戦0勝）。7頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のヤマニンエスコートに3/4馬身の差をつけて久しぶりに勝利を挙げた。
11月4日、中6週で迎えた40戦目は、成田均騎手を鞍上に迎えて、秋陽ジャンプステークス（東京障害芝3300m 晴/稍重）に出走。11頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。10着に終わった。