サザンジンジャー（2018年生、母エポカブラヴァ）

サザンジンジャー（2018年4月12日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「4月12日の誕生酒。酒言葉は『幸せな雰囲気を作り出す神秘的な人』」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のシニスターミニスター（当時15歳）と交配したエポカブラヴァが15歳のときに産んだ10番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は谷川牧場。2023年のスプリント特別(一般)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

当歳のとき、谷川牧場から「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、レッドマジックによって2,052万円で落札された。2歳のとき、森本スティーブルから「北海道トレーニングセールサラブレッド2歳」に上場され、によって円で落札された。

水野貴広厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2020年）

9月13日、デビュー戦は柴田大知騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山ダート1800m 曇/稍重）に出走。馬体重は480kg。15頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では脚が残っておらず9着に終わった。

3歳（2021年）

1月5日、約4か月の休養明けで迎えた2戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田大知騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では見せ場を作れず9着に終わった。

4月17日、約3か月半の休養明けで迎えた3戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で柴田大知騎手（2戦0勝）。16頭立ての7番人気で大外16番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では伸びあぐねて10着に敗れた。

5月15日、中3週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で柴田大知騎手（3戦0勝）。15頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く9着に終わった。

6月20日、中4週で迎えた5戦目は、宮川実騎手を鞍上に迎えて、3歳（高知ダート1400m 曇/不良）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のノブカナロアに5馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

7月3日、中1週で迎えた6戦目は、3歳（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で宮川実騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るサンアスペンを次元の違う末脚で半馬身差し切って人気に違わぬ実力を証明した。

7月18日、中1週で迎えた7戦目は、3歳（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で宮川実騎手（2戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では堅実な伸びを見せたが、勝ったアイラグピースに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

8月22日、中4週で迎えた8戦目は、3歳（高知ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で宮川実騎手（3戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るエッセンスを次元の違う末脚でクビ差だけ差し切って3勝目を挙げた。

9月5日、中1週で迎えた9戦目は、一般C3 15（高知ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で宮川実騎手（4戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のクリノヒビキに4馬身の差をつけて人気に違わぬ実力を証明した。

9月19日、中1週で迎えた10戦目は、一般C3 12（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は6戦連続で宮川実騎手（5戦4勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。前に出て、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のダノンパーフェクトに6馬身の差をつけて断然人気に応えた。

10月9日、中2週で迎えた11戦目は、一般C3-9（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で宮川実騎手（6戦5勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。先手を取り、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩確実に終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のスケロクに2馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

11月14日、中4週で迎えた12戦目は、3歳地方重賞の土佐秋月賞（高知ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は8戦連続で宮川実騎手（7戦6勝）。11頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚が残っておらず5着に敗れた。

11月28日、中1週で迎えた13戦目は、葉山街道特別（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は9戦連続で宮川実騎手（8戦6勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のマイネルキャラバンに約15馬身の大差をつけて断然人気に応えた。

12月11日、中1週で迎えた14戦目は、一般C2-6（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は10戦連続で宮川実騎手（9戦7勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のゼニスに6馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

4歳（2022年）

1月1日、中2週で迎えた15戦目は、初夢特別（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で宮川実騎手（10戦8勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚勢がやや衰え、3着に終わった。

1月19日、中2週で迎えた16戦目は、まなせ祝誕生86（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で宮川実騎手（11戦8勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のセイカメテオライトに6馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

2月2日、中1週で迎えた17戦目は、咸陽島公園特別（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は13戦連続で宮川実騎手（12戦9勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快な末脚を弾けさせてあっさりと抜け出し、最後は2着のカズマッカレンに3馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

2月15日、中1週で迎えた18戦目は、岡田以蔵生誕祭特別（高知ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は14戦連続で宮川実騎手（13戦10勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のカナデルスターに4馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

3月1日、中1週で迎えた19戦目は、新川川特別（高知ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は15戦連続で宮川実騎手（14戦11勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。端に立つ形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のエネルムサシに2馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

