タガノアム（2015年生、母スパニッシュソウル）
Tagano Ame
2015.04.07
タガノアム（2015年4月7日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名+魂(仏)。母名より連想」。毛色は鹿毛。種牡馬のハードスパン（当時11歳）と交配したスパニッシュソウルが13歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は有限会社新冠タガノファーム。2020年のエニフステークス(オープン)で3着に入った他、2020年の欅ステークス(オープン)で4着に入るなどの活躍をした。
経歴
デビュー前
浅見秀一厩舎（栗東）へ入厩。
2歳（2017年）
9月24日、デビュー戦は田辺裕信騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山ダート1200m 晴/重）に出走。馬体重は480kg。16頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では終いが甘くなり、3着に終わった。
10月15日、中2週で迎えた2戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（京都ダート1200m 小雨/稍重）に出走。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではグングンと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のバーニングガールを3/4馬身振り切って初白星を挙げた。
11月21日、中4週で迎えた3戦目は、2歳Jpn2の兵庫ジュニアグランプリ（園田ダート1400m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（1戦1勝）。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く6着に敗れた。
3歳（2018年）
1月14日、中7週で迎えた4戦目は、鮫島克駿騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のごぎょう賞（中京ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい5着に終わった。
1月27日、中1週で迎えた5戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のはこべら賞（中京ダート1400m 晴/稍重）に出走。16頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では強靭な末脚を発揮し、4着に入り込んだ。
3月11日、中5週で迎えた6戦目は、3歳500万下（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は鮫島克駿騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では鮮やかな伸び脚で急追したが、抜け出したロードエースを捕まえ切れず、3馬身差の2着となった。
4月1日、中2週で迎えた7戦目は、3歳500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島克駿騎手（2戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では電光石火の末脚を繰り出したが、4着に終わった。
4月21日、中2週で迎えた8戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では瞬発力に富んだ末脚を披露し、3着に入った。
5月6日、中1週で迎えた9戦目は、田中健騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、5着に終わった。
6月2日、中3週で迎えた10戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中健騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを11番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには参加できず6着に敗れた。
6月23日、中2週で迎えた11戦目は、岡田祥嗣騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（阪神ダート1200m 雨/重）に出走。16頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では電光石火の末脚を披露し、3着に入った。
7月8日、中1週で迎えた12戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（中京ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で岡田祥嗣騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて14番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したマコトモンジョワを差し切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。
7月22日、中1週で迎えた13戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岡田祥嗣騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では圧倒的な末脚を炸裂させて前にいた10頭をごぼう抜きし、最後は2着のハウリングに1馬身1/4の差をつけて2勝目を手に入れた。
9月16日、中7週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた14戦目は、3歳以上1000万下の夙川特別（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で岡田祥嗣騎手（3戦1勝）。16頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線では圧倒的な末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のハニージェイドをクビ差振り切って3勝目を収める
10月21日、中4週で迎えた15戦目は、3歳以上1600万下の北陸ステークス（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で岡田祥嗣騎手（4戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず9着に敗れた。
11月18日、中3週で迎えた16戦目は、3歳以上1600万下の西陣ステークス（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で岡田祥嗣騎手（5戦2勝）。15頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では切れ味のいい末脚を発揮したが、4着に終わった。
12月16日、中3週で迎えた17戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下の三河ステークス（中京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で岡田祥嗣騎手（6戦2勝）。14頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず8着に敗れた。
4歳（2019年）
1月5日、中2週で迎えた18戦目は、4歳以上1600万下の門松ステークス（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で岡田祥嗣騎手（7戦2勝）。12頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず7着に敗れた。
1月26日、中2週で迎えた19戦目は、4歳以上1600万下の橿原ステークス（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で岡田祥嗣騎手（8戦2勝）。16頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には届かず7着に敗れた。
