トヨリュウオー（2019年生、母マールデルプラタ）

トヨリュウオー（2019年4月30日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「人名より+冠名」。毛色は芦毛。種牡馬のダンカーク（当時13歳）と交配したマールデルプラタが7歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者はグローリーファーム。主な勝ち鞍は2023年の葵6歳誕生日おめでとう記念(一般C35)。

経歴

デビュー前

大和田成厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2022年）

2月27日、デビュー戦は野中悠太郎騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は432kg。15頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず7着に終わった。

3月19日、中2週で迎えた2戦目は、杉原誠人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1800m 晴/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには加われず7着に終わった。

5月1日、中5週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（東京ダート2100m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で杉原誠人騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で14番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が悪くなり12着に終わった。

5月15日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で杉原誠人騎手（2戦0勝）。13頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では最後まで息が続かず11着に終わった。

8月6日、約3か月の間隔を開けて迎えた5戦目は、永島まなみ騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/稍重）に50kgの軽斤量で出走。14頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず12着に終わった。

8月13日、連闘で迎えた6戦目は、3歳未勝利（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は杉原誠人騎手（3戦0勝）。18頭立ての16番人気で13番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい15着に終わった。

2022年8月27日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

9月30日、中6週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた7戦目は、加藤聡一騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の後垣内紀行退職記念（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず6着に敗れた。

10月11日、中1週で迎えた8戦目は、一般C31（名古屋ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で加藤聡一騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走したが、4着に終わった。

4歳（2023年）

1月30日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた9戦目は、葵6歳誕生日おめでとう記念（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で加藤聡一騎手（2戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。先手を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のトキノショウヘイに4馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

2月15日、中1週で迎えた10戦目は、細川智史騎手を鞍上に迎えて、一般C16（名古屋ダート1500m 晴/重）に出走。11頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では鋭い脚を使えず5着に終わった。

2月27日、中1週で迎えた11戦目は、一般C28（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は加藤聡一騎手（3戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。逃げる形となり、でレースを牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では末脚にキレが無く6着に敗れた。

3月14日、中1週で迎えた12戦目は、修士論文アクセプト記念（名古屋ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で加藤聡一騎手（4戦1勝）。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい10着に敗れた。

4月19日、中4週で馬体重を前走から19kg増やして迎えた13戦目は、一般C24（名古屋ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で加藤聡一騎手（5戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では目立つような脚を使えず5着に敗れた。

7月26日、約3か月半の休み明けで迎えた14戦目は、名古屋モーニングフィーバー（名古屋ダート920m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で加藤聡一騎手（6戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では鮮やかな伸び脚で猛進したが、ハッキヨーヨーに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

8月8日、中1週で迎えた15戦目は、名古屋モーニングフィーバー16（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で加藤聡一騎手（7戦1勝）。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では脚を伸ばせず6着に敗れた。

8月22日、中1週で迎えた16戦目は、名古屋モーニングフィーバー20（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で加藤聡一騎手（8戦1勝）。11頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では鋭い脚を使えず6着に敗れた。

9月20日、中3週で迎えた17戦目は、名古屋モーニングフィーバー35（名古屋ダート920m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で加藤聡一騎手（9戦1勝）。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張り、3着に入った。

5歳（2024年）

1月10日、約3か月半の休養明けで迎えた18戦目は、一般C21（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で加藤聡一騎手（10戦1勝）。7頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では全く伸びず6着に敗れた。

1月22日、中1週で迎えた19戦目は、渡辺竜也騎手を鞍上に迎えて、一般C23（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。6頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。ハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の忍耐力ででしぶとく走り抜いたが、ヘキレキイッセンに半馬身交わされて2着となった。

2月5日、中1週で迎えた20戦目は、一般C21（笠松ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で渡辺竜也騎手（1戦0勝）。7頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るビッグゲインを豪脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

2月20日、中1週で迎えた21戦目は、今井貴大騎手を鞍上に迎えて、不香の花特別（笠松ダート1400m 曇/稍重）に出走。10頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり10着に終わった。

3月7日、中1週で迎えた22戦目は、一般C14（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は渡辺竜也騎手（2戦1勝）。6頭立ての2番人気で6番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚が止まってしまい4着に敗れた。

4月1日、中3週で迎えた23戦目は、時羽あいのデビュー666日記念（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は今井貴大騎手（1戦0勝）。8頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず7着に敗れた。