ポムファッジ（2021年生、母ニューアイデア）

ポムファッジ（2021年5月1日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「リンゴ(仏)+イギリス発祥のキャンディーの一種」。毛色は鹿毛。種牡馬のリオンディーズ（当時8歳）と交配したニューアイデアが15歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は日高大洋牧場。主な勝ち鞍は2025年の一般C2。

経歴

デビュー前

1歳のとき、日高大洋牧場から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、ディアレストクラブによって594万円で落札された。

高橋文雅厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2023年）

12月2日、デビュー戦は吉田豊騎手を鞍上に据えて、2歳戦のメイクデビュー中山（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。馬体重は496kg。15頭立ての6番人気で16番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では強靭な末脚を繰り出し、3着に入った。

3歳（2024年）

1月28日、中7週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた2戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1400m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい9着に敗れた。

8月17日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から20kg戻して迎えた3戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚色がやや鈍り、5着に終わった。

9月1日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（札幌芝1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で菱田裕二騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では余力が残っておらず12着に敗れた。

10月8日、中4週で迎えた5戦目は、宮内勇樹騎手を鞍上に迎えて、一般C32 C41（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。最後は減速してしまい8着に敗れた。

10月22日、中1週で迎えた6戦目は、しべつ牛乳特別（門別ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で宮内勇樹騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

11月7日、中1週で迎えた7戦目は、一般C22 C41（門別ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で宮内勇樹騎手（2戦0勝）。12頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びあぐねて7着に敗れた。

4歳（2025年）

2月6日、約3か月の休養明けで迎えた8戦目は、中越琉世騎手を鞍上に迎えて、一般C2六七八（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走し、4着を確保した。

3月6日、中3週で迎えた9戦目は、一般C2六七八（川崎ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で中越琉世騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、超スローペースで馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は失速してしまい9着に敗れた。

4月9日、中4週で迎えた10戦目は、夢見ヶ崎賞（川崎ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で中越琉世騎手（2戦0勝）。12頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く10着に終わった。

5月14日、中4週で迎えた11戦目は、桜井光輔騎手を鞍上に迎えて、雷電賞（川崎ダート900m 晴/稍重）に出走。11頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線ではいい脚を見せられず9着に終わった。

6月17日、中4週で迎えた12戦目は、ソルスティツィオ賞（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で桜井光輔騎手（1戦0勝）。14頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、ややハイペースでレースを牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では末脚に勢いがなく14着に終わった。

7月21日、中4週で馬体重を前走から17kg減らして迎えた13戦目は、山本聡哉騎手を鞍上に迎えて、一般C2（盛岡ダート1000m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のロイエに3馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

8月3日、中1週で迎えた14戦目は、一般C2（盛岡ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山本聡哉騎手（1戦1勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のロイエに5馬身の差をつけて断然人気に応えた。

8月18日、中1週で迎えた15戦目は、一般C2（盛岡ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で山本聡哉騎手（2戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。端をきり、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では猛烈な末脚を弾けさせて、最後は2着のビーコンプリートに1馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

9月9日、中2週で迎えた16戦目は、一般C1（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で山本聡哉騎手（3戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では伸びが続かず、3着に終わった。