ケイジージュニアー（2005年生、母シノコンコルド）

ケイジージュニアー（2005年4月15日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋息子」。毛色は青鹿毛。種牡馬のエイシンサンディ（当時12歳）と交配したシノコンコルドが12歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者はつつみ牧場。戦績は、中央平地28戦4勝2着2回。主な勝ち鞍は2010年の濃尾特別(1000万下)。

経歴

デビュー前

当歳のとき、つつみ牧場から「北海道オータムセールサラブレッド当歳」に上場されたが主取りとなった。1歳のとき、つつみ牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」と「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場されたがいずれも主取りとなった。

斎藤誠厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2007年）

11月10日、デビュー戦は田中勝春騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京ダート1300m 雨/不良）に出走。馬体重は488kg。14頭立ての7番人気で大外14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず12着に敗れた。

12月23日、中5週で迎えた2戦目は、伊藤直人騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山ダート1200m 雨/重）に出走。16頭立ての16番人気で12番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では瞬発力に富んだ末脚を発揮し、5着に入り込んだ。

3歳（2008年）

1月5日、中1週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で伊藤直人騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で15番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

1月27日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で伊藤直人騎手（2戦0勝）。15頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したジョーレオーネを差し切れず、4馬身差の2着となった。

3月29日、中8週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で伊藤直人騎手（3戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のアイラシンガーを半馬身振り切って初勝利を挙げた。

4月12日、中1週で迎えた6戦目は、3歳500万下（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で伊藤直人騎手（4戦1勝）。16頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり4位の末脚を見せたが上位には届かず8着に敗れた。

5月11日、中3週で迎えた7戦目は、3歳500万下（東京ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で伊藤直人騎手（5戦1勝）。16頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

7月5日、中7週で迎えた8戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1150m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で伊藤直人騎手（6戦1勝）。16頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には割り込めず9着に終わった。

11月23日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた9戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で伊藤直人騎手（7戦1勝）。16頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚が上がってしまい14着に終わった。

4歳（2009年）

1月5日、中5週で馬体重を前走からさらに10kg増やして迎えた10戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で伊藤直人騎手（8戦1勝）。16頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では瞬発力に優れた末脚を披露し、4着に入り込んだ。

1月24日、中2週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた11戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は10戦連続で伊藤直人騎手（9戦1勝）。15頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位には食い込めず6着に敗れた。

3月8日、中5週で迎えた12戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、5着に入り込んだ。

3月29日、中2週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は伊藤直人騎手（10戦1勝）。15頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線ではきちんと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のナリタベガをハナ差振り切って勝利を手に入れた。

6月28日、約3か月の休み明けで迎えた14戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で伊藤直人騎手（11戦2勝）。15頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

8月9日、中5週で迎えた15戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で伊藤直人騎手（12戦2勝）。15頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

9月12日、中4週で迎えた16戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/良）に出走。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、勝ったバロンビスティーに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

9月27日、中1週で迎えた17戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松岡正海騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るハードトゥセイを豪脚で3/4馬身差し切って勝利を手中に収めた。

5歳（2010年）

1月24日、約4か月の休養明けで迎えた18戦目は、4歳以上1000万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は伊藤直人騎手（13戦2勝）。15頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではパワフルな末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

2月13日、中2週で迎えた19戦目は、4歳以上1000万下の濃尾特別（中京ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で伊藤直人騎手（14戦2勝）。16頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では豪快な末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のローレルレガリスをクビ差振り切って勝利をモノにする

2月28日、中1週で迎えた20戦目は、4歳以上1600万下の両国ステークス（中山ダート1800m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で伊藤直人騎手（15戦3勝）。13頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では末脚がパッとせず8着に終わった。

3月28日、中3週で迎えた21戦目は、4歳以上1600万下の名古屋城ステークス（中京ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で伊藤直人騎手（16戦3勝）。16頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず9着に敗れた。

4月17日、中2週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた22戦目は、4歳以上1600万下の総武ステークス（中山ダート1800m 晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で伊藤直人騎手（17戦3勝）。16頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚勢が悪くなり13着に終わった。

7月17日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から18kg絞って迎えた23戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下の柳都ステークス（新潟ダート1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は6戦連続で伊藤直人騎手（18戦3勝）。15頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では見せ場を作れず12着に終わった。

11月14日、約4か月の休養明けで迎えた24戦目は、3歳以上1600万下の京都ロイヤルプレミアム（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で伊藤直人騎手（19戦3勝）。16頭立ての16番人気で15番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず11着に終わった。

12月26日、中5週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた25戦目は、3歳以上1600万下の2010フェアウェルステークス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で伊藤直人騎手（20戦3勝）。15頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では天稟の勝負根性でゴールまで力走し、4着に入り込んだ。

6歳（2011年）

1月8日、中1週で迎えた26戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の招福ステークス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では全く伸びず12着に終わった。

1月29日、中2週で迎えた27戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の春望ステークス（東京ダート1400m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は伊藤直人騎手（21戦3勝）。16頭立ての15番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず7着に終わった。

2月26日、中3週で迎えた28戦目は、4歳以上1600万下の上総ステークス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で伊藤直人騎手（22戦3勝）。16頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では見せ場を作れず11着に終わった。