ナリタクリスボーイ（1996年生、母クリスザレディー）

ナリタクリスボーイ（1996年3月28日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のノーザンテースト（当時25歳）と交配したクリスザレディーが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）長谷川牧場。戦績は、中央平地16戦1勝2着1回、中央障害3戦0勝。主な勝ち鞍は1999年の4歳未勝利。

経歴

デビュー前

大久保正陽厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1998年）

10月17日、デビュー戦は四位洋文騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都芝1400m 雨/不良）に出走。馬体重は452kg。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。ハナに立ち、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ4着に沈んだ。

11月1日、中1週で迎えた2戦目は、佐藤哲三騎手を鞍上に迎えて、3歳新馬（京都芝1600m 曇/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では圧巻の末脚を発揮したが、3着に終わった。

11月28日、中3週で迎えた3戦目は、O.ペリエ騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では逸出した伸び脚で猛追したが、抜け出したホットシークレットにクビ差届かず2着に甘んじた。

12月12日、中1週で迎えた4戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝2000m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びあぐねて5着に敗れた。

12月26日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は四位洋文騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では脚色がやや衰え、4着に終わった。

3歳（1999年）

4月25日、約4か月の休養明けで迎えた6戦目は、4歳未勝利（京都芝2400m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は佐藤哲三騎手（1戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。端に立つ形となり、超スローペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではきっちりと終いの脚を伸ばして、最後は2着のタケノシンボルを半馬身振り切って未勝利戦を制した。

5月16日、中2週で迎えた7戦目は、4歳500万下のこけもも賞（新潟芝2200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤哲三騎手（2戦1勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり9着に敗れた。

5月29日、中1週で迎えた8戦目は、4歳500万下（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤哲三騎手（3戦1勝）。16頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず14着に終わった。

6月12日、中1週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下（函館芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で佐藤哲三騎手（4戦1勝）。12頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では脚を伸ばせず12着に終わった。

12月25日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた10戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は四位洋文騎手（2戦0勝）。15頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい15着に終わった。

4歳（2000年）

1月16日、中2週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた11戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（京都ダート1400m 曇/稍重）に出走。16頭立ての15番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では末脚がパッとせず15着に終わった。

1月30日、中1週で迎えた12戦目は、山田泰誠騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下の巌流島特別（小倉芝1200m 曇/良）に出走。18頭立ての18番人気で1番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始18番手を追走。直線では今一つ伸び切れず17着に終わった。

2月12日、中1週で迎えた13戦目は、5歳以上500万下（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は佐藤哲三騎手（5戦1勝）。16頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では末脚に勢いがなく7着に終わった。

5月20日、約3か月半の休み明けで迎えた14戦目は、5歳以上500万下（東京芝1600m 雨/重）に出走。鞍上は四位洋文騎手（3戦0勝）。18頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始18番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず12着に終わった。

6月25日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた15戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（阪神芝2000m 雨/良）に出走。15頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず8着に終わった。

7月8日、中1週で迎えた16戦目は、5歳以上500万下（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武幸四郎騎手（1戦0勝）。14頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では決め手に欠いて12着に終わった。

7月29日、中2週で迎えた17戦目は、藤井正輝騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（小倉障害芝2900m 晴/良）に出走。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。9着に終わった。

8月19日、中2週で迎えた18戦目は、今村康成騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（小倉障害芝2900m 曇/良）に出走。9頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。4着に終わった。

9月3日、中1週で迎えた19戦目は、嘉堂信雄騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2700m 晴）に出走。5頭立ての2番人気で1番ゲートからスタート。4着に敗れた。