ヘリオス（2007年生、母リミウッド）

ヘリオス（2007年4月20日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「ギリシャ神話の太陽神」。毛色は栗毛。種牡馬のスパイキュール（当時7歳）と交配したリミウッドが16歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）ナカノファーム。戦績は、中央平地8戦1勝、地方24戦7勝2着12回。主な勝ち鞍は2011年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

小原伊佐美厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2009年）

8月15日、デビュー戦は宮崎北斗騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（札幌芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は472kg。9頭立ての9番人気で大外9番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい8着に終わった。

3歳（2010年）

5月5日、約9か月の休み明けで迎えた2戦目は、岩橋勇二騎手を鞍上に迎えて、サッポロ玉露入りお茶賞（門別ダート1700m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。11頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では伸びが劣勢になり5着に敗れた。

5月19日、中1週で迎えた3戦目は、服部茂史騎手を鞍上に迎えて、一般C3-4（門別ダート1200m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では矢のような伸びを見せたが、伸びてきたホッカイコドー決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

7月14日、中7週で迎えた4戦目は、ひだか応援隊h-keiba.net賞（門別ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で服部茂史騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、前で粘るキタサンオトコミチを猛烈な末脚でクビ差だけ差し切って初勝利を挙げた。

7月20日、連闘で迎えた5戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、ひだか応援隊h-keiba.net賞（門別ダート1700m 晴/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天稟の闘争心でゴールまで力走したが、最後はモンキーマジックと並んで3着同着となった。

8月4日、中1週で迎えた6戦目は、ひだか応援隊h-keiba.net賞（門別ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で吉田稔騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では逸出した伸び脚で驀進したが、ラハイナに半馬身交わされて2着となった。

8月18日、中1週で迎えた7戦目は、ひだか応援隊h-keiba.net賞（門別ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田稔騎手（2戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、ファイターズに交わされて2馬身差の2着に敗北した。

9月2日、中1週で迎えた8戦目は、ひだか応援隊h-keiba.net賞（門別ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉田稔騎手（3戦0勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るボーンスプレマシーを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて断然人気に応えた。

9月22日、中2週で迎えた9戦目は、ひだか応援隊h-keiba.net賞（門別ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は服部茂史騎手（2戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

10月5日、中1週で迎えた10戦目は、ひだか応援隊h-keiba.net賞（門別ダート1700m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で服部茂史騎手（3戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では堅実に脚を伸ばしたが、勝ったナモンミライに詰め切れず、8馬身差の2着に敗北した。

10月12日、連闘で迎えた11戦目は、アサクサデンエン賞（門別ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で服部茂史騎手（4戦1勝）。11頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では矢のような伸びで驀進したが、勝ったフレシータにねじ伏せられて2馬身差の2着となった。

10月26日、中1週で迎えた12戦目は、アドマイヤジャパン賞（門別ダート1800m 雪/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で服部茂史騎手（5戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のアースジェガーに1馬身の差をつけて3勝目を手中に収めた。

12月7日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた13戦目は、3歳（船橋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で服部茂史騎手（6戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のブルーラインハルトに6馬身の差をつけて単勝一倍台の期待に応えた。

4歳（2011年）

1月7日、中3週で迎えた14戦目は、4歳（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で服部茂史騎手（7戦3勝）。14頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線に入ると、前で粘るサドンサンダーを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

2月10日、中4週で迎えた15戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、一般C2十11十二（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く6着に敗れた。

2月24日、中1週で迎えた16戦目は、一般C2九十（船橋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、勝ったスターウォーズに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

5月3日、中9週で迎えた17戦目は、豊四季特別（船橋ダート1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で森泰斗騎手（2戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では堅実に脚を伸ばしたが、パーカッショニストに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

5月18日、中1週で迎えた18戦目は、一般C2九十（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で森泰斗騎手（3戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では素晴らしい伸び脚で猛進したが、オウシュウヒカリにハナ差交わされて2着に甘んじた。

6月21日、中4週で迎えた19戦目は、五香特別（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で森泰斗騎手（4戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のフサイチアデクタムに4馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

7月4日、中1週で迎えた20戦目は、一般C2二三四（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で森泰斗騎手（5戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、極端なスローペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のハヤテシゲマサに1馬身の差をつけて単勝一倍台の評価に応えた。

7月27日、中2週で迎えた21戦目は、ビーチサイド特別（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で森泰斗騎手（6戦2勝）。13頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったザッツファインにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

8月17日、中2週で迎えた22戦目は、一般C1三四（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で森泰斗騎手（7戦2勝）。13頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で猛追したが、抜け出したネオカーニバルを差し切れず、1馬身差の2着に敗北した。

9月24日、中4週で迎えた23戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のペガサスキングビーに8馬身の差をつけて8勝目を手にした。

10月22日、中3週で迎えた24戦目は、3歳以上1000万下（東京ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で丸田恭介騎手（1戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では切れ味光る末脚を披露したが、3着に終わった。

11月19日、中3週で迎えた25戦目は、3歳以上1000万下の相川特別（新潟ダート1800m 雨/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で丸田恭介騎手（2戦1勝）。15頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く7着に敗れた。

12月10日、中2週で迎えた26戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（中山ダート2400m 晴/重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚が止まってしまい8着に敗れた。

5歳（2012年）

1月22日、中5週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた27戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（中山ダート1800m 曇/不良）に出走。16頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚を伸ばせず9着に終わった。

4月14日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から12kg絞って迎えた28戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下のラジオ福島賞（福島ダート1700m 雨/稍重）に54kgの軽斤量で出走。15頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと押しが利かず、5着に終わった。

9月23日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から6kg戻して迎えた29戦目は、3歳以上1000万下の市原特別（中山ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は丸田恭介騎手（3戦1勝）。16頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では天稟の勝負根性でゴールまで力走し、5着に入り込んだ。

12月5日、中9週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた30戦目は、柊特別（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は森泰斗騎手（8戦2勝）。14頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では末脚を持続できず、3着に終わった。

6歳（2013年）

1月10日、中4週で迎えた31戦目は、白富士盃（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（9戦2勝）。14頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では持ち前の強靭な心肺能力でしぶとく走り抜いたが、抜け出したスタープロフィットを差し切れず、1馬身半差の2着となった。

2月27日、中6週で迎えた32戦目は、観梅特別（川崎ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で森泰斗騎手（10戦2勝）。14頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったロンドンアイに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。