マコトモンジョワ（2015年生、母スコルピオンキッス）

マコトモンジョワ（2015年2月9日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋フランス軍の鬨の声より」。毛色は栗毛。種牡馬のヘニーヒューズ（当時12歳）と交配したスコルピオンキッスが12歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者はカミイスタット。主な勝ち鞍は2018年の3歳以上500万下(牝)。

経歴

デビュー前

当歳のとき、カミイスタットから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、ディアマントによって864万円で落札された。

高橋義忠厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2017年）

11月4日、デビュー戦は藤岡康太騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京ダート1300m 晴/良）に出走。馬体重は462kg。13頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では非凡な末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

12月2日、中3週で迎えた2戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではキレのいい末脚を発揮したが、3着に終わった。

12月28日、中3週で迎えた3戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神ダート1400m 曇/稍重）に出走。15頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

3歳（2018年）

1月20日、中2週で迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は藤岡康太騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走したが、5着に終わった。

2月17日、中3週で迎えた5戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1200m 曇/稍重）に出走。16頭立ての4番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始9番手を追走。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

3月18日、中3週で迎えた6戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。15頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のディーズアマーレに1馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

4月29日、中5週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた7戦目は、3歳500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上はC.ルメール騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で大外16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始6番手を追走。直線ではシャープな伸び脚で追い上げたが、抜け出したホウショウナウにクビ差届かず2着に惜敗した。

5月12日、中1週で迎えた8戦目は、3歳500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（1戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には届かず7着に敗れた。

7月8日、中7週で迎えた9戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（中京ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（2戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、強烈な末脚を弾けさせて、最後は2着のタガノアムに1馬身1/4の差をつけて2勝目を奪取した。

5歳（2020年）

2月2日、約19か月の休養明けで馬体重を前走から32kg増やして迎えた10戦目は、S.フォーリー騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上2勝クラス（京都ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、4着に終わった。

3月1日、中3週で迎えた11戦目は、4歳以上2勝クラス（阪神ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は和田竜二騎手（3戦2勝）。16頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びあぐねて10着に敗れた。

5月30日、約3か月の休み明けで迎えた12戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（京都ダート1400m 曇/良）に出走。16頭立ての11番人気で大外16番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では速い脚を使えず14着に終わった。

9月29日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から34kg増やして迎えた13戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、トルマリンスプリント（船橋ダート1200m 曇/稍重）に出走。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では一歩一歩確実に差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のビヨンドボーダーズを半馬身振り切って休み明け初戦を物にした。

10月27日、中3週で迎えた14戦目は、秋の山スプリント（船橋ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で御神本訓史騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではビュッと切れる脚で追い上げたが、抜け出したタフチョイスを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

12月3日、中4週で迎えた15戦目は、サジタリアススプリント（船橋ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で御神本訓史騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線に入ると、前で粘るファントムバレットを上がり3位の末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて4勝目をゲットした。

6歳（2021年）

1月13日、中5週で迎えた16戦目は、カーバンクルスプリント（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で御神本訓史騎手（3戦2勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のコアコンピタンスに1馬身半の差をつけて圧倒的支持に応えた。

2月12日、中3週で迎えた17戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦のヤドリギスプリント（船橋ダート1200m 曇/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では目の覚めるような末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のエフェルヴェソンスをハナ差振り切って6勝目を獲得した。

3月19日、中4週で迎えた18戦目は、雪柳スプリント（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で笹川翼騎手（1戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では今一つ伸び切れず4着に敗れた。

8月13日、約5か月の休養明けで迎えた19戦目は、新涼スプリント（船橋ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で笹川翼騎手（2戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったメイケイライジンに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

9月2日、中2週で迎えた20戦目は、桑島孝春記念（船橋ダート1200m 小雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で笹川翼騎手（3戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では豪快な末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のメイケイライジンをクビ差振り切って勝利を手に入れた。