サッポロゲッカオウ（2019年生、母コンサーンナッカ）

サッポロゲッカオウ（2019年5月3日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「地名+月下翁、むすびの神。」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のディスクリートキャット（当時16歳）と交配したコンサーンナッカが20歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は辻牧場。主な勝ち鞍は2022年の3歳以上C4-4。

経歴

デビュー前

武英智厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2021年）

12月18日、デビュー戦は藤岡佑介騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神ダート1200m 晴/重）に出走。馬体重は430kg。11頭立ての6番人気で大外11番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く7着に敗れた。

3歳（2022年）

8月25日、約8か月半の休養明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた2戦目は、落合玄太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C4-4（門別ダート1000m 晴/良）に56kgの斤量を背負って出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。端をきる形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のブーガルーに2馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

9月14日、中2週で迎えた3戦目は、3歳以上C4-2（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で落合玄太騎手（1戦1勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では鮮やかな伸び脚で追い上げたが、勝ったマーシグッドラックに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

9月28日、中1週で迎えた4戦目は、3歳以上C4-2（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で落合玄太騎手（2戦1勝）。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では別次元の末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のコルタードに1馬身半の差をつけて2勝目を手中に収めた。

4歳（2023年）

1月14日、約3か月半の休み明けで迎えた5戦目は、富田暁騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（小倉芝1200m 小雨/重）に58kgの斤量を背負って出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての16番人気で7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く16着に終わった。

1月22日、連闘で迎えた6戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（中京ダート1200m 晴/良）に58kgの斤量を背負って出走。15頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚にキレが無く11着に終わった。

2月5日、中1週で迎えた7戦目は、4歳以上1勝クラス（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松田大作騎手（1戦0勝）。9頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず6着に終わった。

4月9日、中8週で迎えた8戦目は、永島まなみ騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（福島芝2600m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では目立つような脚を使えず16着に終わった。

6月5日、中7週で迎えた9戦目は、岩本怜騎手を鞍上に迎えて、一般C2五（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではシャープな伸び脚で追い上げたが、勝ったサンサダンサーに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

6月12日、連闘で迎えた10戦目は、一般C2五（水沢ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で岩本怜騎手（1戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

6月26日、中1週で迎えた11戦目は、一般C2六（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岩本怜騎手（2戦0勝）。7頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったアドマイヤメジャーに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

7月3日、連闘で迎えた12戦目は、山本政聡騎手を鞍上に迎えて、C2五組（盛岡ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では迫力のある伸び脚で猛追したが、抜け出したデジタイゼーションにクビ差届かず2着に甘んじた。

7月17日、中1週で迎えた13戦目は、スカパー!地方競馬ナイン賞（盛岡ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で山本政聡騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

7月24日、連闘で迎えた14戦目は、一般C2四（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は岩本怜騎手（3戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず8着に敗れた。

8月7日、中1週で迎えた15戦目は、一般C2五（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩本怜騎手（4戦0勝）。8頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では見所を作れず5着に敗れた。

8月21日、中1週で迎えた16戦目は、一般C2五（水沢ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は山本政聡騎手（2戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では目覚ましい伸び脚で急追したが、抜け出したトーセンローラにクビ差届かず2着に甘んじた。

9月26日、中4週で迎えた17戦目は、阿部英俊騎手を鞍上に迎えて、一般C1二（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず5着に敗れた。

10月2日、連闘で迎えた18戦目は、一般B2五（盛岡ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で阿部英俊騎手（1戦0勝）。7頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るティックルハートを異次元の末脚で3/4馬身差し切って3勝目を収める

10月15日、中1週で迎えた19戦目は、一般B2一（盛岡ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で阿部英俊騎手（2戦1勝）。11頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では息の長い末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

5歳（2024年）

4月16日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた20戦目は、一般C1一（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は岩本怜騎手（5戦0勝）。11頭立ての5番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず11着に敗れた。

4月29日、中1週で迎えた21戦目は、一般C1一（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩本怜騎手（6戦0勝）。12頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見せ場なく9着に終わった。