ヘリオスフィア（2009年生、母ファキューラ）

ヘリオスフィア（2009年2月28日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「太陽圏。太陽風の届く範囲」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のトーセンダンス（当時7歳）と交配したファキューラが19歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は岡田スタッド。戦績は、中央平地25戦2勝、中央障害15戦1勝2着2回。主な勝ち鞍は2013年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

岩戸孝樹厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2011年）

8月20日、デビュー戦は蛯名正義騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟ダート1200m 曇/稍重）に出走。馬体重は470kg。15頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では決め手が足りず15着に敗れた。

9月10日、中2週で迎えた2戦目は、小野寺祐太騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山芝1200m 外回り晴/良）に51kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず6着に終わった。

9月25日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた3戦目は、2歳未勝利（中山芝1800m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で小野寺祐太騎手（1戦0勝）。13頭立ての5番人気で大外13番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、4着に終わった。

10月10日、中1週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた4戦目は、2歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうひとつ伸びを欠き、4着に終わった。

12月11日、中8週で迎えた5戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山芝1800m 晴/稍重）に出走。16頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず7着に終わった。

3歳（2012年）

1月8日、中3週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（京都芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で秋山真一郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では余力が残っておらず11着に終わった。

2月4日、中3週で迎えた7戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい6着に終わった。

3月10日、中4週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（中京芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で丸田恭介騎手（1戦0勝）。18頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではキレのある末脚を発揮し、3着に入った。

3月24日、中1週で迎えた9戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝2000m 曇/重）に出走。18頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線に入ると、前で粘るアールデュランを上がり1位タイの末脚で3/4馬身差し切って待望の初勝利を挙げた。

4月14日、中2週で迎えた10戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の山藤賞（中山芝2000m 雨/不良）に出走。10頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では脚が残っておらず7着に終わった。

5月19日、中4週で迎えた11戦目は、3歳500万下の早苗賞（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。鞍上は大野拓弥騎手（1戦1勝）。12頭立ての10番人気で大外12番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず7着に終わった。

7月29日、中9週で迎えた12戦目は、宮崎北斗騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の石狩特別（札幌芝1800m 晴/良）に出走。14頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚がパッとせず11着に終わった。

8月5日、連闘で迎えた13戦目は、3歳以上500万下（札幌芝2000m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で宮崎北斗騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では目立つような脚を使えず9着に終わった。

10月20日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から16kg増やして迎えた14戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の岩船特別（新潟芝2200m 晴/良）に出走。14頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚を失くしてしまい12着に終わった。

11月4日、中1週で迎えた15戦目は、3歳以上500万下の檜原湖特別（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松田大作騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら7番手で通過。直線では末脚が振るわず9着に終わった。

12月16日、中5週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた16戦目は、3歳以上500万下の長良川特別（中京芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は宮崎北斗騎手（2戦0勝）。18頭立ての15番人気で大外18番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず13着に終わった。

4歳（2013年）

1月12日、中3週で迎えた17戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で宮崎北斗騎手（3戦0勝）。16頭立ての8番人気で15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後は勢いを失って15着に敗れた。

3月17日、中8週で迎えた18戦目は、4歳以上500万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は大野拓弥騎手（2戦1勝）。18頭立ての15番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始18番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には届かず9着に終わった。

4月20日、中4週で迎えた19戦目は、4歳以上500万下の伏拝特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大野拓弥騎手（3戦1勝）。16頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では切れる脚を使えず12着に終わった。

6月1日、中5週で迎えた20戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京芝1400m 曇/良）に出走。18頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず10着に終わった。

7月13日、中5週で迎えた21戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館芝1200m 晴/良）に出走。11頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではぐいぐいと終いの脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のトランドネージュに1馬身1/4の差をつけて2勝目をつかんだ。

7月21日、連闘で迎えた22戦目は、3歳以上1000万下の立待岬特別（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は大野拓弥騎手（4戦1勝）。11頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では鋭い脚を使えず10着に終わった。

8月10日、中2週で迎えた23戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の道新スポーツ杯（函館芝1200m 晴/稍重）に出走。9頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず8着に終わった。

9月29日、中6週で迎えた24戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の勝浦特別（中山芝1200m 外回り晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は大野拓弥騎手（5戦1勝）。16頭立ての12番人気で15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには絡めず11着に終わった。

10月5日、連闘で迎えた25戦目は、3歳以上1000万下の火打山特別（新潟芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は丹内祐次騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で大外16番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり4位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず11着に終わった。

12月14日、中9週で迎えた26戦目は、草野太郎騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 晴）に出走。12頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。7着に終わった。

5歳（2014年）

2月2日、中6週で迎えた27戦目は、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 曇）に出走。鞍上は2戦連続で草野太郎騎手（1戦0勝）。14頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。4着に終わった。

2月24日、中2週で迎えた28戦目は、五十嵐雄祐騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 晴）に出走。14頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。4着に終わった。

3月16日、中2週で迎えた29戦目は、障害4歳以上未勝利（中京障害芝3000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で五十嵐雄祐騎手（1戦0勝）。13頭立ての4番人気で大外13番ゲートからスタート。最後は、勝ったシゲルヘビザから1馬身半差の2着となった。

4月6日、中2週で迎えた30戦目は、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 晴）に出走。鞍上は3戦連続で五十嵐雄祐騎手（2戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。4着に終わった。

4月27日、中2週で迎えた31戦目は、障害4歳以上未勝利（福島障害芝2770m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で五十嵐雄祐騎手（3戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。3着に終わった。

5月25日、中3週で迎えた32戦目は、山本康志騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（新潟障害芝2890m 外→内晴/良）に出走。13頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。4着に終わった。

6月22日、中3週で迎えた33戦目は、障害3歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 小雨）に出走。鞍上は五十嵐雄祐騎手（4戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。6着に敗れた。

11月16日、約5か月の休み明けで迎えた34戦目は、障害3歳以上未勝利（福島障害芝2800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で五十嵐雄祐騎手（5戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。最後は、勝ったテイエムスラッガーから1馬身1/4差の2着に敗北した。

12月14日、中3週で迎えた35戦目は、障害3歳以上未勝利（中京障害芝3000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で五十嵐雄祐騎手（6戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。3着に終わった。

6歳（2015年）

1月11日、中3週で迎えた36戦目は、原田和真騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 晴）に57kgの軽斤量で出走。13頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のヒラボクインパクトに3馬身半の差をつけて久々に美酒を浴びた。

12月5日、約11か月の休み明けで迎えた37戦目は、イルミネーションジャンプステークス（中山障害芝3570m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で原田和真騎手（1戦1勝）。15頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。11着に終わった。

7歳（2016年）

1月16日、中5週で迎えた38戦目は、障害4歳以上オープン（中京障害芝3330m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で原田和真騎手（2戦1勝）。14頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。6着に終わった。

3月6日、中6週で迎えた39戦目は、障害4歳以上オープン（中山障害芝→ダート3200m 曇）に出走。鞍上は五十嵐雄祐騎手（7戦0勝）。14頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。8着に終わった。

3月26日、中2週で迎えた40戦目は、ペガサスジャンプステークス（中山障害芝3350m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で五十嵐雄祐騎手（8戦0勝）。14頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。9着に終わった。