テンノベニバラ（2000年生、母フエートグリン）

テンノベニバラ（2000年4月11日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋紅いバラ」。毛色は栗毛。種牡馬のサッカーボーイ（当時15歳）と交配したフエートグリンが14歳のときに産んだ10番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は前川隆範。戦績は、中央平地6戦0勝2着2回、地方11戦2勝。2002年のウィナーズチャレンジに勝利した他、2003年のユングフラウ賞(牝)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、前川隆範から「北海道8月市場サラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。同年、前川隆範から「北海道10月市場サラブレッド1歳」に上場され、高橋實によって262.5万円で落札された。

米川伸也厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2002年）

4月24日、デビュー戦は斉藤正弘騎手を鞍上に据えて、牝馬限定2歳戦のフレッシュチャレンジ（札幌(地)ダート1000m 曇/良）に出走。馬体重は410kg。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、2着のライフミーティアに1馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

5月30日、中4週で迎えた2戦目は、2歳オープンのウィナーズチャレンジ（札幌(地)ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で斉藤正弘騎手（1戦1勝）。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。最後は、2着のパッションキャリーに2馬身の差をつけて2勝目を手にした。

7月23日、中7週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた3戦目は、2歳オープンのブラックホーク賞（旭川ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で斉藤正弘騎手（2戦2勝）。11頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。6着に敗れた。

8月17日、中3週で迎えた4戦目は、2歳500万下（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で斉藤正弘騎手（3戦2勝）。12頭立ての6番人気で大外12番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず8着に敗れた。

9月1日、中1週で迎えた5戦目は、2歳500万下（札幌芝1200m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は5戦連続で斉藤正弘騎手（4戦2勝）。11頭立ての6番人気で大外11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で猛追したが、勝ったキョクイチバンブーに詰め切れず、1馬身差の2着となった。

9月15日、中1週で迎えた6戦目は、2歳500万下（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で斉藤正弘騎手（5戦2勝）。15頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では逸出した伸び脚で追い上げたが、抜け出したヘイセイピカイチを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

11月10日、中7週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた7戦目は、石崎隆之騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳500万下の赤松賞（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。14頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず6着に敗れた。

12月14日、中4週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた8戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下のひいらぎ賞（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず6着に敗れた。

12月30日、中1週で迎えた9戦目は、左海誠二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳地方重賞のオークス（優駿牝馬）（大井ダート1590m 内回り晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では決め手に欠いて9着に敗れた。

3歳（2003年）

1月22日、中2週で迎えた10戦目は、石井勝男騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞のブルーバードカップ（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。11頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚色が悪くなり9着に終わった。

2月13日、中2週で迎えた11戦目は、佐藤隆騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳オープンのユングフラウ賞（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての8番人気で大外12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではキレのいい末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

5月15日、約3か月の休養明けで迎えた12戦目は、牝馬限定3歳地方重賞の東京プリンセス賞（大井ダート1790m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤隆騎手（1戦0勝）。14頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい13着に終わった。

6月7日、中2週で迎えた13戦目は、3歳500万下（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は石井勝男騎手（1戦0勝）。18頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始5番手を追走。最後はタレてしまい18着に敗れた。

9月23日、約3か月半の休養明けで迎えた14戦目は、林幻騎手を鞍上に迎えて、秋収特別（浦和ダート1600m 曇/良）に出走。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では伸びあぐねて9着に敗れた。

10月20日、中3週で迎えた15戦目は、葛山晃平騎手を鞍上に迎えて、3歳A2（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。8着に敗れた。

11月1日、中1週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた16戦目は、3歳B1（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で葛山晃平騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で大外12番ゲートからスタート。9着に終わった。

11月29日、中3週で馬体重を前走からさらに22kg増やして迎えた17戦目は、3歳A2（水沢ダート1600m 小雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で葛山晃平騎手（2戦0勝）。12頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。12着に終わった。