ゲンパチカナ（2016年生、母ソフトライム）

ゲンパチカナ（2016年5月18日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋人名より」。毛色は鹿毛。種牡馬のロードカナロア（当時8歳）と交配したソフトライムが7歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道日高郡新ひだか町、生産者はチャンピオンズファーム。主な勝ち鞍は2019年のアメジストフラワー賞牝牝。

経歴

デビュー前

田村康仁厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2019年）

1月5日、デビュー戦は江田照男騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は442kg。16頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり9着に敗れた。

2月27日、中7週で迎えた2戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のアメジストフラワー賞牝牝（川崎ダート1400m 曇/良）に出走。12頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では鬼脚を炸裂させて前にいた9頭を次々と抜き去り、最後は2着のリトミックグルーヴに1馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

3月17日、中2週で迎えた3戦目は、藤田菜七子騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（中山芝1600m 外回り晴/良）に51kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走は初となった。13頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。先手を奪い、若干緩いペースで一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では最後まで息が続かず9着に敗れた。

4月7日、中2週で迎えた4戦目は、野中悠太郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳500万下のデイジー賞（中山芝1800m 晴/良）に出走。10頭立ての10番人気で大外10番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は脚色が鈍り9着に終わった。

4歳（2020年）

1月6日、約9か月の休み明けで迎えた5戦目は、岩部純二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で7番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では伸びが劣勢になり15着に終わった。

3月28日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から10kg減らして迎えた6戦目は、武士沢友治騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（中山ダート1800m 曇/良）に出走。11頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く11着に終わった。

4月12日、中1週で迎えた7戦目は、畑端省吾騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。14頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚が振るわず11着に終わった。

5月16日、中4週で馬体重を前走から22kg増やして迎えた8戦目は、宮川実騎手を鞍上に迎えて、一般C3 13（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい5着に敗れた。

5月30日、中1週で迎えた9戦目は、赤岡修次騎手を鞍上に迎えて、祝!!尚美誕生日特別（高知ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のゲンパチノーブルに4馬身の差をつけて2勝目を収める

6月14日、中1週で迎えた10戦目は、永森大智騎手を鞍上に迎えて、アジサイ特別（高知ダート1400m 曇/不良）に出走。12頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のノーボーダーに4馬身の差をつけて3勝目を奪取した。

6月28日、中1週で迎えた11戦目は、妹尾浩一朗騎手を鞍上に迎えて、ヒメユリ特別（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。11頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず6着に敗れた。

7月11日、中1週で迎えた12戦目は、一般C3-2（高知ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は宮川実騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では一歩一歩着実に終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のウィキャンをアタマ差振り切って単勝一倍台の評価に応えた。

7月25日、中1週で迎えた13戦目は、一般C2-6（高知ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で宮川実騎手（2戦1勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では伸びを欠き4着に敗れた。

8月15日、中2週で迎えた14戦目は、こひなあすか生誕特別（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で宮川実騎手（3戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では末脚を伸ばせず10着に敗れた。

8月29日、中1週で迎えた15戦目は、一般C2-5（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は赤岡修次騎手（1戦1勝）。11頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず7着に敗れた。

9月12日、中1週で迎えた16戦目は、一般C2-4（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は宮川実騎手（4戦1勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では鋭い脚を使えず6着に敗れた。

10月3日、中2週で迎えた17戦目は、児島真二騎手を鞍上に迎えて、ロマンチックファンタジーイルミネーション（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり8着に敗れた。

10月18日、中1週で迎えた18戦目は、出水拓人騎手を鞍上に迎えて、時雨月賞（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

11月7日、中2週で迎えた19戦目は、ほとめきナイター最終レースは20時40分（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で出水拓人騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では目立つような脚を使えず8着に敗れた。

11月21日、中1週で迎えた20戦目は、倉富隆一郎騎手を鞍上に迎えて、朔風賞（佐賀ダート1400m 晴/重）に出走。12頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位には届かず5着に敗れた。

12月4日、中1週で迎えた21戦目は、プリムラ賞（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は出水拓人騎手（2戦0勝）。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい6着に敗れた。