エイシンルンディー（2010年生、母バーリンスワン）

エイシンルンディー（2010年3月18日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋蘭の一種」。毛色は鹿毛。種牡馬のゴールドヘイロー（当時13歳）と交配したバーリンスワンが12歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は城地牧場。戦績は、中央平地1戦0勝、地方40戦9勝2着5回。2013年のル・プランタン賞(牝地方重賞)に勝利した他、2012年のジュニアクラウンを制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

伊藤強一厩舎（笠松）へ入厩。

2歳（2012年）

8月13日、デビュー戦は岡部誠騎手を鞍上に据えて、2歳（笠松ダート800m 晴/良）に出走。馬体重は428kg。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。逃げる形となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のファイヤーキッドに1馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

8月31日、中2週で迎えた2戦目は、2歳オープンの秋風ジュニア（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ4着に沈んだ。

9月25日、中3週で迎えた3戦目は、2歳戦のカンタン複利馬券法発売記念（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岡部誠騎手（2戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではあとひと押しが足りず、3着に終わった。

10月26日、中3週で迎えた4戦目は、尾島徹騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのジュニアクラウン（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では凄まじい末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のマユノプーリンに1馬身半の差をつけて2勝目を手に入れた。

11月20日、中3週で迎えた5戦目は、牝馬限定2歳地方重賞のプリンセス特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は岡部誠騎手（3戦1勝）。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではビュッと切れる脚を見せたが、カツゲキドラマにハナ差交わされて2着となった。

12月30日、中5週で迎えた6戦目は、牝馬限定2歳地方重賞のライデンリーダー記念（笠松ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は尾島徹騎手（1戦1勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず7着に敗れた。

3歳（2013年）

1月9日、中0週で迎えた7戦目は、3歳戦の若松特別（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は岡部誠騎手（4戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。果敢に端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のリトルマドンナに4馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

1月24日、中1週で迎えた8戦目は、牝馬限定3歳地方重賞の園田クイーンセレクション（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（5戦2勝）。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず7着に敗れた。

2月15日、中2週で迎えた9戦目は、3歳（笠松ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で岡部誠騎手（6戦2勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、前で粘るデルマボウズダヌキを自慢の末脚で半馬身差し切って圧倒的人気に応えた。

2月26日、中1週で迎えた10戦目は、一般B6（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で岡部誠騎手（7戦3勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線に入ると、前で粘るエクエスバンダムを圧倒的な末脚で半馬身差し切って5勝目を掴み取った。

3月21日、中2週で馬体重を前走から19kg減らして迎えた11戦目は、牝馬限定3歳S1の桜花賞（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は尾島徹騎手（2戦1勝）。11頭立ての10番人気で大外11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず5着に終わった。

4月19日、中3週で迎えた12戦目は、牝馬限定3歳地方重賞のル・プランタン賞（佐賀ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で尾島徹騎手（3戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではグイグイと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のホクザンルージュに1馬身半の差をつけて単勝一倍台の期待に応えた。

4月29日、中0週で迎えた13戦目は、牝馬限定3歳地方重賞の日高賞（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で尾島徹騎手（4戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見事な伸び脚で猛追したが、勝ったハードデイズナイトに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

5月16日、中1週で迎えた14戦目は、牝馬限定3歳地方重賞ののじぎく賞（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で尾島徹騎手（5戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚を伸ばせず7着に敗れた。

6月12日、中3週で迎えた15戦目は、牝馬限定3歳Jpn2の関東オークス（川崎ダート2100m 曇/重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は岡部誠騎手（8戦4勝）。14頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では天性の負けじ魂を発揮してゴールまで力闘し、5着に入り込んだ。

7月20日、中4週で迎えた16戦目は、3歳以上1000万下の賢島特別（中京芝1400m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は尾島徹騎手（6戦2勝）。17頭立ての17番人気で6番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く17着に終わった。

9月27日、中9週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた17戦目は、長月特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で尾島徹騎手（7戦2勝）。5頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったシンビオシスに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

10月10日、中1週で迎えた18戦目は、3歳地方重賞の岐阜金賞（笠松ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で尾島徹騎手（8戦2勝）。10頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走し、3着を確保した。

11月4日、中3週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた19戦目は、牝馬限定Jpn1のJBCレディスクラシック（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は4戦連続で尾島徹騎手（9戦2勝）。12頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず8着に終わった。

