ウインベイランダー（2017年生、母シュフルール）

ウインベイランダー（2017年2月14日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+帆船の一種」。毛色は芦毛。種牡馬のゴールドシップ（当時8歳）と交配したシュフルールが16歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者はコスモヴューファーム。主な勝ち鞍は2021年の稲佐山特別(1勝クラス)。

経歴

デビュー前

ウインレーシングクラブにて総額2,200万円（5.5万×400口）で一口馬主が募集された。

寺島良厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2019年）

11月3日、デビュー戦は松山弘平騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。馬体重は470kg。7頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、かなりのスローペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が鈍り4着に敗れた。

11月16日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松山弘平騎手（1戦0勝）。13頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線ではいいところがなく10着に敗れた。

3歳（2020年）

1月11日、中7週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（京都芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で松山弘平騎手（2戦0勝）。16頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。主導権を奪い、リードを2馬身以上キープして、遅いペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪脚を爆発させて、最後は2着のアドマイヤメジャーに1馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

2月1日、中2週で迎えた4戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラスの梅花賞（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。10頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。ハナに立ち、かなり緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が悪くなり6着に終わった。

3月29日、中7週で迎えた5戦目は、3歳1勝クラスの大寒桜賞（中京芝2200m 晴/重）に出走。鞍上は松山弘平騎手（3戦1勝）。10頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚が止まってしまい9着に終わった。

4月19日、中2週で迎えた6戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（阪神芝2000m 曇/良）に出走。8頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。端に立つ形となり、後続との差を2馬身以上保って、スローペースで馬群を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。最後はバテてしまい5着に終わった。

5月23日、中4週で迎えた7戦目は、松若風馬騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラスのメルボルントロフィー（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。12頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。前に出て、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が悪くなり9着に終わった。

6月13日、中2週で迎えた8戦目は、横山武史騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスの駒ケ岳特別（函館芝2600m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら5番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず5着に敗れた。

6月28日、中1週で迎えた9戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（函館芝2600m 曇/稍重）に出走。14頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうひと伸びが足りず、3着に終わった。

10月10日、約3か月半の休養明けで迎えた10戦目は、川又賢治騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスの萬代橋特別（新潟芝2400m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。11頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では全く伸びず7着に敗れた。

11月1日、中2週で迎えた11戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスの磐梯山特別（福島芝2600m 曇/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では見所を作れず9着に敗れた。

12月19日、中6週で迎えた12戦目は、3歳以上1勝クラス（阪神ダート2000m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は川又賢治騎手（1戦0勝）。11頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はバタバタになってしまい11着に終わった。

12月26日、連闘で迎えた13戦目は、福原杏騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスの2020ヤングジョッキーズシリーズファイナルラウンド阪神1戦（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始8番手を追走。直線では末脚を伸ばせず13着に終わった。

4歳（2021年）

1月24日、中3週で迎えた14戦目は、4歳以上1勝クラス（中京芝2200m 雨/不良）に出走。鞍上は松山弘平騎手（4戦1勝）。11頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。ハナを取り切り、落ち着いたペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚色がやや衰え、3着に終わった。

2月6日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上1勝クラス（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、極端なスローペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は垂れてしまい6着に敗れた。

3月7日、中3週で迎えた16戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラスの稲佐山特別（小倉芝2600m 曇/稍重）に出走。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では生得の持続力で渋太く末脚を持続させて先頭をうかがい、最後は2着のプレイリードリームを3/4馬身振り切って勝利を手に入れた。

3月20日、中1週で迎えた17戦目は、ハンデ戦で4歳以上2勝クラスの淡路特別（阪神芝2600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡佑介騎手（1戦1勝）。14頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら4番手で通過。最後は脚勢が悪くなり10着に敗れた。

4月18日、中3週で迎えた18戦目は、武藤雅騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラスの奥の細道特別（新潟芝2400m 雨/不良）に出走。10頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、逃げるワンダーコノシュアを差し切れず、4馬身差の2着となった。

7月10日、約3か月の間隔を開けて迎えた19戦目は、3歳以上2勝クラスの駒ケ岳特別（函館芝2600m 小雨/稍重）に出走。鞍上は藤岡佑介騎手（2戦1勝）。13頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、スローペースで馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は失速してしまい8着に敗れた。

8月1日、中2週で迎えた20戦目は、3歳以上2勝クラスの横津岳特別（函館芝2600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡佑介騎手（3戦1勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、馬群に飲まれ4着に沈んだ。

8月21日、中2週で迎えた21戦目は、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの札幌日刊スポーツ杯（札幌芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤岡佑介騎手（4戦1勝）。14頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では末脚がパッとせず14着に終わった。

11月28日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から16kg減らして迎えた22戦目は、森一馬騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（阪神障害芝2970m 晴/良）に出走。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。6着に敗れた。

2021年11月28日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。