サンダーロイヤル（1989年生、母ペテイテイオノイチ）

サンダーロイヤル（1989年5月25日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のワツスルタツチ（当時6歳）と交配したペテイテイオノイチが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（株）下河辺牧場。戦績は、中央平地23戦3勝2着3回。主な勝ち鞍は1993年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

内藤一雄厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1992年）

5月9日、デビュー戦は徳吉孝士騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（東京ダート1200m 小雨/良）に52kgの軽斤量で出走。馬体重は494kg。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るフジノアクションを鮮やかな末脚で半馬身差し切って初勝利を挙げた。

7月4日、中7週で迎えた2戦目は、坂井千明騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下のローズマリー賞（福島芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。11頭立ての9番人気で大外11番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始3番手を追走。最後は勢いを失って8着に終わった。

7月12日、連闘で馬体重を前走から12kg減らして迎えた3戦目は、4歳500万下（福島芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で坂井千明騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

11月29日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg戻して迎えた4戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/不良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は徳吉孝士騎手（1戦1勝）。16頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は失速してしまい14着に敗れた。

4歳（1993年）

1月5日、中4週で迎えた5戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は坂井千明騎手（2戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るカポエイラを交わし去り、最後は1馬身3/4の差をつけて2勝目を掴み取った。

1月16日、中1週で迎えた6戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の若水賞（中山ダート1200m 曇/不良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で坂井千明騎手（3戦1勝）。14頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では伸びを欠き11着に終わった。

7月24日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から16kg減らして迎えた7戦目は、五十嵐久騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟芝1000m 雨/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての10番人気で大外16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では伸びが鈍く14着に終わった。

8月8日、中1週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下の出雲崎特別（新潟ダート1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は徳吉孝士騎手（2戦1勝）。12頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり9着に終わった。

9月18日、中5週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下の袖ケ浦特別（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は五十嵐久騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚に勢いがなく9着に終わった。

10月3日、中1週で迎えた10戦目は、嶋田高宏騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1200m 小雨/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったキリーエールにねじ伏せられて半馬身差の2着となった。

10月16日、中1週で迎えた11戦目は、吉永護騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1400m 雨/良）に54kgの軽斤量で出走。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではシャープな伸びを見せたが、伸びてきたブラックタイ決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

10月30日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1400m 雨/不良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で吉永護騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず7着に敗れた。

11月27日、中3週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は徳吉孝士騎手（3戦1勝）。15頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では豪快な末脚を爆発させて前にいた8頭を交わし去り、最後は2着のエアブラッサムに1馬身1/4の差をつけて3勝目を挙げた。

12月18日、中2週で迎えた14戦目は、4歳以上900万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で徳吉孝士騎手（4戦2勝）。13頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では脚が残っておらず7着に終わった。

5歳（1994年）

12月11日、約12か月の休養明けで迎えた15戦目は、4歳以上900万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で徳吉孝士騎手（5戦2勝）。16頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚を伸ばせず6着に終わった。

6歳（1995年）

1月7日、中3週で迎えた16戦目は、5歳以上900万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で徳吉孝士騎手（6戦2勝）。16頭立ての6番人気で大外16番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず6着に敗れた。

1月22日、中1週で迎えた17戦目は、5歳以上900万下（中山ダート1200m 雨/良）に出走。鞍上は5戦連続で徳吉孝士騎手（7戦2勝）。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚が冴えず5着に敗れた。

2月18日、中3週で迎えた18戦目は、5歳以上900万下（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で徳吉孝士騎手（8戦2勝）。16頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では目覚ましい伸び脚で追い上げたが、勝ったウエスタンマッチに詰め切れず、1馬身差の2着に敗北した。

3月18日、中3週で迎えた19戦目は、5歳以上900万下（中山ダート1200m 小雨/不良）に出走。鞍上は7戦連続で徳吉孝士騎手（9戦2勝）。15頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は脚色が鈍り11着に敗れた。

4月30日、中5週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた20戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の清里特別（東京ダート1600m 曇/不良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は8戦連続で徳吉孝士騎手（10戦2勝）。16頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後はバタバタになってしまい12着に終わった。

6月4日、中4週で迎えた21戦目は、5歳以上900万下の石和特別（東京芝1400m 雨/重）に出走。鞍上は嶋田高宏騎手（1戦0勝）。13頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず8着に終わった。

6月18日、中1週で迎えた22戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の白河特別（福島芝1200m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で嶋田高宏騎手（2戦0勝）。16頭立ての16番人気で大外16番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線ではキレのある末脚を繰り出し、5着に入り込んだ。

7月23日、中4週で迎えた23戦目は、4歳以上900万下の浄土平特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は坂井千明騎手（4戦1勝）。16頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。競走中止となった。