ベリッシモファルコ（2016年生、母シェーナビアンカ）

ベリッシモファルコ（2016年3月24日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「美しい隼（伊）」。毛色は栗毛。種牡馬のスマートファルコン（当時11歳）と交配したシェーナビアンカが7歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は真歌田中牧場。主な勝ち鞍は2019年の3歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、田中裕之から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、レックスによって237.6万円で落札された。

伊藤圭三厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2018年）

6月23日、デビュー戦は菊沢一樹騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（函館ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は446kg。9頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びを欠き5着に終わった。

7月14日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（函館ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で菊沢一樹騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではいい脚を見せられず11着に終わった。

9月16日、中8週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた3戦目は、武藤雅騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山芝1200m 外回り曇/稍重）に出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい10着に終わった。

10月13日、中3週で迎えた4戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京ダート1400m 曇/良）に出走。16頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚を失くしてしまい8着に終わった。

10月27日、中1週で迎えた5戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（新潟ダート1200m 雨/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は菊沢一樹騎手（2戦0勝）。15頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天資のガッツでゴールまで力戦し、5着に入り込んだ。

11月18日、中2週で迎えた6戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京ダート1300m 曇/良）に出走。16頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始6番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり6着に終わった。

12月8日、中2週で迎えた7戦目は、木幡巧也騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。16頭立ての9番人気で大外16番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず9着に終わった。

3歳（2019年）

1月20日、中5週で迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は内田博幸騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では切れる脚を使えず13着に敗れた。

3月2日、中5週で迎えた9戦目は、木幡育也騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/稍重）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始4番手を追走。直線では末脚が振るわず7着に終わった。

4月6日、中4週で迎えた10戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は内田博幸騎手（2戦0勝）。16頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では天賦の勝負根性でゴールまで勇戦したが、5着に終わった。

4月20日、中1週で迎えた11戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（3戦0勝）。16頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快に終いの脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のペイシャコリンナに2馬身半の差をつけて待望の初白星を挙げた。

10月27日、約6か月半の休み明けで迎えた12戦目は、3歳以上1勝クラス（東京ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で内田博幸騎手（4戦1勝）。16頭立ての11番人気で14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず9着に終わった。

11月10日、中1週で迎えた13戦目は、3歳以上1勝クラス（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は木幡育也騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は勢いを失って11着に終わった。

12月1日、中2週で迎えた14戦目は、西村淳也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中京ダート1400m 晴/良）に出走。14頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は垂れてしまい12着に終わった。

4歳（2020年）

1月29日、中7週で迎えた15戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、名古屋チャレンジカップミネルヴァ賞（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚を伸ばせず4着に敗れた。

3月1日、中4週で迎えた16戦目は、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（中京ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は菊沢一樹騎手（3戦0勝）。11頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚が止まってしまい9着に終わった。

3月7日、連闘で迎えた17戦目は、黛弘人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（中京ダート1800m 晴/良）に出走。10頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は減速してしまい9着に終わった。

6月13日、約3か月半の休み明けで迎えた18戦目は、山田敬士騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（函館ダート1700m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。13頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では末脚がパッとせず13着に終わった。

6月21日、連闘で迎えた19戦目は、団野大成騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（函館ダート1700m 晴/良）に出走。11頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では伸びを欠き8着に終わった。

8月26日、中8週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた20戦目は、岩橋勇二騎手を鞍上に迎えて、レダ特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。8頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず6着に終わった。

11月11日、約2か月半の間隔を開けて迎えた21戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、鵯花賞（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。13頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。主導権を握り、遅いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のコメンディーに2馬身の差をつけて久しぶりに勝ち星を挙げた。

12月16日、中4週で迎えた22戦目は、高野槇賞（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で矢野貴之騎手（1戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線ではいい脚を見せられず14着に敗れた。

5歳（2021年）

1月3日、中2週で迎えた23戦目は、藤本現暉騎手を鞍上に迎えて、千客万来賞（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。14頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではいい脚を見せられず9着に敗れた。

1月28日、中3週で迎えた24戦目は、一般C1一二三（川崎ダート1500m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で藤本現暉騎手（1戦0勝）。13頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず10着に敗れた。

11月9日、約9か月半の休み明けで迎えた25戦目は、野紺菊賞（川崎ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は矢野貴之騎手（2戦1勝）。13頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天性の負けん性を発揮してゴールまで力闘し、4着を確保した。

12月13日、中4週で迎えた26戦目は、一般C1七八九（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で矢野貴之騎手（3戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。主導権を奪い、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では詰めが甘くなり、3着に終わった。

6歳（2022年）

1月4日、中2週で迎えた27戦目は、福寿草賞（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で矢野貴之騎手（4戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、やや厳しいペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

2月3日、中3週で迎えた28戦目は、一般C2七八九（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で矢野貴之騎手（5戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見せ場なく7着に敗れた。

3月4日、中3週で迎えた29戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、折鶴蘭賞（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見せ場なく6着に敗れた。

4月12日、中5週で迎えた30戦目は、一般C2六七（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で笹川翼騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、忙しいペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味のファイティングスピリットで最後まで奮戦したが、ブルベアライノにクビ差交わされて2着となった。

5月3日、中2週で迎えた31戦目は、馬い!淡路島ごっさ玉ねぎ発売記念（船橋ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で笹川翼騎手（2戦0勝）。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが劣勢になり5着に敗れた。

5月17日、中1週で迎えた32戦目は、張田昂騎手を鞍上に迎えて、一般C2四五六（川崎ダート1400m 雨/重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、3着に終わった。

6月21日、中4週で迎えた33戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、馬い!甘いごっさの玉ねぎ食べてな記念（船橋ダート1500m 小雨/稍重）に出走。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びが鈍く5着に敗れた。

7月25日、中4週で迎えた34戦目は、岡村健司騎手を鞍上に迎えて、馬い!男は善一ブラック記念（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。9頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、少し速いペースで一団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では脚が残っておらず8着に終わった。

8月22日、中3週で迎えた35戦目は、本田正重騎手を鞍上に迎えて、馬い!八幡平バイオレット出荷記念（船橋ダート1500m 曇/良）に出走。8頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。前に出て、落ち着いたペースでレースを引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では末脚が振るわず8着に終わった。

7歳（2023年）

4月14日、約8か月の休み明けで迎えた36戦目は、一般C3二三（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は矢野貴之騎手（6戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では最後まで息が続かず11着に敗れた。

5月3日、中2週で迎えた37戦目は、一般C3二三（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で矢野貴之騎手（7戦1勝）。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が衰えて6着に敗れた。

5月18日、中1週で迎えた38戦目は、バニラ賞（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は本田正重騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず12着に敗れた。

6月20日、中4週で迎えた39戦目は、一般C3二三（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は矢野貴之騎手（8戦1勝）。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、やや緩いペースで馬群を先導。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は失速してしまい12着に敗れた。

7月24日、中4週で迎えた40戦目は、一般C3二三（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は本田正重騎手（2戦0勝）。12頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では伸びを欠き12着に終わった。