3月2日、中4週で迎えた20戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の播磨ステークス（阪神ダート1400m 晴/稍重）に出走。16頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では目立つような脚を使えず7着に終わった。
3月16日、中1週で迎えた21戦目は、4歳以上1600万下のなにわステークス（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は鮫島克駿騎手（3戦0勝）。15頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では速い脚を使えず8着に終わった。
4月13日、中3週で迎えた22戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の陽春ステークス（阪神ダート1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は岡田祥嗣騎手（9戦2勝）。16頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には届かず8着に終わった。
4月28日、中1週で迎えた23戦目は、4歳以上1600万下の高瀬川ステークス（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡田祥嗣騎手（10戦2勝）。13頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず8着に終わった。
5月18日、中2週で迎えた24戦目は、4歳以上1600万下のシドニートロフィー（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で岡田祥嗣騎手（11戦2勝）。14頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず7着に終わった。
6月23日、中4週で迎えた25戦目は、3歳以上3勝クラスの花のみちステークス（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で岡田祥嗣騎手（12戦2勝）。16頭立ての12番人気で14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では閃光のような末脚を披露し、3着に入り込んだ。
8月17日、中7週で迎えた26戦目は、3歳以上3勝クラスのテレQ杯（小倉ダート1000m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で岡田祥嗣騎手（13戦2勝）。12頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では強靭な末脚を披露し、4着に入り込んだ。
9月8日、中2週で迎えた27戦目は、3歳以上3勝クラスの外房ステークス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で岡田祥嗣騎手（14戦2勝）。16頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では稲妻の如き末脚を披露し、4着に入った。
10月6日、中3週で迎えた28戦目は、3歳以上3勝クラスの藤森ステークス（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で岡田祥嗣騎手（15戦2勝）。13頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず6着に敗れた。
10月26日、中2週で迎えた29戦目は、3歳以上3勝クラスの神無月ステークス（東京ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は8戦連続で岡田祥嗣騎手（16戦2勝）。13頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。
11月23日、中3週で迎えた30戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの銀嶺ステークス（東京ダート1400m 雨/不良）に出走。16頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではパワフルな末脚を発揮し、最後はハーグリーブスと並んで4着同着となった。
12月14日、中2週で迎えた31戦目は、3歳以上3勝クラスの三河ステークス（中京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は岡田祥嗣騎手（17戦2勝）。16頭立ての4番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では鋭く末脚を伸ばして前にいた7頭を差し切り、最後は2着のキラービューティに1馬身1/4の差をつけて優勝
5歳（2020年）
2月16日、中8週で迎えた32戦目は、バレンタインステークス（東京ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で岡田祥嗣騎手（18戦3勝）。16頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く12着に敗れた。
4月19日、中8週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた33戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、京葉ステークス（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての16番人気で4番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず9着に終わった。
5月30日、中5週で迎えた34戦目は、欅ステークス（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では電光石火の末脚を繰り出し、4着に入り込んだ。
8月23日、約3か月の間隔を開けて迎えた35戦目は、ハンデ戦でオープンのNST賞（新潟ダート1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で吉田豊騎手（2戦0勝）。15頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線ではキレのある末脚を披露し、4着に入り込んだ。
9月12日、中2週で迎えた36戦目は、エニフステークス（中京ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は鮫島克駿騎手（4戦0勝）。14頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して8番手で通過。直線では息の長い末脚を発揮し、3着に入り込んだ。
10月11日、中3週で迎えた37戦目は、グリーンチャンネルカップ（東京ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島克駿騎手（5戦0勝）。16頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では決め手に欠いて7着に敗れた。
6歳（2021年）
3月21日、約5か月半の休養明けで迎えた38戦目は、ハンデ戦でオープンの千葉ステークス（中山ダート1200m 雨/重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は岡田祥嗣騎手（19戦3勝）。16頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず9着に終わった。
5月1日、中5週で迎えた39戦目は、天王山ステークス（阪神ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で岡田祥嗣騎手（20戦3勝）。15頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず9着に終わった。
6月26日、中7週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた40戦目は、天保山ステークス（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で岡田祥嗣騎手（21戦3勝）。16頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい13着に終わった。
2021年6月30日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。