シンコウリブレ（1998年生、母パークドリーム）

シンコウリブレ（1998年4月12日）は、日本の競走馬。毛色は栃栗毛。種牡馬のペンタイア（当時6歳）と交配したパークドリームが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）シンコーファーム。戦績は、中央平地20戦4勝2着2回。主な勝ち鞍は2003年の清澄特別(1000万下ハンデ)。

経歴

デビュー前

藤原辰雄厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2000年）

9月24日、デビュー戦は柴田善臣騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山ダート1200m 曇/不良）に出走。馬体重は460kg。11頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず9着に敗れた。

3歳（2001年）

1月8日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた2戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 小雨/不良）に出走。16頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では切れる脚を使えず9着に終わった。

1月30日、中2週で馬体重を前走から14kg絞って迎えた3戦目は、3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で後藤浩輝騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず8着に終わった。

2月25日、中3週で迎えた4戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝2000m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したバルテスフォンテンにハナ差届かず2着に惜敗した。

3月11日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、マイネルライツに交わされて3馬身半差の2着となった。

5月27日、約2か月半の間隔を開けて迎えた6戦目は、3歳未勝利（東京芝1800m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で江田照男騎手（2戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて16番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では猛烈な末脚を弾けさせて先頭に立ち、最後は2着のメジロタイムをハナ差振り切って初勝利を挙げた。

6月9日、中1週で迎えた7戦目は、3歳500万下（東京芝2200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で江田照男騎手（3戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、ゆったりとしたペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はタレてしまい7着に敗れた。

7月8日、中3週で迎えた8戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の北洋特別（函館芝2000m 晴/良）に出走。11頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。逃げる形となり、リードを2馬身以上確保して、緩やかなペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はスピードが落ちてしまい6着に敗れた。

8月18日、中5週で迎えた9戦目は、3歳以上500万下（札幌芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で勝浦正樹騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は勢いを失って11着に敗れた。

4歳（2002年）

5月12日、約9か月の休み明けで迎えた10戦目は、4歳以上500万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は江田照男騎手（4戦1勝）。17頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り続けて、最後は2着のオンワードアヘッドに1馬身半の差をつけて久方ぶりの一戦を制した。

6月1日、中2週で迎えた11戦目は、4歳以上1000万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（5戦2勝）。15頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では伸びが甘くなり、4着に終わった。

7月21日、中6週で迎えた12戦目は、梶晃啓騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の尖閣湾特別（新潟芝1800m 外回り晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚勢がやや衰え、5着に終わった。

8月18日、中3週で迎えた13戦目は、小野次郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。端に立つ形となり、後続との差を2馬身以上キープして、やや遅いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、4着に終わった。

8月31日、中1週で迎えた14戦目は、3歳以上500万下（札幌芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小野次郎騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のウインデュエルに3馬身の差をつけて3勝目をつかんだ。

12月8日、約3か月半の休養明けで迎えた15戦目は、3歳以上1000万下の千葉テレビ杯（中山芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は江田照男騎手（6戦2勝）。16頭立ての6番人気で15番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が鈍り9着に敗れた。

5歳（2003年）

1月12日、中4週で迎えた16戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の若潮賞（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で15番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天性の闘争本能でゴールまで力闘し、3着に入った。

1月26日、中1週で迎えた17戦目は、坂井千明騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の東雲賞（中山芝1800m 晴/良）に出走。15頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。端に立ち、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚が上がってしまい11着に敗れた。

2月8日、中1週で迎えた18戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の清澄特別（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は勝浦正樹騎手（2戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、後続との差を2馬身以上保って、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま5馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では不屈の闘志でバテることなく粘り続けて、最後は2着のハレルヤサンデーをクビ差振り切って4勝目を収める

6歳（2004年）

11月20日、約21か月半の休養明けで馬体重を前走から26kg増やして迎えた19戦目は、鈴木慶太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（東京ダート1400m 晴/重）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は垂れてしまい16着に終わった。

12月19日、中3週で迎えた20戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下のイシノヒカルメモリアル（中山芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で鈴木慶太騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、後続との差を5馬身以上確保して、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が鈍り11着に敗れた。