ハクアイゼウス（2020年生、母ワンメイク）

ハクアイゼウス（2020年4月28日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+ギリシャ神話の主神」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のホッコータルマエ（当時11歳）と交配したワンメイクが15歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は大柳ファーム。主な勝ち鞍は2022年のほとめきナイター賞。

経歴

デビュー前

1歳のとき、大柳ファームから「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、H.Iコーポレーションによって1,595万円で落札された。

松永昌博厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2022年）

8月20日、デビュー戦は小沢大仁騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉ダート1700m 晴/稍重）に出走。馬体重は460kg。15頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず12着に終わった。

9月3日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（小倉芝1800m 曇/稍重）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で小沢大仁騎手（1戦0勝）。11頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず11着に終わった。

10月28日、中7週で馬体重を前走から17kg増やして迎えた3戦目は、山口勲騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のKYUSHU DREAM賞（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では電光石火の末脚を繰り出したが、3着に終わった。

11月12日、中1週で迎えた4戦目は、2歳（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山口勲騎手（1戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のハクアイカイザーに6馬身の差をつけて初白星を挙げた。

11月25日、中1週で迎えた5戦目は、2歳戦のほとめきナイター賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山口勲騎手（2戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では驚異的な末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のサツマハヤトに1馬身半の差をつけて断トツの支持に応えた。

3歳（2023年）

1月3日、中5週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた6戦目は、石川慎将騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の七福神賞（佐賀ダート1400m 晴/重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では伸びが劣勢になり5着に敗れた。

1月23日、中2週で迎えた7戦目は、3歳戦のホワイトスター特別（佐賀ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は山口勲騎手（3戦2勝）。11頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではいい脚を見せられず9着に敗れた。

2月4日、中1週で迎えた8戦目は、出水拓人騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の竜門峡特別（佐賀ダート1750m 晴/稍重）に出走。10頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず6着に終わった。

2月19日、中1週で迎えた9戦目は、3歳戦のバルーン特別（佐賀ダート1750m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で出水拓人騎手（1戦0勝）。7頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず3着に終わった。

3月4日、中1週で迎えた10戦目は、3歳戦の波戸岬特別（佐賀ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は山口勲騎手（4戦2勝）。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには参加できず4着に敗れた。

3月19日、中1週で迎えた11戦目は、3歳戦のブライトスター特別（佐賀ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で山口勲騎手（5戦2勝）。7頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず6着に終わった。

4月9日、中2週で迎えた12戦目は、3歳戦の川上峡特別（佐賀ダート1750m 晴/重）に出走。鞍上は出水拓人騎手（2戦0勝）。12頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず6着に終わった。

5月2日、中2週で迎えた13戦目は、張田昂騎手を鞍上に迎えて、3歳（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮したが、3着に終わった。

9月25日、約5か月の休み明けで迎えた14戦目は、川島正太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳（船橋ダート1500m 曇/良）に出走。11頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい7着に終わった。

10月26日、中3週で迎えた15戦目は、3歳戦の谷津干潟特別（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川島正太郎騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では今一つ伸び切れず10着に終わった。

11月30日、中4週で迎えた16戦目は、藤本現暉騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のバラ賞（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では決め手に欠いて7着に終わった。

12月20日、中2週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた17戦目は、落合玄太騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のビワ特別（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。10頭立ての7番人気で大外10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず7着に終わった。

4歳（2024年）

1月27日、中4週で迎えた18戦目は、KYUSHU DREAM賞（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は山口勲騎手（6戦2勝）。11頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには絡めず9着に敗れた。

2月11日、中1週で迎えた19戦目は、飛田愛斗騎手を鞍上に迎えて、いつかは会いたい記念（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。11頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では今一つ伸び切れず8着に終わった。

2月24日、中1週で迎えた20戦目は、おおいた和牛を食べよう杯（佐賀ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は山口勲騎手（7戦2勝）。10頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず10着に終わった。

3月9日、中1週で迎えた21戦目は、花月賞（佐賀ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は石川慎将騎手（1戦0勝）。11頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切り、4着を確保した。

3月30日、中2週で迎えた22戦目は、一般C1-9（佐賀ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で石川慎将騎手（2戦0勝）。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい4着に敗れた。

4月20日、中2週で迎えた23戦目は、鳥来月賞（佐賀ダート1400m 小雨/稍重）に出走。鞍上は出水拓人騎手（3戦0勝）。11頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では伸びが鈍く9着に終わった。

5月3日、中1週で迎えた24戦目は、一般C1-9（佐賀ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は石川慎将騎手（3戦0勝）。11頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず7着に終わった。

5月18日、中1週で迎えた25戦目は、EX荒尾一周年記念（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石川慎将騎手（4戦0勝）。12頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには加われず7着に終わった。

6月1日、中1週で迎えた26戦目は、一般C1-10（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で石川慎将騎手（5戦0勝）。9頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のコスモアピールに4馬身の差をつけて久方ぶりに勝ち星を挙げた。

6月11日、中0週で迎えた27戦目は、KYUSHU DREAM賞（佐賀ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で石川慎将騎手（6戦1勝）。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では目立つような脚を使えず4着に敗れた。

6月22日、中1週で迎えた28戦目は、一般C1-5（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で石川慎将騎手（7戦1勝）。10頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るエールゴージューンを豪脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて4勝目をつかんだ。

7月6日、中1週で迎えた29戦目は、一般C1-3（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で石川慎将騎手（8戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい6着に敗れた。

7月21日、中1週で迎えた30戦目は、ルビー特選（佐賀ダート1750m 晴/不良）に出走。鞍上は7戦連続で石川慎将騎手（9戦2勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったアラッキーフェイスに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

9月8日、中6週で迎えた31戦目は、セプテンバー特選（佐賀ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で石川慎将騎手（10戦2勝）。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では全く伸びず4着に敗れた。

9月21日、中1週で迎えた32戦目は、サファイア特選（佐賀ダート1750m 小雨/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で石川慎将騎手（11戦2勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったニシノカナンに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

10月12日、中2週で迎えた33戦目は、オクトーバー特選（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は飛田愛斗騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではパワフルな末脚を披露したが、3着に終わった。

11月4日、中2週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた34戦目は、没後150年江藤新平の復権賞（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は石川慎将騎手（12戦2勝）。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず6着に敗れた。