サドンサンダー（2007年生、母リシェ）

サドンサンダー（2007年4月6日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「突然の雷」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のアルカセット（当時7歳）と交配したリシェが8歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道勇払郡厚真町、生産者は（有）大川牧場。戦績は、中央平地4戦0勝、地方10戦4勝2着2回。主な勝ち鞍は2011年の一般C2二三。

経歴

デビュー前

柴田政人厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2009年）

12月20日、デビュー戦は田中勝春騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は500kg。16頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず15着に終わった。

3歳（2010年）

1月30日、中5週で迎えた2戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず11着に終わった。

8月22日、約7か月の休み明けで迎えた3戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての15番人気で1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず6着に終わった。

10月3日、中5週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で木幡初広騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では賦性の負けん気を発揮してゴールまで頑張り、5着を確保した。

11月5日、中4週で迎えた5戦目は、脇田創騎手を鞍上に迎えて、3歳（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

11月18日、中1週で迎えた6戦目は、3歳（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で脇田創騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で猛進したが、伸びてきたバンブーデコ決め手に屈してクビ差の2着に惜敗した。

12月7日、中2週で迎えた7戦目は、3歳（船橋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で脇田創騎手（2戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず6着に敗れた。

12月23日、中1週で迎えた8戦目は、3歳（浦和ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で脇田創騎手（3戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、スローペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では異次元の末脚を弾けさせて、最後は2着のエヴァープレッジに1馬身半の差をつけて待望の初白星を挙げた。

4歳（2011年）

1月7日、中1週で迎えた9戦目は、4歳（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で脇田創騎手（4戦1勝）。14頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切る恰好となり、平均ペースで集団を先導。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、ヘリオスに交わされて3馬身差の2着となった。

1月21日、中1週で迎えた10戦目は、一般C2十一十二（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で脇田創騎手（5戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るライジングタイドを猛烈な末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて勝利をモノにする

2月9日、中2週で迎えた11戦目は、一般C2七八九（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で脇田創騎手（6戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るペルレストラーダを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて先頭ゴールを果たした。

2月28日、中2週で迎えた12戦目は、一般C2二三四（川崎ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は8戦連続で脇田創騎手（7戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず4着に敗れた。

5月2日、中8週で迎えた13戦目は、一般C2二（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で脇田創騎手（8戦3勝）。14頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びを欠き6着に敗れた。

5月16日、中1週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた14戦目は、一般C2二三（川崎ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で脇田創騎手（9戦3勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、落ち着いたペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のハヤテシゲマサに1馬身半の差をつけて先頭ゴールを果たした。