ヴァイスヴェルト（2009年生、母アピールポイント）

ヴァイスヴェルト（2009年3月8日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「白い世界（独）」。毛色は芦毛。種牡馬のクロフネ（当時11歳）と交配したアピールポイントが7歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）酒井牧場。戦績は、中央平地6戦0勝、地方13戦3勝2着5回。主な勝ち鞍は2012年の加藤利子定年退職記念。

経歴

デビュー前

ターファイトクラブにて総額1,700万円（8.5万×200口）で一口馬主が募集された。

斎藤誠厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2012年）

1月9日、デビュー戦は和田竜二騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都ダート1800m 曇/良）に出走。馬体重は454kg。13頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では末脚がパッとせず7着に敗れた。

2月4日、中3週で迎えた2戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は脚を失くしてしまい11着に敗れた。

9月7日、約7か月の休養明けで迎えた3戦目は、竹下太騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート800m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

9月21日、中1週で迎えた4戦目は、3歳戦の加藤利子定年退職記念（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で竹下太騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではぐんぐんと終いの脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のデルマベンザイに1馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

10月4日、中1週で迎えた5戦目は、3歳戦の貴信&未来☆結婚おめでとう記念（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で竹下太騎手（2戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では堅実な伸びを見せたが、抜け出したリボンハートに半馬身届かず2着に敗北した。

10月17日、中1週で迎えた6戦目は、3歳（名古屋ダート800m 雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で竹下太騎手（3戦1勝）。7頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では物凄い伸び脚で追い上げたが、抜け出したデルマベンザイにハナ差届かず2着に甘んじた。

11月13日、中3週で迎えた7戦目は、一般C23（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で竹下太騎手（4戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では根気強くタフに走り抜いたが、勝ったエスケイヒーローに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

11月28日、中1週で迎えた8戦目は、一般C16（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で竹下太騎手（5戦1勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、メイショウナナクサに交わされて2馬身半差の2着に敗北した。

12月5日、連闘で迎えた9戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、一般C15（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。7頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず4着に敗れた。

4歳（2013年）

1月4日、中3週で迎えた10戦目は、楽しみイッパイ第1回中京開催（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（1戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では目の覚めるような末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のイノセントマンに2馬身半の差をつけてファンの高評価に応えた。

1月31日、中3週で迎えた11戦目は、丸野勝虎騎手を鞍上に迎えて、一般C12（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では末脚を伸ばせず4着に敗れた。

2月6日、連闘で迎えた12戦目は、一般C11（名古屋ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は岡部誠騎手（2戦1勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では目を引く伸び脚で猛追したが、勝ったコスモフィナンシェに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

2月22日、中1週で迎えた13戦目は、一般C5（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（3戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。逃げを打ち、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のマンボブリーズに7馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

3月23日、中3週で迎えた14戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1200m 晴/良）に出走。14頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では伸びが鈍く13着に終わった。

8月10日、約4か月半の休み明けで迎えた15戦目は、伊藤工真騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚が振るわず11着に終わった。

8月24日、中1週で迎えた16戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で伊藤工真騎手（1戦0勝）。15頭立ての12番人気で大外15番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には食い込めず11着に終わった。

9月28日、中4週で迎えた17戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で伊藤工真騎手（2戦0勝）。16頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では末脚が振るわず13着に終わった。

11月10日、中5週で迎えた18戦目は、村上忍騎手を鞍上に迎えて、盛岡市職員盛駿会会長杯（盛岡ダート1600m 雨/不良）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では余力が残っておらず9着に敗れた。

11月23日、中1週で迎えた19戦目は、柳沢の湧水レース（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で村上忍騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は勢いを失って7着に敗れた。