11月5日、約8か月半の休養明けで迎えた20戦目は、一般B2（高知ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は16戦連続で宮川実騎手（15戦12勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びあぐねて7着に敗れた。

11月19日、中1週で迎えた21戦目は、一般B2（高知ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は17戦連続で宮川実騎手（16戦12勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず6着に敗れた。

12月3日、中1週で迎えた22戦目は、福山競馬記念特別（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は18戦連続で宮川実騎手（17戦12勝）。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。主導権を握り、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では詰めが甘くなり、3着に終わった。

12月17日、中1週で迎えた23戦目は、今ノ山特別（高知ダート1600m 小雨/重）に出走。鞍上は19戦連続で宮川実騎手（18戦12勝）。8頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが利かず、3着に終わった。

5歳（2023年）

1月1日、中1週で迎えた24戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、初夢特別（高知ダート1400m 晴/重）に出走。11頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走したが、4着に終わった。

1月10日、連闘で迎えた25戦目は、国分川特別（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は宮川実騎手（19戦12勝）。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。先手を取る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく走り抜いたが、ウインカムトゥルーにクビ差交わされて2着に甘んじた。

1月29日、中2週で迎えた26戦目は、一般A B（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で宮川実騎手（20戦12勝）。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、で一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では脚が残っておらず5着に敗れた。

3月13日、中5週で迎えた27戦目は、阿部英俊騎手を鞍上に迎えて、スプリント特別（水沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。6頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では強烈な末脚を弾けさせてあっさりと抜け出し、最後は2着のアマルインジャズに4馬身の差をつけて1番人気に応えた。

3月28日、中1週で迎えた28戦目は、スプリント特別（水沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で阿部英俊騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいい脚を見せられず4着に敗れた。

4月24日、中3週で迎えた29戦目は、山本聡哉騎手を鞍上に迎えて、桜花特別（水沢ダート1800m 曇/良）に出走。4頭立ての2番人気で3番ゲートからスタート。主導権を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では少しずつ前との差を詰めて、最後は2着のマイネルアンファンを半馬身振り切って勝利を手中に収めた。

5月22日、中3週で迎えた30戦目は、青葉特別（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は阿部英俊騎手（2戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚を伸ばせず8着に敗れた。

6月19日、中3週で迎えた31戦目は、スプリント特別（水沢ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で阿部英俊騎手（3戦1勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず4着に敗れた。

7月3日、中1週で迎えた32戦目は、村上忍騎手を鞍上に迎えて、小暑特別（盛岡ダート1600m 曇/稍重）に出走。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、ボウトロイにハナ差交わされて2着に惜敗した。

7月17日、中1週で迎えた33戦目は、盛夏特別（盛岡ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は阿部英俊騎手（4戦1勝）。11頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

7月31日、中1週で迎えた34戦目は、大暑特別（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は村上忍騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では脚が残っておらず7着に敗れた。

10月9日、中9週で迎えた35戦目は、神無月特別（盛岡ダート1600m 小雨/稍重）に出走。鞍上は阿部英俊騎手（5戦1勝）。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず5着に敗れた。

10月23日、中1週で迎えた36戦目は、紅葉特別（盛岡ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で阿部英俊騎手（6戦1勝）。11頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立つ恰好となり、で集団を先導。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は脚を失くしてしまい9着に敗れた。

11月6日、中1週で迎えた37戦目は、霜月特別（盛岡ダート1600m 小雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で阿部英俊騎手（7戦1勝）。8頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず5着に終わった。

6歳（2024年）

7月22日、約8か月半の休み明けで迎えた38戦目は、向日葵特別（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で阿部英俊騎手（8戦1勝）。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く6着に敗れた。

9月3日、中5週で迎えた39戦目は、初秋特別（盛岡ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で阿部英俊騎手（9戦1勝）。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では脚を伸ばせず10着に終わった。