デルマボウズダヌキ（2010年生、母エアジンクス）

デルマボウズダヌキ（2010年2月15日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋妖怪名」。毛色は栗毛。種牡馬のトワイニング（当時19歳）と交配したエアジンクスが10歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地1戦0勝、地方18戦3勝2着4回。主な勝ち鞍は2012年の2歳。

経歴

デビュー前

当歳のとき、社台ファームから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場されたが主取りとなった。

石栗龍彦厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2012年）

7月28日、デビュー戦は中谷雄太騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は458kg。15頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では今一つ伸び切れず12着に終わった。

10月26日、約3か月の休養明けで迎えた2戦目は、吉井友彦騎手を鞍上に迎えて、2歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり6着に敗れた。

11月9日、中1週で迎えた3戦目は、2歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉井友彦騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

11月20日、中1週で迎えた4戦目は、2歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉井友彦騎手（2戦0勝）。8頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には届かず5着に終わった。

12月14日、中2週で迎えた5戦目は、2歳（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で吉井友彦騎手（3戦0勝）。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい5着に敗れた。

12月27日、中1週で迎えた6戦目は、2歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で吉井友彦騎手（4戦0勝）。8頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線に入ると、前で粘るトライアンフバイオを次元の違う末脚で交わし去り、最後は6馬身の差をつけて初白星を挙げた。

3歳（2013年）

1月9日、中1週で迎えた7戦目は、3歳（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で吉井友彦騎手（5戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線に入ると、前で粘るウインターマジックを次元の違う末脚でアタマ差だけ差し切って単勝一倍台の支持に応えた。

1月22日、中1週で迎えた8戦目は、3歳戦の睦月賞（笠松ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は7戦連続で吉井友彦騎手（6戦2勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目覚ましい伸び脚で驀進したが、ケイツーリマークに半馬身交わされて2着となった。

2月15日、中2週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた9戦目は、3歳（笠松ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は8戦連続で吉井友彦騎手（7戦2勝）。7頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では逸出した伸びを見せたが、エイシンルンディーに半馬身交わされて2着に敗北した。

2月28日、中1週で迎えた10戦目は、3歳戦のnetkeiba.com杯（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で吉井友彦騎手（8戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では決め手が足りず5着に敗れた。

4月24日、中7週で迎えた11戦目は、3歳（笠松ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は10戦連続で吉井友彦騎手（9戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では目立つような脚を使えず6着に敗れた。

5月15日、中2週で迎えた12戦目は、3歳戦の若鮎賞（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で吉井友彦騎手（10戦2勝）。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず5着に終わった。

5月29日、中1週で迎えた13戦目は、3歳戦の木曽川特別（笠松ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は12戦連続で吉井友彦騎手（11戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり4着に敗れた。

8月15日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から24kg増やして迎えた14戦目は、3歳戦の「めざまし天然水」新発売記念杯（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で吉井友彦騎手（12戦2勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るプリンセスアイズを圧倒的な末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて3勝目を手に入れた。

8月28日、中1週で迎えた15戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で吉井友彦騎手（13戦3勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で急追したが、勝ったレインボーオーラに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

9月23日、中3週で迎えた16戦目は、3歳戦の岐阜信用金庫杯（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は15戦連続で吉井友彦騎手（14戦3勝）。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい4着に敗れた。

10月10日、中1週で迎えた17戦目は、向山牧騎手を鞍上に迎えて、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では物凄い伸び脚で猛追したが、抜け出したヤマニンサッチェルに半馬身届かず2着に敗北した。

11月7日、中3週で迎えた18戦目は、赤嶺亮騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の代官山賞（大井ダート1400m 晴/不良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず8着に敗れた。

11月25日、中2週で迎えた19戦目は、3歳（大井ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で赤嶺亮騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では息の長い末脚を繰り出したが、4着に終わった。