ワンダーコノシュア（2016年生、母ブルーボンボヤージ）

ワンダーコノシュア（2016年3月22日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+専門家、鑑定家」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のブラックタイド（当時15歳）と交配したブルーボンボヤージが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は大島牧場。主な勝ち鞍は2021年の奥の細道特別(2勝クラス)。

経歴

デビュー前

斎藤誠厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2019年）

3月2日、デビュー戦は斎藤新騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（小倉芝1800m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。馬体重は486kg。16頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら11番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず7着に敗れた。

3月16日、中1週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（中京芝2200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で斎藤新騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では今一つ伸び切れず5着に敗れた。

4月14日、中3週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（福島芝1800m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で斎藤新騎手（2戦0勝）。16頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張り、4着に入った。

4月21日、連闘で迎えた4戦目は、菅原明良騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1700m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。15頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

6月8日、中6週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（東京ダート2100m 曇/不良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で菅原明良騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では矢のように急駛したが、勝ったテーオーダンケルクにねじ伏せられて1馬身差の2着となった。

6月23日、中1週で迎えた6戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート2100m 曇/重）に出走。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で猛進したが、勝ったボヘミアラプソディにねじ伏せられて3馬身半差の2着に敗北した。

7月7日、中1週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（福島ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（1戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のタイセイドレッサーに1馬身半の差をつけて未勝利戦を制した。

9月15日、中9週で迎えた8戦目は、3歳以上1勝クラス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で内田博幸騎手（2戦1勝）。13頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では見せ場を作れず5着に敗れた。

9月22日、連闘で迎えた9戦目は、3歳以上1勝クラス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で内田博幸騎手（3戦1勝）。13頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず5着に敗れた。

10月20日、中3週で迎えた10戦目は、3歳以上1勝クラス（新潟ダート1800m 晴/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は斎藤新騎手（3戦0勝）。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のサクラルーフェンに3馬身の差をつけて2勝目を手に入れた。

11月3日、中1週で迎えた11戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス（京都ダート1800m 曇/良）に出走。12頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず10着に終わった。

4歳（2020年）

1月18日、約2か月半の間隔を開けて迎えた12戦目は、4歳以上2勝クラス（京都ダート1900m 晴/稍重）に出走。鞍上は斎藤新騎手（4戦1勝）。14頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではいい脚を見せられず10着に敗れた。

2月16日、中3週で迎えた13戦目は、横山武史騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上2勝クラスの玄海特別（小倉芝1800m 曇/重）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての13番人気で15番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、4着を確保した。

4月12日、中7週で迎えた14戦目は、4歳以上2勝クラスの印西特別（中山ダート2400m 曇/稍重）に出走。鞍上は斎藤新騎手（5戦1勝）。16頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く10着に終わった。

7月12日、約3か月の休養明けで迎えた15戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの横津岳特別（函館芝2600m 曇/良）に出走。13頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位争いには加われず8着に終わった。

8月1日、中2週で迎えた16戦目は、石川裕紀人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの阿寒湖特別（札幌芝2600m 晴/良）に出走。10頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、少し遅いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず6着に終わった。

8月9日、連闘で迎えた17戦目は、3歳以上2勝クラスのライラック賞（札幌芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石川裕紀人騎手（1戦0勝）。12頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では脚が上がってしまい9着に終わった。

11月21日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた18戦目は、3歳以上2勝クラスの伊勢佐木特別（東京ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で石川裕紀人騎手（2戦0勝）。16頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では末脚にキレが無く16着に終わった。

5歳（2021年）

1月11日、中6週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた19戦目は、ハンデ戦で4歳以上2勝クラスの成田特別（中山ダート2400m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は斎藤新騎手（6戦1勝）。16頭立ての15番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では鋭い脚を使えず14着に終わった。

2月13日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた20戦目は、木幡巧也騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラスの箱根特別（東京芝2400m 晴/良）に出走。11頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、後続との差を2馬身以上キープして、ゆったりとしたペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚を失くしてしまい9着に終わった。

3月6日、中2週で迎えた21戦目は、ハンデ戦で4歳以上2勝クラスの潮来特別（中山芝2500m 晴/稍重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で木幡巧也騎手（1戦0勝）。13頭立ての10番人気で大外13番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、後続との差を2馬身以上確保して、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が鈍り7着に終わった。

4月3日、中3週で迎えた22戦目は、4歳以上2勝クラスの安房特別（中山芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で木幡巧也騎手（2戦0勝）。7頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、後続との差を2馬身以上キープして、極端なスローペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一際目立つ伸び脚で猛進したが、ノーチカルチャートに交わされて1馬身差の2着となった。

4月18日、中1週で迎えた23戦目は、坂井瑠星騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラスの奥の細道特別（新潟芝2400m 雨/不良）に出走。10頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。端を奪う形となり、速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐいぐいと末脚を伸ばして、最後は2着のウインベイランダーに4馬身の差をつけて久方ぶりに白星を挙げた。

5月15日、中3週で迎えた24戦目は、4歳以上3勝クラスの緑風ステークス（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は木幡巧也騎手（3戦0勝）。11頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、後続との差を2馬身以上キープして、ゆったりとしたペースで馬群を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み5着に敗れた。

6月12日、中3週で迎えた25戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスのジューンステークス（東京芝2400m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で木幡巧也騎手（4戦0勝）。11頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。競走中止となった。