ラテアート（2008年生、母ラテルネ）

ラテアート（2008年3月10日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「エスプレッソなどの表面に作られたデザイン」。毛色は鹿毛。種牡馬のサクラバクシンオー（当時19歳）と交配したラテルネが19歳のときに産んだ11番仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地21戦2勝。2010年のクリスマスローズステークス(オープン)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

13歳のとき、ノーザンファームから「ノーザンファーム繁殖牝馬セールサラブレッド繁殖牝馬」に上場されたが主取りとなった。

サンデーサラブレッドクラブにて総額1,200万円（30万×40口）で一口馬主が募集された。

斎藤誠厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2010年）

10月23日、デビュー戦は古川吉洋騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は456kg。16頭立ての4番人気に推されて3番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では切れ味光る末脚を発揮したが、3着に終わった。

11月13日、中2週で迎えた2戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では自慢の末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のタカラバクシンオーをハナ差振り切って未勝利勝ちを決めた。

12月5日、中2週で迎えた3戦目は、2歳オープンのクリスマスローズステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松岡正海騎手（1戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。敢然と端をきり、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では息長く終いの脚を伸ばして、最後は2着のファーマクリームに1馬身3/4の差をつけて優勝

3歳（2011年）

2月12日、中9週で迎えた4戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳G3のクイーンカップ（東京芝1600m 小雨/稍重）に出走。重賞競走への出走は初となった。16頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず14着に敗れた。

3月21日、中4週で迎えた5戦目は、牝馬限定3歳G2のフィリーズレビュー（阪神芝1400m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は松岡正海騎手（2戦2勝）。16頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張り、5着に入り込んだ。

4月10日、中2週で迎えた6戦目は、牝馬限定3歳G1の桜花賞（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で松岡正海騎手（3戦2勝）。18頭立ての17番人気で9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では伸びを欠き15着に終わった。

5月14日、中4週で迎えた7戦目は、N.ピンナ騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの葵ステークス（京都芝1200m 曇/良）に出走。14頭立ての7番人気で大外14番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚を伸ばせず12着に敗れた。

7月23日、中9週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた8戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下のTVh杯（函館芝1200m 晴/良）に出走。14頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天資の負けじ心を発揮してゴールまで力戦し、4着を確保した。

8月13日、中2週で迎えた9戦目は、上村洋行騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1600万下の札幌日刊スポーツ杯（札幌芝1200m 晴/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚勢が悪くなり9着に敗れた。

10月16日、中8週で迎えた10戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の白秋ステークス（東京芝1400m 晴/稍重）に出走。16頭立ての12番人気で14番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

11月20日、中4週で迎えた11戦目は、嶋田純次騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1600万下の奥多摩ステークス（東京芝1400m 晴/稍重）に出走。18頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では決め手が足りず12着に敗れた。

4歳（2012年）

3月10日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた12戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1600万下のうずしおステークス（阪神芝1400m 曇/良）に出走。11頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見せ場を作れず9着に終わった。

6月10日、約3か月の休み明けで迎えた13戦目は、3歳以上1000万下のUHB杯（函館芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は柴山雄一騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後はバタバタになってしまい14着に終わった。

6月23日、中1週で迎えた14戦目は、3歳以上1000万下のSTV杯（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴山雄一騎手（2戦0勝）。15頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切り、5着に入り込んだ。

7月15日、中2週で迎えた15戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の立待岬特別（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴山雄一騎手（3戦0勝）。16頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず10着に敗れた。

10月13日、約3か月の休み明けで迎えた16戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。14頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では決め手に欠いて12着に終わった。

10月27日、中1週で迎えた17戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の神奈川新聞杯（東京芝1400m 晴/良）に出走。14頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず11着に終わった。

5歳（2013年）

1月13日、約2か月半の間隔を開けて迎えた18戦目は、4歳以上1000万下（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は田辺裕信騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で大外16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず8着に終わった。

4月6日、約3か月の間隔を開けて迎えた19戦目は、高倉稜騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の吾妻小富士賞（福島芝1200m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての14番人気で15番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では今一つ伸び切れず13着に終わった。

6月9日、中8週で迎えた20戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の三浦特別（東京ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての15番人気で12番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では脚が残っておらず16着に終わった。

7月27日、中6週で迎えた21戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下の美利河特別（函館芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は柴山雄一騎手（4戦0勝）。8頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では伸びを欠き8着に終わった。