アサクサゼッケン（1998年生、母ミスイメージ）

アサクサゼッケン（1998年3月23日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のシアトルダンサーⅡ（当時14歳）と交配したミスイメージが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）三嶋牧場。戦績は、中央平地8戦0勝、地方11戦8勝2着1回。主な勝ち鞍は2004年の4歳以上C3-1。

経歴

デビュー前

富田一幸厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2001年）

4月22日、デビュー戦は後藤浩輝騎手を鞍上に据えて、3歳未出走（福島ダート1700m 晴/良）に出走。馬体重は460kg。13頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では閃光のような末脚を発揮し、3着に入った。

9月1日、約4か月半の休み明けで迎えた2戦目は、関本淳騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く8着に敗れた。

9月23日、中2週で迎えた3戦目は、田面木博公騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では伸びが鈍く11着に敗れた。

10月14日、中2週で迎えた4戦目は、柴田未崎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で大外16番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず13着に終わった。

11月4日、中2週で迎えた5戦目は、鹿戸雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/稍重）に出走。13頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では全く伸びず5着に敗れた。

12月1日、中3週で迎えた6戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鹿戸雄一騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、落ち着いたペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではキレのいい末脚を披露し、4着に入った。

4歳（2002年）

3月9日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から11kg減らして迎えた7戦目は、藤村龍也騎手を鞍上に迎えて、一般C3（高崎ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。3着に終わった。

3月21日、中1週で迎えた8戦目は、金井正幸騎手を鞍上に迎えて、一般C2 C3（高崎ダート1330m 曇/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のシンジュクヒミコに3/4馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

5月4日、中5週で迎えた9戦目は、二本柳壮騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の清津峡特別（新潟ダート1800m 小雨/良）に出走。14頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず13着に終わった。

6月22日、中6週で迎えた10戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は鹿戸雄一騎手（2戦0勝）。13頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず13着に終わった。

10月23日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた11戦目は、平松徳彦騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C8（姫路ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。先手を取る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のセノエグローリに2馬身半の差をつけて休養明け初戦を物にした。

11月14日、中2週で迎えた12戦目は、3歳以上C6（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で平松徳彦騎手（1戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のリキアイコスマーに5馬身の差をつけて優勝

5歳（2003年）

11月6日、約12か月の休養明けで馬体重を前走から23kg増やして迎えた13戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C9-2（園田ダート1400m 晴/不良）に出走。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のエデンに1馬身半の差をつけて休養明け初戦をモノにした。

12月4日、中3週で迎えた14戦目は、3歳以上C5-1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で下原理騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のエデンに4馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

12月30日、中3週で迎えた15戦目は、3歳以上C5-2（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で下原理騎手（2戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のトーセンマインドに3馬身半の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

6歳（2004年）

2月4日、中4週で迎えた16戦目は、4歳以上C5-1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で下原理騎手（3戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のデバッグバージョンに2馬身の差をつけて獅子奮迅の6連勝を決めた。

2月26日、中2週で迎えた17戦目は、4歳以上C3-1（姫路ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で下原理騎手（4戦4勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。ハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のハイネスローラに4馬身の差をつけて圧巻の7連勝を決めた。

3月19日、中2週で迎えた18戦目は、4歳以上C2-1（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で下原理騎手（5戦5勝）。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したレコードブレイカーを捕まえ切れず、1馬身差の2着に敗北した。

4月7日、中2週で迎えた19戦目は、4歳以上C2-2（園田ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で下原理騎手（6戦5勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では終いが甘くなり、4着に終わった。