ミューチュアリティ（2014年生、母ラブアクチュアリー）

ミューチュアリティ（2014年3月7日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「相利性、お互いに利益を享け合うこと」。毛色は鹿毛。種牡馬のフレンチデピュティ（当時22歳）と交配したラブアクチュアリーが12歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地4戦0勝、地方3戦0勝。主な勝ち鞍は2020年の3歳以上C2。

経歴

デビュー前

中舘英二厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2016年）

11月19日、デビュー戦はM.バルザローナ騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京ダート1400m 曇/重）に出走。馬体重は460kg。15頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後はバタバタになってしまい12着に敗れた。

12月18日、中3週で迎えた2戦目は、野中悠太郎騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山ダート1200m 晴/稍重）に51kgの軽斤量で出走。15頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず15着に終わった。

3歳（2017年）

6月3日、約5か月半の休み明けで迎えた3戦目は、井上敏樹騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で2番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず10着に終わった。

8月6日、中8週で迎えた4戦目は、藤田菜七子騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では末脚を伸ばせず15着に終わった。

4歳（2018年）

8月10日、約12か月半の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた5戦目は、杉浦健太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2一（園田ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では目立つような脚を使えず4着に敗れた。

8月29日、中2週で迎えた6戦目は、3歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で杉浦健太騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びを欠き4着に敗れた。

9月19日、中2週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた7戦目は、3歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で杉浦健太騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、でレースを進める。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。最後は脚が止まってしまい8着に敗れた。

5歳（2019年）

2月28日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から23kg戻して迎えた8戦目は、4歳以上C3一（園田ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で杉浦健太騎手（3戦0勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では迫力のある伸び脚で猛追したが、勝ったツインクルパレスに詰め切れず、6馬身差の2着となった。

3月20日、中2週で迎えた9戦目は、4歳以上C3二（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で杉浦健太騎手（4戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、メロスに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

4月3日、中1週で迎えた10戦目は、4歳以上C3一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で杉浦健太騎手（5戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、抜け出したオールウェイを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着に敗北した。

5月1日、中3週で迎えた11戦目は、4歳以上C3一（園田ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は7戦連続で杉浦健太騎手（6戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では素晴らしい伸びを見せたが、ゴルトグルーベにアタマ差交わされて2着に甘んじた。

5月23日、中2週で迎えた12戦目は、4歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で杉浦健太騎手（7戦0勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。前に出て、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚勢がやや衰え、3着に終わった。

6月13日、中2週で迎えた13戦目は、4歳以上C2（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で杉浦健太騎手（8戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るホーリーエンジェルを別次元の末脚で3/4馬身差し切って待望の初勝利を挙げた。

6月26日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上C2（園田ダート1230m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で杉浦健太騎手（9戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではパワフルな末脚を披露したが、3着に終わった。

8月9日、中5週で迎えた15戦目は、3歳以上C2（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で杉浦健太騎手（10戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。前に出て、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮烈な末脚を爆発させて、最後は2着のリリカルドーンを3/4馬身振り切って制した。

8月29日、中2週で迎えた16戦目は、3歳以上C1（園田ダート1230m 晴/重）に出走。鞍上は12戦連続で杉浦健太騎手（11戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。端を取り切り、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、メイショウトビザルに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

9月18日、中2週で迎えた17戦目は、3歳以上C1（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で杉浦健太騎手（12戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快な末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のディナミックに2馬身半の差をつけて勝利をモノにする

10月10日、中2週で迎えた18戦目は、3歳以上C1（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で杉浦健太騎手（13戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は勢いを失って6着に敗れた。

10月31日、中2週で迎えた19戦目は、3歳以上C1（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は15戦連続で杉浦健太騎手（14戦3勝）。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

11月26日、中3週で迎えた20戦目は、3歳以上C1（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は16戦連続で杉浦健太騎手（15戦3勝）。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、でレースを進める。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて5着に沈んだ。

12月19日、中2週で迎えた21戦目は、渡瀬和幸騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C1（園田ダート1230m 曇/稍重）に出走。9頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では末脚がパッとせず8着に敗れた。

6歳（2020年）

1月28日、中5週で迎えた22戦目は、4歳以上C1（姫路ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は杉浦健太騎手（16戦3勝）。12頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、で一団を先導。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では余力が残っておらず8着に敗れた。

2月18日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた23戦目は、4歳以上C1二（園田ダート1230m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で杉浦健太騎手（17戦3勝）。11頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて5着に沈んだ。

3月26日、中4週で迎えた24戦目は、4歳以上C2（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で杉浦健太騎手（18戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

4月8日、中1週で迎えた25戦目は、4歳以上C2（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で杉浦健太騎手（19戦3勝）。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目を引く伸び脚で猛進したが、ローブドールにハナ差交わされて2着に惜敗した。

4月29日、中2週で迎えた26戦目は、4歳以上C2（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で杉浦健太騎手（20戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目の覚めるような末脚を爆発させて、最後は2着のプラードデラルスをクビ差振り切って4勝目をゲットした。

5月28日、中3週で迎えた27戦目は、4歳以上C1（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で杉浦健太騎手（21戦4勝）。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は脚勢が悪くなり11着に敗れた。

6月11日、中1週で迎えた28戦目は、ユメノアトサキ号メモリアル記念（園田ダート1230m 雨/不良）に出走。鞍上は7戦連続で杉浦健太騎手（22戦4勝）。9頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず7着に終わった。

7月1日、中2週で迎えた29戦目は、3歳以上C2（園田ダート1230m 曇/重）に出走。鞍上は8戦連続で杉浦健太騎手（23戦4勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では一完歩ずつ着実に終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のデスティニーレイを3/4馬身振り切って5勝目を手に入れた。

7月24日、中2週で迎えた30戦目は、3歳以上C1（園田ダート1230m 雨/重）に出走。鞍上は9戦連続で杉浦健太騎手（24戦5勝）。11頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端をきる形となり、で馬群を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では見せ場なく9着に終わった。

8月19日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた31戦目は、3歳以上C1（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で杉浦健太騎手（25戦5勝）。12頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では伸びあぐねて5着に終わった。

9月17日、中3週で馬体重を前走から5kg戻して迎えた32戦目は、3歳以上C1（園田ダート1230m 曇/良）に出走。鞍上は11戦連続で杉浦健太騎手（26戦5勝）。12頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚色が鈍り12着に終わった。

10月15日、中3週で迎えた33戦目は、3歳以上C1（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で杉浦健太騎手（27戦5勝）。12頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず9着に終わった。

2020年10月16日付で地方競馬の競走馬登録を抹消した。