インターグローバル(1992年生、母ブリーダーズフライト)
Inter Global
1992.03.04
インターグローバル(1992年3月4日)は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のKris S.(当時15歳)と交配したブリーダーズフライトが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は青森県、生産者は(有)大橋牧場。戦績は、中央平地19戦5勝2着3回、地方9戦1勝2着2回。2000年の赤松杯(一般)で2着に入るなどの活躍をした。
経歴
デビュー前
田中章博厩舎(栗東)へ入厩。
3歳(1995年)
7月23日、デビュー戦は塩村克己騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利(小倉芝1800m 曇/重)に出走。馬体重は492kg。16頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したパリスベートーベンを捕まえ切れず、1馬身3/4差の2着に敗北した。
8月6日、中1週で迎えた2戦目は、4歳未勝利(小倉芝2000m 晴/良)に出走。鞍上は2戦連続で塩村克己騎手(1戦0勝)。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鮮やかな末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のタカラストライカーに2馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。
9月9日、中4週で迎えた3戦目は、南井克巳騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の聖護院特別(京都芝1800m 外回り 晴/良)に出走。15頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。主導権を奪い、遅いペースで一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では脚が上がってしまい13着に敗れた。
10月7日、中3週で迎えた4戦目は、4歳以上500万下(京都芝2000m 晴/良)に出走。鞍上は塩村克己騎手(2戦1勝)。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、抜け出したミッドウィッシングにクビ差届かず2着に甘んじた。
10月21日、中1週で迎えた5戦目は、4歳以上500万下(京都芝2400m 外回り 晴/良)に出走。鞍上は2戦連続で塩村克己騎手(3戦1勝)。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず4着に敗れた。
11月4日、中1週で迎えた6戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の逢坂山特別(京都芝2000m 晴/良)に出走。15頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では伸びが鈍く10着に敗れた。
11月19日、中1週で迎えた7戦目は、4歳以上500万下の舞鶴特別(京都芝2400m 外回り 晴/良)に出走。鞍上は2戦連続で四位洋文騎手(1戦0勝)。11頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではもうワンパンチ足りず、3着に終わった。
4歳(1996年)
7月28日、約8か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた8戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の宗谷特別(札幌芝1800m 曇/良)に出走。14頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず6着に終わった。
5歳(1997年)
6月22日、約11か月の休養明けで馬体重を前走からさらに10kg増やして迎えた9戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下(阪神ダート1800m 曇/稍重)に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての4番人気に推されて12番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のサイレンスホーラーに5馬身の差をつけて久方ぶりの一戦を物にした。
7月5日、中1週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた10戦目は、河内洋騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下(阪神ダート1800m 晴/良)に出走。13頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るサイクロンテイオーを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて断トツ人気に応えた。
9月13日、中9週で迎えた11戦目は、4歳以上900万下(阪神ダート1800m 曇/良)に出走。鞍上は2戦連続で河内洋騎手(1戦1勝)。14頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、4着に終わった。
10月12日、中3週で迎えた12戦目は、4歳以上900万下(京都ダート1800m 晴/良)に出走。鞍上は武豊騎手(1戦1勝)。15頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張ったが、3着に終わった。
10月25日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上900万下(京都ダート1800m 晴/良)に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手(2戦1勝)。16頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では自慢の末脚を炸裂させて前にいた7頭を差し切り、最後は2着のトウショウチェイスに1馬身1/4の差をつけて4勝目を獲得した。
6歳(1998年)
2月15日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から28kg増やして迎えた14戦目は、5歳以上900万下(京都ダート1800m 曇/稍重)に出走。鞍上は3戦連続で武豊騎手(3戦2勝)。15頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったニホンピロホーリーに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。
3月14日、中3週で迎えた15戦目は、5歳以上900万下の洲本特別(阪神ダート1800m 晴/良)に出走。鞍上は河内洋騎手(2戦1勝)。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切ったが、3着に終わった。
3月29日、中1週で迎えた16戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の姫路特別(阪神ダート1800m 晴/良)に出走。鞍上は武豊騎手(4戦2勝)。14頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず6着に敗れた。
5月3日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた17戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の祇園特別(京都ダート1800m 曇/稍重)に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手(5戦2勝)。16頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では強烈な末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のクラウンセンプーを3/4馬身振り切って優勝
7歳(1999年)
6月19日、約13か月半の休み明けで迎えた18戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、5歳以上1600万下の安芸ステークス(阪神ダート1400m 雨/不良)に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く8着に敗れた。
7月25日、中4週で迎えた19戦目は、池田鉄平騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下の北陸ステークス(新潟ダート1700m 晴/良)に54kgの軽斤量で出走。12頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では末脚にキレが無く8着に終わった。
11月21日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から49kg増やして迎えた20戦目は、小林俊彦騎手を鞍上に迎えて、一般A(盛岡ダート1800m 曇/稍重)に出走。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。3着に終わった。
12月6日、中1週で迎えた21戦目は、関本浩司騎手を鞍上に迎えて、一般A(水沢ダート1800m 小雨/不良)に出走。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。4着に敗れた。
12月19日、中1週で迎えた22戦目は、一般A(水沢ダート1800m 小雪/不良)に出走。鞍上は2戦連続で関本浩司騎手(1戦0勝)。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、勝ったミヤシロブルボンから2馬身差の2着に敗北した。
12月30日、中1週で迎えた23戦目は、一般A(水沢ダート1800m 曇/不良)に出走。鞍上は3戦連続で関本浩司騎手(2戦0勝)。5頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のマイネルノルデンをクビ差制して久方ぶりに美酒を浴びた。
8歳(2000年)
1月10日、中1週で迎えた24戦目は、白嶺賞(水沢ダート1600m 曇/不良)に出走。鞍上は4戦連続で関本浩司騎手(3戦1勝)。7頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。5着に終わった。
4月9日、約3か月の休養明けで迎えた25戦目は、三野宮通騎手を鞍上に迎えて、まんさく賞(水沢ダート1600m 晴/良)に出走。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。4着に終わった。
4月23日、中1週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた26戦目は、赤松杯(水沢ダート1900m 曇/不良)に出走。鞍上は2戦連続で三野宮通騎手(1戦0勝)。7頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。最後は、勝ったダイワハンニバルから1馬身半差の2着となった。
5月21日、中3週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた27戦目は、あすなろ賞(盛岡ダート1800m 曇/良)に出走。鞍上は3戦連続で三野宮通騎手(2戦0勝)。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。10着に敗れた。
9歳(2001年)
4月30日、約11か月半の休み明けで迎えた28戦目は、佐々木忍騎手を鞍上に迎えて、赤松杯(水沢ダート1900m 晴/良)に出走。9頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。8着に終わった。