アパレシーダ（2008年生、母コーレイ）

アパレシーダ（2008年3月16日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「ブラジルで崇拝されている聖母。母の生産国より連想」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のキングカメハメハ（当時7歳）と交配したコーレイが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道白老郡白老町、生産者は（有）社台コーポレーション白老ファーム。戦績は、中央平地2戦0勝、地方29戦4勝2着3回。主な勝ち鞍は2011年の澤野寛治1歳誕生記念(一般C4八)。

経歴

デビュー前

キャロットクラブにて総額1,400万円（3.5万×400口）で一口馬主が募集された。

二ノ宮敬宇厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2011年）

7月24日、デビュー戦は平野優騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（新潟芝1400m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は472kg。18頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず13着に終わった。

9月24日、中8週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた2戦目は、赤木高太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず8着に終わった。

10月27日、中4週で迎えた3戦目は、大畑雅章騎手を鞍上に迎えて、一般C28（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では見せ場を作れず7着に敗れた。

11月20日、中2週で迎えた4戦目は、桑野等騎手を鞍上に迎えて、一般C4八（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では印象的な伸び脚を見せたが、勝ったサンセベリアにねじ伏せられて1馬身差の2着となった。

12月4日、中1週で迎えた5戦目は、澤野寛治1歳誕生記念（金沢ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で桑野等騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のホーカスポーカスに4馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

12月18日、中1週で迎えた6戦目は、C4級チャンピオン（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で桑野等騎手（2戦1勝）。11頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず5着に敗れた。

4歳（2012年）

3月11日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から15kg増やして迎えた7戦目は、山元町復興支援（金沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で桑野等騎手（3戦1勝）。11頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず8着に敗れた。

4月3日、中2週で迎えた8戦目は、一般C4三（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で桑野等騎手（4戦1勝）。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るコスモハイスペックを自慢の末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

4月17日、中1週で迎えた9戦目は、一般C3三（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で桑野等騎手（5戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見せ場を作れず5着に敗れた。

5月1日、中1週で迎えた10戦目は、東日本大震災復興支援（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で桑野等騎手（6戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では圧倒的な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のウインドラブダンスに2馬身の差をつけて断然人気に応えた。

5月22日、中2週で迎えた11戦目は、一般C2四（金沢ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で桑野等騎手（7戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうワンパンチ足りず、3着に終わった。

5月29日、連闘で馬体重を前走から10kg減らして迎えた12戦目は、山中温泉菖蒲湯まつり特別（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で桑野等騎手（8戦3勝）。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

6月17日、中2週で迎えた13戦目は、AUさんありがとう杯（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は10戦連続で桑野等騎手（9戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では弾けるように疾駆したが、勝ったオウドウリーチに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

7月1日、中1週で迎えた14戦目は、一般C2四（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は11戦連続で桑野等騎手（10戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では強靭な末脚を繰り出したが、3着に終わった。

7月17日、中1週で迎えた15戦目は、湊藤子退職記念杯（金沢ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で桑野等騎手（11戦3勝）。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず5着に敗れた。

8月7日、中2週で迎えた16戦目は、一般C2二（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で桑野等騎手（12戦3勝）。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではパワフルな末脚を繰り出したが、4着に終わった。

8月19日、中1週で迎えた17戦目は、おっしょべ祭り特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で桑野等騎手（13戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るアポロエスペランサを3/4馬身差し切って4勝目をつかんだ。

9月4日、中1週で迎えた18戦目は、一般C1二（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は15戦連続で桑野等騎手（14戦4勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず5着に敗れた。

11月27日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から12kg増やして迎えた19戦目は、鈴木太一騎手を鞍上に迎えて、一般C2四（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。11頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では全く伸びず9着に終わった。

12月4日、連闘で馬体重を前走から11kg絞って迎えた20戦目は、古代の草木染め特別（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で鈴木太一騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

12月18日、中1週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた21戦目は、一般C3二（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で鈴木太一騎手（2戦0勝）。11頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではビュッと切れる脚で猛追したが、勝ったボルドレに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

5歳（2013年）

3月19日、約3か月の休み明けで迎えた22戦目は、畑中信司騎手を鞍上に迎えて、一般B3-2（金沢ダート1400m 晴/不良）に出走。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では切れ味抜群の末脚を披露したが、3着に終わった。

3月28日、連闘で迎えた23戦目は、曳山祭特別（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は鈴木太一騎手（3戦0勝）。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず7着に敗れた。

4月9日、中1週で迎えた24戦目は、三番叟特別（金沢ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は畑中信司騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、3着に終わった。

4月23日、中1週で迎えた25戦目は、大谷川鯉のぼりの川渡し特別（金沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は桑野等騎手（15戦4勝）。11頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではキレのいい末脚を繰り出したが、3着に終わった。

5月7日、中1週で迎えた26戦目は、お旅まつり特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は畑中信司騎手（2戦0勝）。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では脚が残っておらず5着に敗れた。

5月19日、中1週で迎えた27戦目は、ぴちぴち市特別（金沢ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で畑中信司騎手（3戦0勝）。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

6月4日、中1週で迎えた28戦目は、木場潟公園花菖蒲まつり特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で畑中信司騎手（4戦0勝）。9頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず6着に終わった。

6月18日、中1週で迎えた29戦目は、安部竜司騎手を鞍上に迎えて、清里千聖さんお誕生日記念（金沢ダート1400m 雨/良）に出走。11頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず7着に敗れた。

7月2日、中1週で迎えた30戦目は、不動滝の滝開き特別（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は畑中信司騎手（5戦0勝）。9頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では超凡な末脚を披露し、3着に入り込んだ。

7月16日、中1週で迎えた31戦目は、一般B4二（金沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は桑野等騎手（16戦4勝）。11頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には届かず6着に敗れた。