セイウンエリア（1995年生、母ソフィアシロー）

セイウンエリア（1995年3月23日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のシェリフズスター（当時10歳）と交配したソフィアシローが13歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道勇払郡鵡川町、生産者は（株）西山牧場。戦績は、中央平地27戦5勝2着3回、地方16戦0勝2着2回。1999年の日経賞(G2)で2着に入った他、1999年のメトロポリタンステークス(オープンハンデ)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

前田禎厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1998年）

2月8日、デビュー戦は横山義行騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（東京芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は504kg。16頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では途轍もない末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のテイオージャに1馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

3月2日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた2戦目は、4歳500万下（中山芝1800m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で横山義行騎手（1戦1勝）。15頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず7着に敗れた。

3月15日、中1週で迎えた3戦目は、4歳500万下の水仙賞（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で横山義行騎手（2戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、5着に終わった。

4月4日、中2週で迎えた4戦目は、岡部幸雄騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下の山吹賞（中山芝2200m 外回り晴/稍重）に出走。13頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では迫力のある伸び脚で追い上げたが、勝ったエスパシオに詰め切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

4月25日、中2週で迎えた5戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下の新緑賞（東京芝2300m 曇/稍重）に出走。15頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では脚が残っておらず6着に敗れた。

5月17日、中2週で迎えた6戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下のこけもも賞（新潟芝2200m 外回り曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では別次元の末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のマイネルナチュラルを3/4馬身振り切って2勝目を手に入れた。

6月7日、中2週で迎えた7戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、4歳900万下の駒草賞（東京芝2000m 曇/稍重）に出走。13頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず6着に終わった。

9月27日、約3か月半の休養明けで迎えた8戦目は、3歳G2のセントライト記念（中山芝2200m 外回り雨/重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は岡部幸雄騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず9着に終わった。

10月17日、中2週で迎えた9戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の山中湖特別（東京芝2000m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部幸雄騎手（2戦0勝）。9頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では伸びあぐねて7着に終わった。

11月1日、中1週で迎えた10戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の南武特別（東京芝2400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で岡部幸雄騎手（3戦0勝）。11頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

11月21日、中2週で迎えた11戦目は、4歳以上900万下の晩秋特別（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で岡部幸雄騎手（4戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では卓出した伸び脚で猛追したが、抜け出したメジロシャープに半馬身届かず2着に敗北した。

12月6日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上900万下の美浦特別（中山芝2500m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で岡部幸雄騎手（5戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線に入ると、前で粘るマウンティバンクを猛烈な末脚でクビ差だけ差し切って圧倒的支持に応えた。

4歳（1999年）

1月10日、中4週で迎えた13戦目は、5歳以上1600万下の迎春ステークス（中山芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で岡部幸雄騎手（6戦1勝）。14頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張り、3着に入った。

2月7日、中3週で迎えた14戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で5歳以上1600万下の松籟ステークス（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。15頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では終いの伸びを欠き、5着に終わった。

3月6日、中3週で迎えた15戦目は、ハンデ戦で5歳以上1600万下のサンシャインステークス（中山芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は岡部幸雄騎手（7戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では途轍もない末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のサイレントセイバーに2馬身半の差をつけて4勝目を手に入れた。

3月28日、中2週で迎えた16戦目は、G2の日経賞（中山芝2500m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で岡部幸雄騎手（8戦2勝）。13頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で追い上げたが、勝ったセイウンスカイに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

5月9日、中5週で迎えた17戦目は、ハンデ戦でオープンのメトロポリタンステークス（東京芝2300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岡部幸雄騎手（9戦2勝）。16頭立ての圧倒的1番人気に推されて11番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを11番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて前にいた10頭をごぼう抜きし、最後は2着のホッカイルソーに5馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

6月12日、中4週で迎えた18戦目は、ハンデG2の目黒記念（東京芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で岡部幸雄騎手（10戦3勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は失速してしまい7着に敗れた。

9月19日、約3か月半の休養明けで迎えた19戦目は、G2のオールカマー（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で岡部幸雄騎手（11戦3勝）。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり7着に敗れた。

10月10日、中2週で迎えた20戦目は、G2の京都大賞典（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は田中勝春騎手（1戦0勝）。10頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では伸びが鈍く8着に終わった。

