マジックモーニング（1990年生、母ナスノアロマ）

マジックモーニング（1990年3月22日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のアンバーシヤダイ（当時13歳）と交配したナスノアロマが16歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は松田一夫。戦績は、中央平地16戦2勝2着5回。主な勝ち鞍は1993年の笹山特別(500万下)。

経歴

デビュー前

稲葉隆一厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1993年）

1月6日、デビュー戦は的場均騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（中山ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は414kg。16頭立ての4番人気に推されて11番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始11番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く10着に敗れた。

1月31日、中3週で迎えた2戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳未勝利（東京ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではゴールまでジワジワと伸び、3着を確保した。

2月14日、中1週で迎えた3戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で木幡初広騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では決め手に欠いて5着に敗れた。

3月13日、中3週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（中山芝2000m 晴/稍重）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は3戦連続で木幡初広騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したトライディードを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着となった。

4月10日、中3週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で木幡初広騎手（3戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚色がやや鈍り、4着に終わった。

5月2日、中2週で迎えた6戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（東京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で木幡初広騎手（4戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では強靭な末脚を繰り出したが、3着に終わった。

6月5日、中4週で迎えた7戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（東京芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で木幡初広騎手（5戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では卓抜な伸び脚で急追したが、勝ったライラックスマイルに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

6月27日、中2週で迎えた8戦目は、4歳未勝利（福島芝1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で木幡初広騎手（6戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、伸びてきたノーブルアクション決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

7月17日、中2週で迎えた9戦目は、4歳未勝利（新潟芝1800m 曇/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は8戦連続で木幡初広騎手（7戦0勝）。16頭立ての圧倒的1番人気に推されて13番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のヤングムテキに4馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

8月8日、中2週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下の笹山特別（新潟芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で木幡初広騎手（8戦1勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線ではきっちりと末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のロイスアンドロイスを3/4馬身振り切って2勝目を掴み取った。

8月28日、中2週で迎えた11戦目は、4歳以上900万下の豊栄特別（新潟芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で木幡初広騎手（9戦2勝）。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では脚色がやや鈍り、4着に終わった。

10月3日、中4週で迎えた12戦目は、牝馬限定3歳G3のクイーンステークス（中山芝2000m 雨/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は11戦連続で木幡初広騎手（10戦2勝）。14頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では末脚にキレが無く10着に敗れた。

11月6日、中4週で迎えた13戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の立冬特別（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で木幡初広騎手（11戦2勝）。12頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では伸びが劣勢になり12着に終わった。

4歳（1994年）

7月23日、約8か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた14戦目は、4歳以上500万下の相川特別（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で木幡初広騎手（12戦2勝）。16頭立ての6番人気で15番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では見事な伸び脚で猛追したが、勝ったアイリッシュダンスに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

8月7日、中1週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた15戦目は、4歳以上500万下の笹山特別（新潟芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で木幡初広騎手（13戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では脚色がやや鈍り、4着に終わった。

8月21日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下（新潟芝1600m 外回り雨/稍重）に出走。鞍上は15戦連続で木幡初広騎手（14戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では堅実に脚を伸ばしたが、伸びてきたウインサンシャイン決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。