スペシャルウィッチ（2004年生、母ウィッチフルシンキング）

スペシャルウィッチ（2004年4月3日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「とびきりの魔女」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のスペシャルウィーク（当時9歳）と交配したウィッチフルシンキングが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道勇払郡追分町、生産者は追分ファーム。戦績は、中央平地13戦1勝。主な勝ち鞍は2007年の3歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

サンデーサラブレッドクラブにて総額1,400万円（35万×40口）で一口馬主が募集された。

奥平雅士厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2007年）

3月4日、デビュー戦は吉田隼人騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は420kg。16頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず6着に終わった。

3月25日、中2週で迎えた2戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山芝2000m 雨/良）に出走。18頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではキレのある末脚を繰り出したが、5着に終わった。

5月19日、中7週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた3戦目は、赤木高太郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（新潟芝2000m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず8着に敗れた。

9月1日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から16kg戻して迎えた4戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（新潟芝2000m 晴/稍重）に出走。18頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線に入ると、前で粘るラビットジーズニを自慢の末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

9月22日、中2週で迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で後藤浩輝騎手（1戦1勝）。17頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は脚勢が衰えて14着に敗れた。

4歳（2008年）

3月15日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から16kg減らして迎えた6戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下の岡崎特別（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は吉田隼人騎手（1戦0勝）。15頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚が振るわず最後はプリマシアと並んで11着同着となった。

5月24日、中9週で迎えた7戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（東京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は後藤浩輝騎手（2戦1勝）。12頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では末脚に勢いがなく6着に敗れた。

7月13日、中6週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下の織姫賞（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で後藤浩輝騎手（3戦1勝）。16頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では決め手が足りず8着に敗れた。

8月30日、中6週で迎えた9戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下の鳥屋野特別（新潟芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で後藤浩輝騎手（4戦1勝）。18頭立ての14番人気で17番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切り、5着に入り込んだ。

9月27日、中3週で迎えた10戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で後藤浩輝騎手（5戦1勝）。15頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず7着に終わった。

10月26日、中3週で迎えた11戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京芝1800m 曇/良）に出走。18頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず11着に敗れた。

12月14日、中6週で馬体重を前走から18kg減らして迎えた12戦目は、黛弘人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京芝2000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。18頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走し、6着に入り込んだ。

5歳（2009年）

1月24日、中5週で迎えた13戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京芝2000m 小雪/良）に出走。16頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず12着に終わった。