メジロハンター（2002年生、母メジロリズム）

メジロハンター（2002年5月2日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋戦闘機名」。毛色は鹿毛。種牡馬のサクラバクシンオー（当時13歳）と交配したメジロリズムが10歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）吉田ファーム。戦績は、中央平地21戦4勝2着1回。主な勝ち鞍は2006年の新春ステークス(1600万下)。

経歴

デビュー前

大久保洋吉厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2004年）

8月15日、デビュー戦は吉田豊騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は488kg。15頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るレオマジックを上がり3位タイの末脚でクビ差だけ差し切って初勝利を挙げた。

9月18日、中4週で迎えた2戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのカンナステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は勢いを失って5着に敗れた。

10月11日、中2週で迎えた3戦目は、2歳500万下のプラタナス賞（東京ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は吉田豊騎手（1戦1勝）。12頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では超凡な末脚を発揮し、3着に入った。

12月12日、中8週で迎えた4戦目は、2歳500万下（中山ダート1200m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（2戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚にキレが無く9着に敗れた。

3歳（2005年）

1月15日、中4週で迎えた5戦目は、3歳500万下の朱竹賞（中山ダート1200m 雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田豊騎手（3戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて14番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、目の覚めるような末脚を炸裂させて、最後は2着のシンボリドジャースに3馬身半の差をつけて2勝目を奪取した。

1月29日、中1週で迎えた6戦目は、3歳オープンのクロッカスステークス（東京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉田豊騎手（4戦2勝）。10頭立ての7番人気で大外10番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が衰えて6着に終わった。

3月13日、中5週で迎えた7戦目は、3歳G3のクリスタルカップ（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は5戦連続で吉田豊騎手（5戦2勝）。16頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず9着に終わった。

4月24日、中5週で迎えた8戦目は、3歳オープンの橘ステークス（京都芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は6戦連続で吉田豊騎手（6戦2勝）。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では切れる脚を使えず9着に終わった。

10月22日、約6か月の休養明けで迎えた9戦目は、3歳以上1000万下（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で吉田豊騎手（7戦2勝）。16頭立ての4番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では脚を伸ばせず6着に敗れた。

11月6日、中1週で迎えた10戦目は、3歳以上1000万下（東京ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は8戦連続で吉田豊騎手（8戦2勝）。16頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではスパッとキレる脚を見せたが、勝ったマイティスプリングにねじ伏せられて3馬身半差の2着となった。

11月20日、中1週で迎えた11戦目は、3歳以上1000万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で吉田豊騎手（9戦2勝）。16頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。先手を取り、若干速いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のスターエフェクトに7馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

12月18日、中3週で迎えた12戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の市川ステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。15頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始5番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

4歳（2006年）

1月8日、中2週で迎えた13戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の新春ステークス（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。15頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではグイグイと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のニシノデューを3/4馬身振り切って勝利を手中に収めた。

7月30日、約7か月の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた14戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下の新潟日報賞（新潟芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は吉田豊騎手（10戦3勝）。18頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを18番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず13着に終わった。

8月20日、中2週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた15戦目は、NSTオープン（新潟芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（11戦3勝）。12頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はガス欠状態になり10着に終わった。

9月23日、中4週で迎えた16戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1600万下のトリトンステークス（中京芝1200m 晴/良）に出走。17頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始17番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず7着に敗れた。

10月29日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた17戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下の白秋ステークス（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は吉田豊騎手（12戦3勝）。16頭立ての4番人気に推されて13番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

11月19日、中2週で迎えた18戦目は、3歳以上1600万下の奥多摩ステークス（東京芝1400m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（13戦3勝）。18頭立ての3番人気に推されて大外18番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では決め手に欠いて10着に敗れた。

12月2日、中1週で迎えた19戦目は、3歳以上1600万下の市川ステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田豊騎手（14戦3勝）。15頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず8着に敗れた。

5歳（2007年）

3月4日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた20戦目は、石橋守騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の道頓堀ステークス（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず9着に終わった。

6歳（2008年）

2月2日、約11か月の休み明けで馬体重を前走から10kg戻して迎えた21戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下の春望ステークス（東京ダート1400m 曇/良）に出走。16頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が上がってしまい16着に終わった。