アドマイヤメジャー（2017年生、母スウェアトウショウ）

アドマイヤメジャー（2017年3月29日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋おおぐま座より」。毛色は鹿毛。種牡馬のフェノーメノ（当時8歳）と交配したスウェアトウショウが10歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。主な勝ち鞍は2021年の沈丁花特別(一般A三)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、ノーザンファームから「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場され、近藤利一によって2,268万円で落札された。

大久保龍志厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2019年）

10月6日、デビュー戦は藤岡康太騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は466kg。16頭立ての4番人気に推されて10番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では伸びが鈍く9着に敗れた。

10月27日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（京都芝2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡康太騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では天稟の勝負根性でゴールまで力走し、3着に入り込んだ。

3歳（2020年）

1月11日、約2か月半の間隔を開けて迎えた3戦目は、3歳未勝利（京都芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤岡康太騎手（2戦0勝）。16頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したウインベイランダーを差し切れず、1馬身半差の2着となった。

2月9日、中3週で迎えた4戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝2200m 外回り曇/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では卓出した伸び脚で急追したが、勝ったハナビマンカイに詰め切れず、1馬身差の2着に敗北した。

4月5日、中7週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（阪神芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚が振るわず11着に敗れた。

7月4日、約3か月の休養明けで迎えた6戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝2400m 外回り曇/重）に出走。16頭立ての4番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

8月1日、中3週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた7戦目は、3歳未勝利（新潟芝2200m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（1戦0勝）。18頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

8月22日、中2週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（小倉芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で和田竜二騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと伸びが足りず、3着に終わった。

10月10日、中6週で迎えた9戦目は、斎藤新騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスの萬代橋特別（新潟芝2400m 曇/良）に出走。11頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず8着に敗れた。

11月30日、中6週で迎えた10戦目は、山本政聡騎手を鞍上に迎えて、復興祈念夢あふれる未来へ（水沢ダート1600m 晴/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち味の忍耐力で最後まで奮闘したが、勝ったサンサダンサーにねじ伏せられてクビ差の2着に甘んじた。

4歳（2021年）

3月27日、約4か月の休養明けで迎えた11戦目は、沈丁花特別（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山本政聡騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では驚異的な末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のララチャンに6馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

4月25日、中3週で迎えた12戦目は、仲春特別（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山本政聡騎手（2戦1勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず9着に敗れた。

5月10日、中1週で迎えた13戦目は、牡丹特別（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で山本政聡騎手（3戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線ではいいところがなく12着に敗れた。

7月4日、中7週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた14戦目は、朝顔特別（盛岡ダート1600m 小雨/良）に出走。鞍上は5戦連続で山本政聡騎手（4戦1勝）。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、でレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい11着に敗れた。

8月24日、中6週で馬体重を前走から14kg絞って迎えた15戦目は、夢・希望未来へ前進（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で山本政聡騎手（5戦1勝）。10頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい5着に終わった。

9月27日、中4週で迎えた16戦目は、金木犀特別（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で山本政聡騎手（6戦1勝）。10頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では末脚を伸ばせず8着に敗れた。

10月12日、中1週で迎えた17戦目は、OROターフ特別（盛岡芝1700m 晴/重）に出走。鞍上は8戦連続で山本政聡騎手（7戦1勝）。12頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず8着に終わった。

10月31日、中2週で迎えた18戦目は、一般B1（盛岡芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で山本政聡騎手（8戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず6着に敗れた。

11月30日、中3週で迎えた19戦目は、鈴木祐騎手を鞍上に迎えて、一般B1三（水沢ダート1600m 晴/不良）に出走。12頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では鮮やかな末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のソルメンシスをクビ差振り切って2勝目を手中に収めた。

デビュー前

1歳のとき、ノーザンファームから「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場され、近藤利一によって2,268万円で落札された。

小西重征厩舎（岩手）へ入厩。

5歳（2022年）

4月4日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から11kg増やして迎えた20戦目は、夢・希望未来へ前進（水沢ダート1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は山本政聡騎手（9戦1勝）。11頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったサンエイロードに詰め切れず、9馬身差の2着となった。

5月1日、中3週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた21戦目は、一般B1一（水沢ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で山本政聡騎手（10戦1勝）。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではいい脚を見せられず7着に敗れた。

6月13日、中5週で迎えた22戦目は、シェパーズパース賞（水沢ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は鈴木祐騎手（1戦1勝）。8頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚にキレが無く8着に終わった。

7月24日、中5週で迎えた23戦目は、ダンシングエンジェル賞（盛岡ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は山本政聡騎手（11戦1勝）。9頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では今一つ伸び切れず9着に終わった。

9月12日、中6週で迎えた24戦目は、ユーカリ賞（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山本政聡騎手（12戦1勝）。12頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず8着に終わった。

10月9日、中3週で迎えた25戦目は、一般C1三（盛岡ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で山本政聡騎手（13戦1勝）。12頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では伸びを欠き11着に敗れた。

11月8日、中3週で迎えた26戦目は、一般C1四（盛岡ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で山本政聡騎手（14戦1勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが足りず、3着に終わった。

12月4日、中3週で迎えた27戦目は、一般C1三（水沢ダート1400m 小雨/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で山本政聡騎手（15戦1勝）。11頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では末脚に勢いがなく10着に敗れた。

6歳（2023年）

3月27日、約4か月の休み明けで迎えた28戦目は、アンドロメダ賞（水沢ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で山本政聡騎手（16戦1勝）。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が鈍り6着に敗れた。

4月24日、中3週で迎えた29戦目は、一般C1五（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で山本政聡騎手（17戦1勝）。11頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、でレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く5着に敗れた。

6月6日、中5週で迎えた30戦目は、一般C2三（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で山本政聡騎手（18戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚が止まってしまい7着に敗れた。

6月26日、中2週で迎えた31戦目は、一般C2六（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で山本政聡騎手（19戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐんぐんと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のサッポロゲッカオウに2馬身半の差をつけて久々に白星を挙げた。

8月14日、中6週で迎えた32戦目は、一般C2四（盛岡ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は10戦連続で山本政聡騎手（20戦2勝）。7頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のフォワードプッシュに9馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

9月24日、中5週で迎えた33戦目は、クレマチス賞（盛岡ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は11戦連続で山本政聡騎手（21戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が悪くなり7着に敗れた。

11月6日、中5週で迎えた34戦目は、一般C1四（盛岡ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は12戦連続で山本政聡騎手（22戦3勝）。11頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、で馬群を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は失速してしまい8着に敗れた。