11月13日、連闘で迎えた20戦目は、牝馬限定3歳S1のロジータ記念（川崎ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で尾島徹騎手（10戦2勝）。14頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

4歳（2014年）

1月22日、中9週で迎えた21戦目は、牝馬限定Jpn3のTCK女王盃（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で尾島徹騎手（11戦2勝）。11頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり11着に終わった。

3月5日、中5週で迎えた22戦目は、牝馬限定Jpn2のエンプレス杯（川崎ダート2100m 雨/不良）に出走。鞍上は7戦連続で尾島徹騎手（12戦2勝）。13頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では末脚にキレが無く12着に終わった。

3月16日、中1週で迎えた23戦目は、地方重賞のはがくれ大賞典（佐賀ダート2000m 晴/重）に出走。鞍上は岡部誠騎手（9戦4勝）。11頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚が振るわず7着に敗れた。

4月9日、中2週で迎えた24戦目は、花本正三騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定Jpn3のマリーンカップ（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。11頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では脚を伸ばせず10着に終わった。

7月18日、約3か月半の休養明けで迎えた25戦目は、盛夏特別（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で花本正三騎手（1戦0勝）。7頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚が冴えず5着に終わった。

11月3日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から11kg減らして迎えた26戦目は、牝馬限定Jpn1のJBCレディスクラシック（盛岡ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は尾島徹騎手（13戦2勝）。16頭立ての16番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず16着に終わった。

12月3日、中3週で馬体重を前走から18kg戻して迎えた27戦目は、牝馬限定のハンデJpn3のクイーン賞（船橋ダート1800m 晴/重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は花本正三騎手（2戦0勝）。14頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず14着に終わった。

12月31日、中3週で迎えた28戦目は、大晦日特別（笠松ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は尾島徹騎手（14戦2勝）。7頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい5着に終わった。

5歳（2015年）

1月8日、連闘で迎えた29戦目は、新春特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は花本正三騎手（3戦0勝）。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では鮮烈な末脚を爆発させて、最後は2着のマルカリードを半馬身振り切って久しぶりに勝ち星を挙げた。

1月23日、中1週で迎えた30戦目は、東海クラウン（笠松ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で花本正三騎手（4戦1勝）。8頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には届かず4着に終わった。

2月6日、中1週で迎えた31戦目は、初花月特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で花本正三騎手（5戦1勝）。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、3着に終わった。

3月6日、中3週で迎えた32戦目は、弥生特別（笠松ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で花本正三騎手（6戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では目の覚めるような末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のケイアイアレスを3/4馬身振り切って先頭ゴールを果たした。

3月11日、連闘で馬体重を前走から16kg減らして迎えた33戦目は、Jpn2のダイオライト記念（船橋ダート2400m 晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で花本正三騎手（7戦2勝）。12頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では末脚がパッとせず11着に終わった。

4月14日、中4週で迎えた34戦目は、牝馬限定Jpn3のマリーンカップ（船橋ダート1600m 小雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で花本正三騎手（8戦2勝）。12頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい11着に終わった。

4月30日、中1週で迎えた35戦目は、ふじの花特別（笠松ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で花本正三騎手（9戦2勝）。7頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい3着に終わった。

5月15日、中1週で迎えた36戦目は、かがり火特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は岡部誠騎手（10戦4勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では迫力満点の伸びを見せたが、ラヴァリーオステルにクビ差交わされて2着に甘んじた。

5月29日、中1週で迎えた37戦目は、東海クラウン（笠松ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は花本正三騎手（10戦2勝）。9頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では我慢強くタフに走り抜いたが、メモリージルバに交わされて1馬身差の2着となった。

7月3日、中4週で迎えた38戦目は、乗鞍短距離特別（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で花本正三騎手（11戦2勝）。5頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では不屈のスロトングスピリットで渋太く末脚を持続させて先頭に立ち、最後は2着のドリームカトラスをハナ差振り切って断然の支持に応えた。

7月31日、中3週で迎えた39戦目は、盛夏特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で花本正三騎手（12戦3勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では全く伸びず4着に敗れた。

8月14日、中1週で迎えた40戦目は、地方重賞のくろゆり賞（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で花本正三騎手（13戦3勝）。10頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず8着に終わった。

9月10日、中3週で迎えた41戦目は、東川公則騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定地方重賞の秋桜賞（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。12頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始12番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず12着に終わった。