11月6日、中3週で迎えた21戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、ハンデG2のアルゼンチン共和国杯（東京芝2500m 晴/良）に出走。18頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら15番手で通過。直線では伸びが劣勢になり17着に敗れた。

11月21日、中1週で迎えた22戦目は、橋本広喜騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3の福島記念（福島芝2000m 晴/良）に出走。14頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着に入り込んだ。

12月12日、中2週で迎えた23戦目は、ディセンバーステークス（中山芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は岡部幸雄騎手（12戦3勝）。11頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚勢が悪くなり8着に終わった。

5歳（2000年）

1月5日、中2週で迎えた24戦目は、ハンデG3の中山金杯（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は橋本広喜騎手（1戦0勝）。13頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり9着に終わった。

2月6日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた25戦目は、ハンデG3の小倉大賞典（小倉芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で橋本広喜騎手（2戦0勝）。16頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走し、5着に入り込んだ。

3月5日、中3週で迎えた26戦目は、ハンデG3の中京記念（中京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で橋本広喜騎手（3戦0勝）。14頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では鋭さ光る末脚を繰り出し、4着に入り込んだ。

4月2日、中3週で迎えた27戦目は、河内洋騎手を鞍上に迎えて、G2の産経大阪杯（阪神芝2000m 曇/良）に出走。16頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには加われず9着に敗れた。

6歳（2001年）

7月15日、約15か月半の休養明けで迎えた28戦目は、牧野孝光騎手を鞍上に迎えて、阿蘇高岳カップ（荒尾ダート1500m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。4着に敗れた。

8月19日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた29戦目は、阿蘇高岳カップ（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で牧野孝光騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。12着に敗れた。

10月30日、中9週で迎えた30戦目は、地方重賞の九州王冠（荒尾ダート2150m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で牧野孝光騎手（2戦0勝）。12頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。9着に敗れた。

11月25日、中3週で迎えた31戦目は、地方重賞の九州大賞典（佐賀ダート2500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で牧野孝光騎手（3戦0勝）。12頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では末脚がパッとせず12着に終わった。

12月10日、中1週で迎えた32戦目は、吉留孝司騎手を鞍上に迎えて、大阿蘇賞（荒尾ダート2000m 曇/良）に出走。12頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。4着に終わった。

12月23日、中1週で迎えた33戦目は、ターコイスカップ（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は牧野孝光騎手（4戦0勝）。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。6着に終わった。

7歳（2002年）

1月2日、中0週で迎えた34戦目は、大阿蘇賞（荒尾ダート2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で牧野孝光騎手（5戦0勝）。11頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。7着に敗れた。

1月19日、中1週で迎えた35戦目は、地方重賞の荒尾金盃（荒尾ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で牧野孝光騎手（6戦0勝）。12頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。最後は、勝ったヨシノメモリーからクビ差の2着となった。

2月26日、中4週で迎えた36戦目は、大阿蘇賞（荒尾ダート2000m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で牧野孝光騎手（7戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。3着に終わった。

3月17日、中2週で迎えた37戦目は、林陽介騎手を鞍上に迎えて、ハンデ地方重賞の大阿蘇大賞典（荒尾ダート2150m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。4着に終わった。

4月16日、中3週で迎えた38戦目は、大阿蘇賞（荒尾ダート2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で林陽介騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。競走中止となった。

5月8日、中2週で迎えた39戦目は、阿蘇高岳カップ（荒尾ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で林陽介騎手（2戦0勝）。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。最後は、勝ったヘッドラインから4馬身差の2着となった。

11月5日、約6か月の休養明けで迎えた40戦目は、尾林幸彦騎手を鞍上に迎えて、しもつき特別（荒尾ダート2000m 晴/良）に出走。6頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。4着に終わった。

11月24日、中2週で迎えた41戦目は、大阿蘇賞（荒尾ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は林陽介騎手（3戦0勝）。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。6着に敗れた。

12月18日、中2週で迎えた42戦目は、吉井浩和騎手を鞍上に迎えて、ターコイズカップ（荒尾ダート1500m 曇/稍重）に出走。11頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。3着に終わった。

8歳（2003年）

1月3日、中1週で迎えた43戦目は、地方重賞の荒尾金盃（荒尾ダート2000m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で吉井浩和騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。3着に終わった。