エスケイヒーロー（2009年生、母ミエノアンベリファ）

エスケイヒーロー（2009年3月20日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「人名イニシャルより＋英雄」。毛色は芦毛。種牡馬のオペラハウス（当時21歳）と交配したミエノアンベリファが16歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は春木ファーム。戦績は、中央平地4戦0勝、中央障害2戦0勝2着1回、地方16戦5勝2着1回。主な勝ち鞍は2013年の祝愛知県馬主協会50周年三河賞(一般C2)。

経歴

デビュー前

中尾秀正厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2012年）

3月25日、デビュー戦は和田竜二騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（中京芝1600m 曇/稍重）に出走。馬体重は490kg。16頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では天性の勝負根性でゴールまで力闘したが、5着に終わった。

8月12日、約4か月半の休み明けで迎えた2戦目は、国分恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1800m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天性の負けじ魂を発揮してゴールまで力闘し、5着を確保した。

8月26日、中1週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で国分恭介騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では脚が残っておらず11着に敗れた。

10月17日、中6週で迎えた4戦目は、丹羽克輝騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート1400m 雨/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。ハナを取り切り、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚勢がやや鈍り、3着に終わった。

11月1日、中1週で迎えた5戦目は、今井貴大騎手を鞍上に迎えて、一般C18（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。8頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では全く伸びず6着に敗れた。

11月13日、中1週で迎えた6戦目は、一般C23（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は丹羽克輝騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。果敢に端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では自慢の末脚を弾けさせて突き抜け、最後は2着のヴァイスヴェルトに3馬身の差をつけて初白星を挙げた。

12月5日、中2週で迎えた7戦目は、一般C12（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で丹羽克輝騎手（2戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では詰めが甘くなり、3着に終わった。

12月24日、中2週で迎えた8戦目は、一般C4（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で丹羽克輝騎手（3戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走したが、3着に終わった。

4歳（2013年）

1月7日、中1週で迎えた9戦目は、一般C6（名古屋ダート800m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で丹羽克輝騎手（4戦1勝）。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天稟のガッツでゴールまで力走したが、3着に終わった。

1月31日、中2週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた10戦目は、一般C12（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で丹羽克輝騎手（5戦1勝）。8頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず5着に終わった。

2月6日、連闘で迎えた11戦目は、一般C11（名古屋ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は6戦連続で丹羽克輝騎手（6戦1勝）。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

4月5日、中7週で迎えた12戦目は、一般C5（名古屋ダート800m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で丹羽克輝騎手（7戦1勝）。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

4月19日、中1週で迎えた13戦目は、一般C5（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で丹羽克輝騎手（8戦1勝）。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず4着に敗れた。

5月1日、中1週で迎えた14戦目は、武者人形賞（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で丹羽克輝騎手（9戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るシティープランを次元の違う末脚で交わし去り、最後は5馬身の差をつけて断然人気に応えた。

5月9日、連闘で迎えた15戦目は、一般C7（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で丹羽克輝騎手（10戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったアスターピースに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

5月24日、中1週で迎えた16戦目は、一般C4（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で丹羽克輝騎手（11戦2勝）。7頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では驚異的な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のメイショウスリラーに2馬身の差をつけて優勝

6月12日、中2週で迎えた17戦目は、一般C4（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は12戦連続で丹羽克輝騎手（12戦3勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るメイショウハクサンを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

6月21日、連闘で迎えた18戦目は、祝愛知県馬主協会50周年三河賞（名古屋ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は13戦連続で丹羽克輝騎手（13戦4勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るコトブキセンプウを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて断トツ人気に応えた。

10月6日、約3か月半の休養明けで迎えた19戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都ダート1900m 晴/良）に出走。15頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず10着に終わった。

12月11日、中8週で迎えた20戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、初雪特別（笠松ダート1400m 曇/稍重）に出走。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず6着に敗れた。

5歳（2014年）

3月1日、約2か月半の間隔を開けて迎えた21戦目は、難波剛健騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート2970m 曇）に出走。14頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。4着に入り込んだ。

3月21日、中2週で迎えた22戦目は、植野貴也騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（中京障害芝3000m 晴/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。最後は、勝ったミヤビファルネーゼから5馬身差の2着に敗北した。