ワンダーラスト（2013年生、母ブロードストリート）

ワンダーラスト（2013年3月5日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「旅行好き。海外の競馬場まで連れて行ってくれることを願って」。毛色は鹿毛。種牡馬のキングカメハメハ（当時12歳）と交配したブロードストリートが8歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（株）下河辺牧場。戦績は、中央平地12戦0勝2着1回、地方12戦3勝2着4回。主な勝ち鞍は2017年の4歳以上C1。

経歴

デビュー前

藤原英昭厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2016年）

5月21日、デビュー戦は岩田康誠騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は428kg。15頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線ではいいところがなく11着に敗れた。

6月25日、中4週で迎えた2戦目は、加藤祥太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（函館芝1800m 小雨/稍重）に出走。芝レースへの出走は初となった。15頭立ての8番人気で大外15番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は力尽きて13着に敗れた。

7月10日、中1週で迎えた3戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（函館芝2000m 曇/良）に出走。16頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では伸びが鈍く12着に終わった。

8月21日、中5週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（札幌芝1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で丸山元気騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では決め手に欠いて9着に終わった。

10月2日、中5週で迎えた5戦目は、鮫島良太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。16頭立ての12番人気で大外16番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では堅実に脚を伸ばしたが、デューズワイルズに交わされて3馬身差の2着となった。

12月28日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から16kg増やして迎えた6戦目は、杉浦健太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/不良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが甘くなり、3着に終わった。

4歳（2017年）

1月18日、中2週で迎えた7戦目は、4歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で杉浦健太騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではいいところがなく4着に敗れた。

2月7日、中2週で迎えた8戦目は、4歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で杉浦健太騎手（2戦0勝）。7頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線に入ると、前で粘るヴェリタスキングを圧倒的な末脚でクビ差だけ差し切って待望の初白星を挙げた。

3月1日、中2週で迎えた9戦目は、牝馬限定の4歳以上C2（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で杉浦健太騎手（3戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではぐいぐいと末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のクールマジョリックを3/4馬身振り切って1着ゴールを果たした。

3月22日、中2週で迎えた10戦目は、4歳以上C1（園田ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で杉浦健太騎手（4戦2勝）。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚が振るわず7着に終わった。

4月11日、中2週で迎えた11戦目は、4歳以上C1二（園田ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で杉浦健太騎手（5戦2勝）。8頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、勝ったトーコーディオーネに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

5月3日、中2週で迎えた12戦目は、4歳以上C1一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で杉浦健太騎手（6戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚に勢いがなく8着に敗れた。

5月31日、中3週で迎えた13戦目は、4歳以上C1（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で杉浦健太騎手（7戦2勝）。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではビュッとキレる脚で猛追したが、抜け出したジュメーリイに半馬身届かず2着となった。

6月21日、中2週で迎えた14戦目は、4歳以上C1（園田ダート1230m 雨/不良）に出走。鞍上は9戦連続で杉浦健太騎手（8戦2勝）。12頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では別次元の末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のチョウクルクルをハナ差振り切って3勝目を手中に収めた。

7月13日、中2週で迎えた15戦目は、京都畜産特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で杉浦健太騎手（9戦3勝）。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では迫力十分の伸びを見せたが、勝ったイルティモーネにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着となった。

8月4日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた16戦目は、御堂筋特別（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は11戦連続で杉浦健太騎手（10戦3勝）。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で猛追したが、抜け出したクリノチョモラーリに3/4馬身届かず2着に敗北した。

9月1日、中3週で迎えた17戦目は、ネクタリン賞（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で杉浦健太騎手（11戦3勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線ではキレのいい末脚を繰り出したが、3着に終わった。

5歳（2018年）

4月7日、約7か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた18戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（福島ダート1700m 曇/良）に出走。14頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚が振るわず11着に終わった。

4月28日、中2週で迎えた19戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で村田一誠騎手（1戦0勝）。15頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では末脚が冴えず12着に終わった。

7月7日、中9週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた20戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート1700m 曇/重）に出走。15頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず9着に終わった。

8月5日、中3週で迎えた21戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。11頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではいいところがなく10着に終わった。

9月9日、中4週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた22戦目は、木幡育也騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では鋭い脚を使えず10着に終わった。

10月6日、中3週で迎えた23戦目は、横山武史騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/稍重）に出走。16頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず9着に終わった。

10月28日、中2週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた24戦目は、藤田菜七子騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の松浜特別（新潟芝1800m 外回り曇/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。17頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではいい脚を見せられず最後はマーティンルナと並んで15着同着となった。

6歳（2019年）

1月12日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から16kg戻して迎えた25戦目は、4歳以上500万下（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田菜七子騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では脚を伸ばせず13着に終わった。

3月9日、中7週で迎えた26戦目は、黛弘人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（中京芝1600m 晴/良）に出走。14頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では伸びを欠き13着に終わった。