ハツユキフルル（1997年生、母ロマンシンザホオン）

ハツユキフルル（1997年4月25日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のシャーディー（当時11歳）と交配したロマンシンザホオンが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は青森県、生産者は（有）明成牧場。戦績は、中央平地13戦0勝、地方15戦4勝2着1回。主な勝ち鞍は2000年の広峰山特別。

経歴

デビュー前

1歳のとき、明成牧場から「北海道7月特別市場サラブレッド2歳」に上場され、JRA日本中央競馬会によって525万円で落札された。

佐藤正雄厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1999年）

7月18日、デビュー戦は上村洋行騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（小倉芝1000m 曇/稍重）に出走。馬体重は496kg。16頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では決め手が足りず14着に終わった。

8月7日、中2週で迎えた2戦目は、3歳新馬（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で上村洋行騎手（1戦0勝）。11頭立ての11番人気で大外11番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚に勢いがなく10着に終わった。

9月25日、中6週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で上村洋行騎手（2戦0勝）。13頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では速い脚を使えず11着に終わった。

10月10日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で上村洋行騎手（3戦0勝）。10頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚が振るわず10着に終わった。

3歳（2000年）

4月29日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から18kg減らして迎えた5戦目は、4歳未勝利（京都芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で上村洋行騎手（4戦0勝）。18頭立ての18番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。最後は脚色が悪くなり16着に終わった。

5月13日、中1週で迎えた6戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（京都ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で上村洋行騎手（5戦0勝）。16頭立ての15番人気で14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では鋭い脚を使えず9着に終わった。

5月28日、中1週で迎えた7戦目は、植野貴也騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中京ダート1600m 曇/不良）に出走。13頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、かなり緩いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず6着に終わった。

6月11日、中1週で迎えた8戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（中京ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で植野貴也騎手（1戦0勝）。15頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では末脚を伸ばせず14着に敗れた。

6月19日、連闘で迎えた9戦目は、高橋康之騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のアカシア賞（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。10頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立ち、でレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚が振るわず4着に終わった。

7月1日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた10戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は植野貴也騎手（2戦0勝）。12頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は失速してしまい8着に終わった。

7月11日、中0週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた11戦目は、松本達也騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の焼岳賞（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、で集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では印象的な伸び脚で追い上げたが、勝ったトミケンコンドルに詰め切れず、6馬身差の2着となった。

7月26日、中1週で迎えた12戦目は、3歳戦の広峰山特別（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松本達也騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。最後は、2着のシュンエイロンに3/4馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

8月14日、中2週で迎えた13戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、燕特別（新潟(地)ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。10着に終わった。

9月2日、中2週で迎えた14戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は松本達也騎手（2戦1勝）。16頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く16着に終わった。

4歳（2001年）

3月20日、約6か月半の休養明けで迎えた15戦目は、龍馬盃（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で松本達也騎手（3戦1勝）。11頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切り、で集団を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では脚を伸ばせず6着に敗れた。

4月7日、中2週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で松本達也騎手（4戦1勝）。16頭立ての16番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が鈍り16着に終わった。

4月16日、連闘で馬体重を前走から10kg減らして迎えた17戦目は、アイリス賞（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で松本達也騎手（5戦1勝）。11頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではいい脚を見せられず6着に敗れた。

4月29日、中1週で迎えた18戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1400m 小雨/良）に出走。鞍上は植野貴也騎手（3戦0勝）。16頭立ての16番人気で15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では余力が残っておらず13着に終わった。

5月19日、中2週で迎えた19戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中京芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で植野貴也騎手（4戦0勝）。14頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では全く伸びず14着に終わった。

6月4日、中1週で迎えた20戦目は、桂浜盃（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で植野貴也騎手（5戦0勝）。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。5着に敗れた。

6月26日、中2週で迎えた21戦目は、名古屋チャレンジカップアポロ賞（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で植野貴也騎手（6戦0勝）。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。11着に敗れた。

5歳（2002年）

12月20日、約18か月の休養明けで馬体重を前走から51kg増やして迎えた22戦目は、土田龍也騎手を鞍上に迎えて、一般B16 C3（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。端を奪う形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐいぐいと終いの脚を伸ばして、最後は2着のゼンノジャイブを半馬身振り切って久しぶりの実戦を物にした。

6歳（2003年）

1月11日、中2週で迎えた23戦目は、ことぶき特別（笠松ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で土田龍也騎手（1戦1勝）。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。果敢に端をきり、で一団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では決め手に欠いて9着に敗れた。

1月22日、中1週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた24戦目は、一般B11（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で土田龍也騎手（2戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ着実に前との差を詰めて、最後は2着のゴールデンアークを3/4馬身振り切って3勝目を手にした。

2月17日、中3週で迎えた25戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、一般B7（笠松ダート1600m 晴/不良）に出走。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚を伸ばせず5着に敗れた。

4月7日、中6週で迎えた26戦目は、一般B10（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は土田龍也騎手（3戦2勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩着実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のラインナップワンを半馬身振り切って優勝

4月25日、中2週で迎えた27戦目は、一般B6（笠松ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で土田龍也騎手（4戦3勝）。10頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚にキレが無く6着に終わった。

5月21日、中3週で迎えた28戦目は、一般B8（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で土田龍也騎手（5戦3勝）。10頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は減速してしまい10着に終わった。