トウショウノーティ（2003年生、母ダイアントウショウ）

トウショウノーティ（2003年4月19日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋やんちゃ者」。毛色は芦毛。種牡馬のヴィクトリースピーチ（当時10歳）と交配したダイアントウショウが9歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者はトウショウ産業（株）トウショウ牧場。戦績は、中央平地17戦2勝2着3回、中央障害2戦0勝、地方12戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は2007年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

戸田博文厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2005年）

12月11日、デビュー戦は菊沢隆徳騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中京芝1800m 曇/良）に出走。馬体重は508kg。10頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では脚が残っておらず10着に終わった。

3歳（2006年）

2月12日、中8週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で菊沢隆徳騎手（1戦0勝）。14頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。端に立ち、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天授の負けん気を発揮してゴールまで頑張り、5着を確保した。

4月8日、中7週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（福島ダート1700m 雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で菊沢隆徳騎手（2戦0勝）。15頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。端をきる形となり、やや速いペースで馬群を牽引。先頭のまま5馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では逸出した伸び脚で驀進したが、ローレルエルドラドに交わされて1馬身1/4差の2着となった。

5月7日、中3週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1800m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で菊沢隆徳騎手（3戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、リードを2馬身以上確保して、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では迫力満点の伸び脚で猛進したが、マチカネセイカイハに半馬身交わされて2着に敗北した。

6月3日、中3週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で菊沢隆徳騎手（4戦0勝）。16頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚を伸ばせず7着に敗れた。

7月1日、中3週で迎えた6戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1700m 曇/不良）に出走。13頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のシルククローチェに1馬身半の差をつけて未勝利戦を制した。

11月11日、約4か月半の休み明けで迎えた7戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1700m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（1戦1勝）。15頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。先手を取り、忙しいペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフさで最後まで踏ん張ったが、ナスケンウインドに交わされて2馬身差の2着に敗北した。

11月19日、連闘で迎えた8戦目は、3歳以上500万下（東京ダート2100m 雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で中舘英二騎手（2戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、後続との差を2馬身以上保って、やや緩いペースで馬群を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。最後は勢いを失って9着に敗れた。

12月23日、中4週で迎えた9戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で中舘英二騎手（3戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、後続との差を2馬身以上保って、やや緩いペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は勢いを失って11着に敗れた。

4歳（2007年）

3月3日、中9週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下（中山芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は菊沢隆徳騎手（5戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて1番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、後続との差を2馬身以上保って、スローペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが利かず、4着に終わった。

4月7日、中4週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菊沢隆徳騎手（6戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、後続との差を5馬身以上確保して、些か速いペースで集団を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では不屈の闘志でバテることなく粘り続けて、最後は2着のテイエムセイランに2馬身の差をつけて2勝目を獲得した。

5月5日、中3週で迎えた12戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の六社特別（東京芝1600m 晴/良）に出走。17頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はガス欠状態になり13着に敗れた。

10月14日、約5か月半の休養明けで迎えた13戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京芝1600m 曇/良）に出走。15頭立ての5番人気で大外15番ゲートからスタート。ハナを切り、リードを2馬身以上保って、少し遅いペースで集団を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が悪くなり14着に敗れた。

10月28日、中1週で迎えた14戦目は、3歳以上500万下（福島芝1800m 晴/重）に出走。鞍上は菊沢隆徳騎手（7戦1勝）。15頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、ハイペースで集団を牽引。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は脚色が鈍り14着に敗れた。

5歳（2008年）

1月12日、約2か月半の間隔を開けて迎えた15戦目は、4歳以上500万下（中山芝2000m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で菊沢隆徳騎手（8戦1勝）。16頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では余力が残っておらず13着に敗れた。

6月28日、約5か月半の休養明けで迎えた16戦目は、穂苅寿彦騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝1700m 曇/良）に出走。14頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。端を奪う形となり、後続との差を2馬身以上キープして、やや速いペースで馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は垂れてしまい13着に終わった。

8月9日、中5週で迎えた17戦目は、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で穂苅寿彦騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。競走中止となった。

11月1日、約3か月の間隔を開けて迎えた18戦目は、障害3歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は3戦連続で穂苅寿彦騎手（2戦0勝）。14頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。14着に敗れた。

11月9日、連闘で迎えた19戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は菊沢隆徳騎手（9戦1勝）。15頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線では決め手が足りず15着に敗れた。

6歳（2009年）

1月8日、中8週で迎えた20戦目は、山口達弥騎手を鞍上に迎えて、平成盃（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。11頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では決め手が足りず7着に終わった。

1月26日、中2週で迎えた21戦目は、昇龍特別（川崎ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山口達弥騎手（1戦0勝）。11頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず7着に終わった。

2月3日、連闘で迎えた22戦目は、立春特別（船橋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で山口達弥騎手（2戦0勝）。10頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が上がってしまい7着に終わった。

4月7日、中8週で迎えた23戦目は、前野幸一騎手を鞍上に迎えて、アクアマリン特別（金沢ダート1700m 晴/良）に出走。11頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには参加できず7着に敗れた。

5月4日、中3週で迎えた24戦目は、アクアマリン特別（金沢ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で前野幸一騎手（1戦0勝）。11頭立ての8番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず10着に終わった。

5月17日、中1週で迎えた25戦目は、中川雅之騎手を鞍上に迎えて、キャッツアイ特別（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。8頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のマリンペガサスに2馬身の差をつけて久しぶりに美酒を浴びた。

6月2日、中1週で迎えた26戦目は、鬼束亮騎手を鞍上に迎えて、ロベリア賞（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚が振るわず11着に敗れた。

6月15日、中1週で迎えた27戦目は、江川伸幸騎手を鞍上に迎えて、アクアマリン特別（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では見せ場を作れず8着に敗れた。

6月30日、中1週で迎えた28戦目は、アクアマリン特別（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で江川伸幸騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚色が悪くなり7着に敗れた。

7月14日、中1週で迎えた29戦目は、アクアマリン特別（金沢ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で江川伸幸騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したサクラマキを捕まえ切れず、3馬身差の2着となった。

7月27日、中1週で迎えた30戦目は、アクアマリン特別（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で江川伸幸騎手（3戦0勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では伸びが劣勢になり8着に敗れた。

8月23日、中3週で迎えた31戦目は、吉田晃浩騎手を鞍上に迎えて、キャッツアイ特別（金沢ダート1700m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。端をきる形となり、後続との差を2馬身以上キープして、で馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はバテてしまい7着に敗れた。